マンガ

マンガから学ぶ人生哲学:インベスターZ編

年収チャンネルで紹介されていたので読んだ。
面白くて、投資、経済、お金の勉強になる。

第1巻

プレイヤーなのに勝負がついてから実はルールをよく知りませんでしたは通用しない

この世で一番エキサイティングなゲーム、金、投資

投資に比べたら学校の勉強なんて屁みたいなもんだ

的外れなところで頑張ることに価値なんてない

投資に勉強なんて必要ない

投資にルールなんてない、安く買って高く売るこれしかない
要するにかんと度胸だけ
ギャンブルだよ

投資は遊び、ゲーム、マネーゲーム

リスクの分散
通常は最大でも元金の10%が上限、普通は5%

金は人なり
人は金なり

人間はお金によって考える時間を獲得した

お金が人を人にした

お金は知らないもの同士言葉が通じないもの同士を結びつけられる有事の道具

お金で人は人を信じるようになった

アテナイのコインはなぜ広まったか
これは発行元のアテナイがその品質を保証したから

ローマ帝国は経済発展に合わせて様々なコインを乱発
資金繰りが追いつかずついに禁じ手を使った
それは銀貨の順路を下げるということ

当初98%の純度を保っていたが50%40%と徐々に低下し最後は2%にまで下がってしまった
残ったのは刻印だけ
こうして社会を存在しない価値を信用する時代に突入する
人類は架空の富を築く歴史の幕を開けてしまった

人類の歴史は金との格闘と言っていい
なんとか金は人工的に作れないかと人々は本気で技術開発を続けた
しかし18世紀に入ると錬金術の研究は急に下火になっていく
おそらく作業所の誰かがポツリとこう言った
これ紙でいいんじゃね?

みんな国営しか信用しないんだからだったら紙刷っちゃえばいいじゃん
これなら金が好きなだけできちゃうもんね

銀行は座っているだけでお金がザクザク入ってくる

銀行とは体裁の良い金貸し

銀行はまさに現代の錬金術を考え出した
それは金貸し

借主は借用書を差し出し銀行金を渡す
銀行はその借用書の価値を担保にして金を発行する
元金から何倍もの金を生み出しさらに人に貸す

銀行は金が金を生む仕組みを手に入れた
これは現在まで全く変わらない

金は魔法だ
お昔人間が人間にかけた魔法なんだ

大切なことはどれだけユーザーのことを考えるかどうか

株に自分の考えなんかいらない
株は法則でやれ

第2巻

株は法則でやれ
一番初歩的なのが利食いと損切り

俺たちが守るのはこの道塾だ
企業がどうとか応援したいとかそんなものはどうでもいい

自分の一切の感情を捨てろ
自分を信じるな
自分の上に法則を置け
法則こそが神

利食いと損切り
通常のラインは利食い20%損切り10%

幸運は最初に来る
次から運じゃない
戦略と法則

議論というものは個人のこだわりを生み出してしまう
そのこだわりが致命傷となる
こだわりを持てば投資は必ず失敗する
つまり株はルールでやれ

過去は全て忘れて今保有している株を改めて見る
上がりそうもない株はさっさと売って現金にして他に投資する
損切りは消して心配ではない
むしろ次の成功のためのチャンスと思え

現金なんてただの紙くず
そのままにしておくと大損するぞ
現金のままにしておくと投資のチャンスを逃していることになる

株は入り口にあらず出口にあり
株を買うことより売ることを考えろ

ちゃんと考えて事前に利食いのポジションを決めておけばもっと利益を出せた

株に限らず物事には出口戦略が絶対必要

結果が欲しいなら入り口ではなく先に出口を考える
これはもはや世の中のルールと言っても過言じゃない

投手を勉強しても何の意味もない
なぜなら投資は勉強できないから

投資の勉強とは正解を知ることではない
問題を作ること
その問題を誰よりも先に解くこと

投資に一番大切なことは未来を予測する力
社会の人々を幸福にするために将来どういう問題を解決すれば良いか
これを想像して自分で答えを導き出すこと

投資とはいかにミスをしないか

成功するためには体力が必要だ
成功と書いてハードワークと読む
何かことをなす人間は総じてものすごく働く
働くためには強い体を持たなくてはいけない
何でもいいから好きなスポーツを見つけて続けてやるようにしろ

空売り
将来値下がりしそうな株を証券会社から借りて売り値下がりした時点で買い戻し利益を狙う手法

株はボロ株を見ろ

お前は金を掘りに行くやつか?
金が出たと聞いたらスコップおかしいで掘りに行くバカか?

