この本が出版された2000年頃、アメリカ留学をしていたとき、読んだ。
しかし、その後20年間、この本の内容をあまり実践できなかった。
20年遅れたが、今から、この本の内容を実践する。
金持ち父さん貧乏父さんの続編。
E(従業員), S(自営業者), B(ビジネスオーナー), I(投資家)の4つの区分けがわかりやすい。
20年前はこの本以降の続編も読んだのだが、今は、金持ち父さん貧乏父さんと、このキャッシュフロー・クワドラントの2冊を読めばいいと思っている。3冊目以降はネットワークビジネスの本っぽいので。
P10 :水を運ぶ仕事の話。1人はバケツで水を運んだ。もう1人はパイプラインで水を運ぶシステムを完成させ会社を興した。
P13:いま情報時代の夜明けを迎えている。どんな時代よりも多くのチャンスを与えてくれるだろう。
P19:経済的自由を手に入れるために使ったのは大学で学んだ知識ではない。
P19:必要なのは、夢と決意、短期間で学ぼうとする意欲、与えられた資産を適切に使う能力と自分の収入をCFクワドラントのどこから生み出したらいいか見極める能力だ。
P23:お金やほかの人を自分のために働かせる方法を学べば、自分はもっと大事なことができる。
P23:子供と過ごす。健康を維持する。
P25:金持ち父さんは、成功を収めれば収めるほど自由な時間が増えていった。
P31:EからBに移ろうとしたとき、貧乏父さんは居心地のいいEクワドラントに戻ってしまった。
P32:クワドラントを変えるには、自分の本質、考え方を変えなければならない。
P32:その人の言葉を聞けば、魂を見たり感じたりできる。
P37:もっと大事なこととは、たとえば考えるといったこと。
P40:実際にBに移れるのはごく少数だ。
P41:ほんとうにやりたいのは製品をつくることか?ビジネスシステムを作ることか?
P42:マクドナルドよりすぐれたビジネスシステムを作ることができますか?
P43:投資家はお金でお金を作り出す。
P44:SではなくBのビジネスに時間をかけた理由は、他人の時間を使うことから得られる長期的な利益に気づいていたから。
P44:株式トレーダーは投資家ではない。Sクワドラントに属する。
P52:お金にお金を生ませる方法をマスターすれば、毎朝起きて仕事に行かなくてもよくなる。
P63:リスクを全く背負わずに金持ちになった人はほとんどいない。
P72:安定や自由を求めているのに、目標を達成することなく職を転々としている人はたくさんいる。
P74:4つのクワドラントで一番難しいのはSクワドラントだ。
P90:システムと製品の区別も知らないようなEやSに投資するのはリスクが大きすぎる。
P92:Bクワドラントに移るときは、ビジネスシステムを所有し、あなたの代わりにシステムを動かしてくれる人を雇う。
P92:ビジネスシステムは自分で作り出してもいいし、買ってもいい。
P109:レベル0の投資家:投資のためのお金をまったく持っていない。
P110:レベル1の投資家:お金に困ると借金する。
P112:知り合いでレベル1の投資家はいるか?
P112:レベル2の投資家:お金を貯めてから使う。
P114:知り合いでレベル2の投資家はいるか?
P114:レベル3の投資家:投資の必要性を認識している。401k、投資信託、株式、債権に投資をしている。投資については教育を受けていない場合が多い。
P120:レベル4の投資家:長期的投資家。投資の必要性をはっきりと認識している。長期計画も立てている。
P120:できるだけ速くレベル4の投資家まで到達しろ。机に向かって計画を立て、消費癖を抑制し、借金・負債をなくし、収入の範囲内で生活する。
P121:レベル4での投資は、上級者向けの投資には手を出さず、堅実な株と投資信託に投資するのがいい。ヴァンガード・インデックス500などはちょうどいい。
P121:一発で大儲けできる大きな取引をねらって待ち続けるのはやめろ。
P121:お金をつぎ込むと学習効率がぐんと上がる。
P123:知り合いでレベル4の投資家はいるか?
P123:レベル5の投資家。洗練された投資家。レベル4の投資家よりもリスクの大きい投資をする余裕がある。お金に関するよい習慣を身につけていて、しっかりとした財政基盤を持ち、投資の知識もある。分散投資ではなく、焦点を絞ってとうしする。長期にわたって勝ちを続けた経験もある一方、負けも経験しているので、間違いからでなければ学べない知恵も持っている。
P126:レベル6の投資家:真の投資家。
P128:自分はどのレベルの投資家か?
