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ゼネコンのメモ

ゼネコンのメモ。

【ゼネコン】特許資産規模ランキング トップ3は竹中工務店、清水建設、鹿島建設(2022/12/13)

弊社はこのほど、独自に分類した「ゼネコン」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ゼネコン業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2021年4月1日から2022年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。

その結果、1位 竹中工務店、2位 清水建設、3位 鹿島建設となりました。

【ゼネコン 特許資産規模ランキング2022 上位10社】

順位企業名特許資産規模
(pt)
特許件数
1
竹中工務店5,613.1312
2
清水建設5,069.3224
3
鹿島建設4,981.1202
4
大成建設4,980.7209
5
大林組2,590.2160
6
フジタ1,722.665
7
五洋建設1,259.358
8
奥村組1,243.743
9
熊谷組1,234.971
10
戸田建設1,228.153

 

1位 竹中工務店の注目度の高い特許には「逐次非線形性を有する非線形入出力システムを解析対象とする場合に、観測データから非線形入出力システムの入力データを推定する方法」や「木質の耐震壁を用いつつ必要耐力を得ることができる建物」に関する技術が挙げられます。

2位 清水建設は「簡単な入力操作のみで、必要な環境振動解析用プログラムの提示を受けられる建物設計支援システム」や「高性能な免震性能を備え、より大きな地震動に対応可能な免震構造物」などが注目度の高い特許として挙げられます。

3位 鹿島建設の注目度の高い特許には「桟橋等を容易に構築できる橋梁構築方法」や「土木構造物の効率的な締固め方法」が挙げられます。

4位の大成建設は「低コストで、建物下面と杭との接合部分に作用する大きな水平荷重に抵抗できるコンクリート杭」、5位の大林組は「ガイドレールに取り付けられる溶接ロボットを用いて、多様な形状の多角形鋼管を効率的に溶接できる溶接方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。

【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。

経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。

※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2022年6月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

【ゼネコン】他社牽制力ランキング2021トップ3は清水建設、大林組、大成建設(2022/6/9)

株式会社パテント・リザルトは6月9日、「ゼネコン業界」の特許を対象に、2021年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「ゼネコン業界 他社牽制力ランキング2021」をまとめました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

集計の結果、2021年に最も引用された企業は、1位 清水建設、2位 大林組、3位 大成建設となりました。

1位 清水建設の最も引用された特許は「予め設定した場所とは違う場所で建物検査を行う際の検査支援装置」に関する技術で、鹿島建設や高砂熱学工業などの計4件の審査過程で引用されています。このほか「ARマーカを用いずに撮像画像と仮想画像を合成し、正確な竣工イメージを表示する合成画像表示システム」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、大林組などの計3件の拒絶理由として引用されています。
2021年に、清水建設の特許による影響を受けた件数が最も多い企業は竹中工務店(45件)、次いで大成建設(23件)、鹿島建設(20件)となっています。

2位 大林組の最も引用された特許は「梁端接合部の構造耐力を向上できるH形鋼製梁の梁端接合部構造」に関する技術で、竹中工務店などの計3件の審査過程で引用されています。このほか「トンネル支保材の連結構造」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、前田建設工業の計3件の拒絶理由として引用されています。
2021年に、大林組の特許による影響を受けた件数が最も多い企業は竹中工務店(39件)、鹿島建設、清水建設(いずれも23件)です。

3位 大成建設の最も引用された特許は「空間の温度などの環境物理要素の3次元空間分布をリアルタイムで把握できる空調環境モニタリングシステム」に関する技術で、三菱電機の計4件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2021年に、大成建設の特許による影響を受けた件数が最も多い企業は竹中工務店(48件)、次いで鹿島建設(29件)、清水建設(21件)となっています。

4位 鹿島建設は「異なる作業を行う複数の建設機械を自動運転で作業させることができる建設機械の施工方法」、5位 竹中工務店は「トンネルなどのコンクリートの健全性を、走行しながら非接触で検知し、その剥落危険度を総合的に判断するコンクリート欠陥検査装置」が、最も引用された特許として挙げられます。

***

■ランキングの集計対象
日本特許庁に特許出願され、2021年12月までに公開されたすべての特許のうち、2021年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2022年4月15日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

【ゼネコン】特許資産規模ランキング(訂正版) トップ3は鹿島建設、清水建設、大成建設(2021/1/18)

弊社はこのほど、独自に分類した「ゼネコン」業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「ゼネコン業界 特許資産規模ランキング」をまとめました。2019年4月1日から2020年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計しました。

その結果、1位 鹿島建設、2位 清水建設、3位 大成建設となりました。

【ゼネコン 特許資産規模ランキング2020 上位10社】

順位企業名特許資産規模
(pt)
特許件数
1
鹿島建設5,034.2206
2
清水建設3,581.5161
3
大成建設3,518.0169
4
竹中工務店3,314.4148
5
大林組2,733.1147
6
フジタ1,583.548
7
奥村組1,016.540
8
安藤ハザマ954.842
9
三井住友建設893.135
10
前田建設工業808.539

1位 鹿島建設の注目度の高い特許には「トンネル支保工の構築方法」や「簡便な工程で効率的に廃水中の窒素を除去する方法」が挙げられます。

2位 清水建設は「鋼繊維混入率が高いながらも、間隙通過性及びひび割れ抵抗性に優れた超高強度コンクリート」や「ズリ出し作業に要する時間を短縮することのできるトンネルの急速施工方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。

3位 大成建設の注目度の高い特許には「気泡シールド工法および起泡材水溶液」や「鉄筋コンクリート壁柱の補強構造」が挙げられます。

4位の竹中工務店は「燃代層の燃焼熱を燃止層に吸収させる熱吸収性能を向上させた木質構造部材」、5位の大林組は「カラムを安定して設置するとともに、容易に移動可能にする室内構造ユニット」などが注目度の高い特許として挙げられます。

 

■訂正内容(1月27日追記)正誤表:ゼネコン.png【ランキングの集計について】
特許資産の規模とは、企業が保有する特許(特許庁から特許登録が認められ、失効や権利放棄されていないもの)を「特許資産」としてとらえ、その総合力を判断するための指標です。特許1件ごとに注目度に基づくスコアを算出した上で、それに特許失効までの残存期間を掛け合わせ、企業ごとに合計得点を集計しています。注目度の算出には、特許の出願後の審査プロセスなどを記録化した経過情報などを用いています。

経過情報には、出願人による権利化への意欲や、特許庁審査官による審査結果、競合他社によるけん制行為などのアクションが記録されており、これらのデータを指数化することで、出願人、審査官、競合他社の3者が、個々の特許にどれくらい注目しているかを客観的に評価することができます。

※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年9月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる特許が含まれる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。

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