ゴールドラッシュで一番儲けたやつは誰か
ちょっと考えればわかるだろう
スコップやツルハシを売った人
掘るための道具を売った商人
寝泊まりするための宿や酒と博打を提供した酒場の主人
大量の人員と物資を運ぶために鉄道した実業家

金持ちとは社会のブームを利用して稼ぐやつのこと
金が出たからと言って大勢の人の後にくっついて金を掘ったやつに金持ちはいない

円安で輸出関連が上昇する
しかしスコップを担いで山に登ったのではもう遅い
良質な鉱脈はすでに掘り尽くされている
円安による輸出向上で一番儲けたやつは誰か
それは円高の時に輸出関連を買ってたやつ
つまり円高で不振の輸出株がボロ株と言われ誰も見向きもしない時そのボロ株を買い集めてせっせと仕込んでたやつ

投資とは宝の山に群がることではない
荒野を宝の山に変えることだ

資金をいつでもマーケットに投入できる体制を整えた上で勉強したりあれこれ考えは巡らせること
それは一刻も早く始めた方がいい

投資の世界ではあらゆる局面においてタイミングの判断が非常に重要
株を買うのはどのタイミングで始めたらいいのか
考えを尽くして時期と銘柄、金額の見極めについて自分なりに納得がいくようになったら

投資は考えることが全て

例えば2009年欧州債務危機と呼ばれる事態があった
ユーロ圏のいくつかの国の財政状況が悪く言うのが売られていた
その頃有望な投資先を聞かれるとドイツ企業だと答えていた
ドイツもユーロ圏の国なのだから経済が苦境なんじゃないかと驚かれたがそれは違う
ユーロ安になると輸出比率が高いドイツの自動車メーカーは国際競争力が強くなる
つまりはドイツ銘柄が買いということ
このように自分の頭で考え論を進めていく行為自体が面白い

ポイントは自分で自分なりに考えるということ
信じて後悔しないのは自分の理論だけなのだ

調べたり考えたりする際に気をつけるのは知識の増加を目的としないこと
本やネットですぐに得られる情報や数値の蓄積はコンピュータに任せておけばいい
それよりも投資家が養うべきは大局観
物事の大きな流れを見極める力だ

グローバルな政治経済社会がどうなってるか全体像を把握する
私たちは生きるこの世界はこれまでどう動いてきて今はどこにいてこれから先どうなっていくのかも理解し予測する
そうした知能の働かせ方こそ大局観を身につけるということである

正しい自分なりの大局観冷静を持てば連戦連勝の投資家になれるほど単純ではない
経済状況や株式相場が1年後にどうなっているか正確に見通すことは誰にもできない
投資とはそもそも不確実な要素がたっぷりと含まれたものだ

将棋のプロ棋士はよほどのことがなければ素人に負けない
盤上駒の動きの動きによって勝負が完結するので予測もつかない不確実要素が入り込まないからだ
そういうタイプのゲームでは熟練している側が圧倒的な優位に立つ

一方でポーカーのようなカードゲームは事情が異なる
どんな札が手元に来るか、次にめくられる札は何かは、運に任せるしかない
すると熟練者が必ず勝つわけではなくなる
その後のプロでも勝ち越せればいいという戦略を取らざるを得ない

株式投資はどちらかといえばポーカーに近い
不完全な情報、不確実な調整の中からより角度が高いと思われるものを選択していく
全て勝とうなどとは意味思わずなんとかを勝ち越す方策を考える
そんな心構えが投資をしていく上でのポイントである

実際の経済を見ていると大抵は理屈で説明できないことによって動いていると実感する
株式相場も同じだ
いくつできれいに説明できる部分はせいぜい2割程度である
残りの8割は人の力ではどうしようもないところで動きそれゆえ正確に予測することができない
だからと言って諦めてしまってはおしまいである
2割は理屈で動くのだ
ここに頼って考えを進めるしかない

あんまり勉強ばかりだと視野が狭くなってしまうので注意が必要
時には分け目を振るぐらいでちょうどいい
テレビや映画を見たり街中を散策してみたり友人知人とじっくり話し込んでみたり
そうした何気ない行動にこそ社会や経済の流れを読むヒントが含まれている
心にゆとりがないと人は道を誤りやすい
投資をする上で心の安定は欠かせない要素である