P129:将来なりたいのはどのレベルの投資家か?
P130:レベル5、6の投資家になる人は、まずレベル4の投資家にならなければならない。
P138:投資そのものは危険ではない。無知が危険なのだ。
P140:自分のためになることは自分で探さなければならない。
P150:資本主義とはだれがだれに借金しているということだ。
P155:肝心なのは他人が自分からお金を借りるようにすること。
P159:事実と証明できないものは意見。
P159:Due Deligenceとは、どれが意見でどれが事実かを見極めること。
P160:ウォーレン・バフェットの言葉。「ポーカーをやり始めて2お分立ってだれがカモかわからない人は、自分がカモだ。」
P166:左側から右側のクワドラントに移る時に一番難しいのは、それまでのお金の稼ぎ方を断ち切ること。
P166:お金を作り出すための自分自身のシステムを作る。
P167:Eはシステムのために働く。Sは本人がシステムとなって働く。Bはシステムを作り出して管理する。Iはシステムに投資する。
P168 :保証された生活を求めている自分が、自由を求める自分と戦っている。
P169:ビジネスを作るのは情熱だ。
P173:雇われるのではなく自分でビジネスを持てるようになる。
P185:このハイテク時代において、富を気づくための原則はかわらず単純でローテクだ。
P185:富を手に入れるために学校に行く必要はない。金持ちになることは、ロケット工学のように複雑なものではない。
P185:金持ちになりたかったら、頭を使え。みんなの考えについていくのではなく、自分で考えろ。
P188:金持ち父さんは何年ものあいだ質素な暮らしをしてきた。
P189:左側から右側のクワドラントに移るためには、どう考えているかが大事だ。本質的なところでどんな人間かが大事だ。
P189:ありがたいことに、自分の考え方を変えるにはお金はかからない。
P192 :危険を冒し、間違いを犯して、そこから立ち直った人の方が、間違えないことだけ学んできた人よりも成功する確率が高い。
P202:最初からうまくいく確率はほどんどない。
P203:失敗は成功へのプロセスだ。
P250:金持ちは、長期的なプランを持ち、複利の力を利用している。
P258:情報時代には、物理的に一番働いている人の収入が最も少ないのが普通になるだろう。
P266:経済状況について、5年後の長期目標と、1年後の短期目標を建てる。どちらの目標も実現可能なものにする。
P269:きみの負債はだれかの資産だ。
P272:キャッシュフローの管理に問題がある場合は、いくら収入が増えても問題は解決しない。キャッシュフローを管理できない人間ができる人間のために働く。
P272:お金の使い方を管理するための計画を紙に書く。借金を減らす。収入の範囲内で生活する。
P275:投資は危険だ、ではなく、無知であることが危険だ。
P276:金持ちは、一生懸命働くことではなく、資産を獲得するために働く。
P287:ビジネスブローカーに、いま売りに出ているビジネスがないか聞く。
P288:重要なのは不労所得。
P297:人は困ると人のせいにする。
P298:失望は学習の大切な一部だ。
P298:すべてが思い通りにいくと思っているのは愚か者だ。
P299:ビジネスオーナーや投資家は、成功には時間がかかることを承知の上でそれを始める。
P300:全部の答えなど出るわけがない。ともかく始めてみることだ。
P302:負けを経験してこそ勝つことができる。
P302:最初は小さく始める。
P302:いくらかでもお金をつぎ込むと、知性がぐんと伸びる。全財産をつぎ込んではいけない。
P304:短所は自分がそう思ったときだけそうなる。
P310:目標を立て、毎月いくら、どれくらいの器官投資を続けたらいいか、現実的な利率を元に計算する。目標は、「○○歳で仕事を辞めたい」「毎月○○万円必要」といったこと。
■金持ちになるための早見表
・教育
勝ちがあるのは「世渡りのための知恵」を学ぶ教育だけ。
周りの人から独学によって得られることが多い。
・最も価値がある資源
時間
・働く理由
お金が働いてくれるので働く必要がない。
・財政状態の指標
不労所得が支出を上回ること。
・問題解決の考え方
答えは1つでなくたくさんある。
・人に委託することについて
基礎を知らなければ痛い目にあう。