初心者ほど失敗時のゲームプランを準備していない
自分のシナリオが現実とずれた時心理面でも実際の行動においてもプランBを用意しておくべきだ

投資に勝つためには1歩だけ先を見るという姿勢が大切である
2012年政権が変わりアベノミクスが始まる少し前に、相場は今が底。今後に期待が持てるとリポートを発表した
実際翌年から相場は上向いた
なぜ当てられたか
1個だけ先を見たからだ

一つ一つの事象は目新しくないし誰にでも得られる情報ばかり
だがそれらをまとめて眺め私自分なりによく考えてみれば少し先のことの予想は立てられる
ずっと先の相場や世の中がどうなるかは分からない
だが一歩先のことなら手掛かりはなんとかにつかるものだ

取材を進める中で見つけた面白い投資本を紹介
臆病者のための株入門
普通の入門書とは異なり専門用語や現在の経済情勢を解説した箇所は少ない
しかしこれを読むことで株の世界に足を踏み入れるための必要な知識を身につけることができる
株式投資はギャンブルだと言い切る著者に大きな刺激を受けた
他の本では触れられないタブーにどんどん切り込んでいく姿勢がすごい

第3巻

バフェットは祖父が食料雑貨店を営んでいた関係で商売に目覚めた
6歳の時に店のコーラ6本入りパックを25セントで購入し1本5セントでバラ売りして儲けた
全部売れれば30セントになるから20%の利益率になる
6歳にして20%のリターンを獲得

また5種類のガムを組み合わせて色々な味が楽しめるセットを作り高い値段で販売した
小さい頃から付加価値をつければ高値でも売れて利益が得られることをすでに理解していた

11歳の時に株式投資を始める
シティサービスという銘柄を自己資金で購入する
購入価格は一株38ドルだった
バフェットは40ドルになった時点で売ることに成功
これが投資で得た初めての利益となった
しかし数年後にはその銘柄は200ドルまで上昇した
投資には忍耐が重要であることを学んだと語っている

14歳の時に新聞配達のアルバイトをする
そこで当時のサラリーマン並みの月収を叩き出した
最初に配っていたワシントンポストの新聞だけでなく他社の新聞雑誌の配達も引き受けた
さらに配達先の家で御用聞きまでして必要な日用品まで届けていた
つまりバフェットは与えられた仕事をこなすだけでは終わらせずにチャンスを見出してビジネスと進化させた

大学を出たバフェットはプロの意見を押し切り1万ドルの自己資金75%をグレアムの会社に投資する
すると1年後にその株価は倍になった

ここからバフェットの伝説が始まる
1万ドルから14万ドルまで増やしたバフェットは周りの人に声をかけ資金をさらに集める
友人や家族とパートナーシップを組んで資産運用したバフェットは31歳で自己資金を100万ドルまで増やす
29歳の時資金が2500万ドルまで増大したのを気にさらに大規模な投資を始める

自分が会長を務める株式会社バークシャーハサウェイを通じて投資を続け、コカコーラアメリカンエキスプレスウォルマートといった銘柄を購入し、50歳の時に6億ドル、63円の時に40億ドル、83歳の現在は470億ドルと世界の億万長者にまで上り詰めた

何よりもバフェットがすごいのは彼の欲の無さ
住んでいる今60年以上前に買ったもの
贅沢な食事は好まない

どうしてお金を使わないのに投資で金儲けができるんだろう?
バフェットの思想に、人々がそれぞれの最も得意とする分野でできるだけ長く一生懸命働けばそれだけ社会が富む、というのがある
バフェットは自分の得意分野が投資であることを十分に理解している
だから80歳を超えた現在でも投資を続け社会貢献という使命を果たし続けているのだろう

バフェットは、分散投資は無知に対するリスクヘッジだと言っている
1社に絞るんじゃなくてAもBもCも買っておけばAが損を出してもBで補えるかもしれないからリスクは少ない
しかしこれは企業研究や情報収集をしない投資家の無知で安易な逃避行動であると切り捨てている
それは返せば事故に確固たる信念を持てるまで徹底的に企業をリサーチせよってこと

バフェットは、リスクとは自分が何をやっているかわからない時に起きる、と言っている
また、その企業について論文を1本を書くなければ株を買ってはいけない、とも言っている

企業が起こす革命には2つの種類がある
それは動と静だ

動とは驚き
世界が驚嘆する画期的な商品を発売すること

静とは静寂
これは世の中を騒がせることはない
静かに日常に溶け込み世界を変えていく
真に優秀な企業とは静かに社会を動かす
派手な話題は発信しないが顧客の立場になって細かい改善を行い業績を伸ばし堅実に成長し続ける

1730年
江戸時代の日本にはアメリカのシカゴで誕生する100年も前に商品取引所が存在していた
当時大阪に行ってもらっていた現物の米は200万石
2時間で120万石の取引があったと井原西鶴は記している
なぜこんなことができたのか?
これは現存していない米が売買されていたということ
大阪では信用取引という現実にない商品を売買する仕組みが世界に先駆けて発明されていた
そこで1300人の現代で言うトレーダーが、一手千両の花が咲く、と表現されるほど儲け市場は活況を呈していた
日本人は世界に先駆けて投資のシステムを開発しまく運用していた

昭和10年代日本は日中戦争から太平洋戦争へと突入していく
この時を境に日本は投資から貯蓄の国に変わった
戦争に勝つために国民はせっせと貯金せよ
当時の政府のこのプロパガンダのせいで日本人は投資から遠ざかってしまった

1930年代日中戦争から太平洋戦争にかけて日本は戦費調達にとても困っていた
当時の大蔵省は昭和13年国を上げての貯蓄奨励キャンペーンを展開した
貯金しない非国民というレッテルを貼られることを恐れ国民の多くは手持ちの現金をせっせと金融機関に貯金した
戦争が長期化すると思った資金が必要となり昭和16年には国民貯蓄組合法という法律まで作って全国民に貯金を強制した
国民の財産を全て投入したにもかかわらず結果は敗戦に終わる
大量発行した国債は紙くず
国は無一文になり破綻した

早急に国を建て直すため政府はまた同じ手法を使う
ここで力を発揮したのが郵便局
郵便局ネットワークは国営の集金マシンとなってお金をかき集めた
その資金で国は公共事業を後押しした
これにより焼野原だった日本はインフラが整備され産業も再開し戦後の復興を遂げた

約80年以上にわたって貯金し続けた国民はお金は金融機関に預けるものという習性がしっかり体に染み付いてしまった
俺は国にとっては都合がいい
相変わらずせっせと貯金をしてもらい金融機関に国債を買わせれば戦前と同じように愚策にも入れお金は使える
貯蓄から投資になってスローガンを政府は打ち立てていたがそれもすぐ下火に終わる
国民は貯金をして役人がそれを使う
この図式を壊したくないのが本音

銀行ってお金を借りるのがめんどくさい
担当とか保証人をつけろとか日本の銀行って難癖つけて融資したがらない

日本は13世紀から約700年も無尽をやっている
無尽講と言って庶民の間でお金を融通し合う一種の小口金融みたいなもの
もちろん商人や事業者の間でも盛んに行われていた
もともとはそんなくらいの災害や病人が出た時の困窮者救済が目的だったけどだんだん事業進行支援的な役割も出てきてベンチャーキャピタルのような意味合いも持つようになった
地方経済においてはこのシステムが果たして役割を大きく現在の地方銀行や信用金庫には無尽を起源とする金融機関も少なくない

意外と日本人は投資が上手かった
江戸時代の日本に世界最先端の米市場があったように、もともと日本には投資的要素を持った仕組みが庶民な生活の中に組み込まれていて、投資金融と言っても株式会社中央銀行のような西洋から輸入したシステムが全てではない
日本人は日頃から投資を意識した生活を送ってきた
昔の日本人は個人の判断でリスクを取ってきて社会生活を営んできた

しかし現代の日本人は国に判断を委ねた生活を送っている
将来は不安でしょうと脅かされてせっせとお金を銀行に預ける
貯まった資金は国際購入に回され無駄な事業にジャブジャブ注ぎ込まれているととも知らずに

現代は国土全体の基盤はほぼ整備された
もう国が主導して一手に資金を集め全国にばらまく時代はとっくに終わった
これからは個人が有望な企業を見つけて直接資金を投入する時代
企業を育てる、優秀な企業がたくさん増える、その方が国を発展する

年配者からは国が施した貯金の刷り込みを剥ぎ取ることはできない
時すでに遅し
しかし君たち若者はまだ間に合う
自立した個人として生きる
自分を大切にしたいなら投資をしなさい

どんな株を買わなくてはいけないのかはっきりと分かった
大きな利益を上げる秘訣とは現在の株式市場に意義ありと申し立てること
みんながすでに評価してしまっている株を買っても意味がない
なぜなら市場の評価がはっきりしていて流動性も高い株は割安ではないからだ

みんなが安いと思ってる株にそうではないと異論を堂々と展開すること
一般的な評価が現実より低く積まれている株を正当に評価すること
それが本当の投資

確かにセブン&アイは有料な銘柄
長期保有して5年後10年後の楽しみとするには最適
しかし年で8%という明確な目標がある
この数値をクリアしさらに上を目指すことが使命
そのためには冷静に深く企業を分析しファイティングスピリットを持って挑戦するんだ

料金が高いから安心って単純すぎやしないかな
何でもすぐ大手って決めるのがお父さんらしいな
お父さん何でも一番値段の高いものを選ぶでしょ
あれ僕よくわかんないんだよね

なんでお父さんみたいな人多いのかも
ブランドだけ信用して価値みたいな

こうして見てみると警備会社と契約して多いんだな
警備会社のビジネスモデルって一度家に装置を取り付ければ後はずっと着きたいで固定の収入が入るわけでしょ
途中で契約する人はほとんどいないだろうし
値下げもないからみんな死ぬまで一定の金額を払い続けてくれる
これはいい商売だな
警備会社調べてみると面白そうだ

システムを家に設置して終わり、それだけじゃない、警備会社はきっといろんな企業努力をしているはず
セブンイレブンと全く同じビジネスモデルを持っている
小売業のセブンイレブンと警備会社のセコムアルソックは同じビジネスモデルで事業展開している
リアルなインフラつまりローカルネットワーク
コンビニは全国に出店し地域の証券に溶け込んで成長した
警備会社の全国に拠点を網の目のように張り巡らせて警備システムを充実させた
この2つの事業に共通してるのはローカルネットワークを構築していること
そしてそこから情報を得ていること
数多くのローカルネットワークを利用すれば様々な情報が手に入る
コンビニなら地域住民の消費動向や生活スタイル
警備会社ならを契約家族の家族構成や暮らしぶり
企業が次の手を打つのに不可欠な情報を全国レベルで獲得できる

実際にセコムは1人暮らしの高齢者増加を受けて老人からの要請にすぐ駆けつけるサービスを開始
さらに介護付き有料老人ホームを開設し医療の分野でも成長している
これらの事業は全国の警備拠点から集められた顧客情報をもとにプランが作成されているはず
リアルなインフラを備えローカルネットワークを築いた企業は強い
今後の成長も期待できる

ローカルネットワークを強固に構築している企業がもう一つある
ヤクルトだ

日本で展開したセブンイレブンのシステムはアメリカでも成功
セコムの警備システムはアジアはもとよりイギリスにも進出し高い評価を受け
ヤクルトの販売システムはメキシコブラジルフィリピンでも根付いて日本とほぼ同じ約4万人のヤクルトレディが働き売り上げを伸ばしている

インフラがしっかり構築された頃には企業情報が世間に十分拡散されている
そこで投資をしても大きな利益にはならない
まあでもセコムもヤクルトも悪くない
買ってみてわかることもあるから

長く続けることも心がけましょう
何事も数日やっただけでもノウハウが貯まりません
数年単位の計器サイクルを一通り眺めてようやく投資家としてのできると言われています
できれば3年くらいは投資を肌でまだ時間を作りたいものです

ぜひ実践して欲しいのは財前のようにできるだけ身近なものに目を向けることです
ここで言う短くは物理的に近いこと心理的に近いことのどちらもさします
自分に近しい対象に投資した方が成功する確率はずっと高まります
価値ある情報を自然と握っていたりするものなのです

例えば中学生は今どんなゲームが流行ってるか一番よくわかっています
大人はいくら必死にサーチをかけても決して及ばないほど詳しい

例えばパズドラで知られる企業ガンホーは近年株価が高騰しました
若いユーザの中には早い時期からこれ絶対面白いきっとみんなハマるに違いないと思った人が少なからずいました
そこで株価が上がるのではという思考にいたりガンホーの株を買っておけば株価は何十倍にもなったのです

近年大きな成果を上げた銘柄にメガネのJINSがあります
ピーク時では株価は買値の数十倍になりました
これはなぜ見つけられたか
チームのファンドマネージャーはたまたまJINSでメガネを買いました
この時行列ができていたのに驚きに使ってみると軽くて丈夫で商品の質も良かった
PC用メガネという新規事業で目の悪くない顧客を新たに獲得しつつあった
起こした個人的な体験から株の購入を決めました
身近なものこそが儲かる情報と言えるのです

投資対象を見極める上でもう1つおすすめしたいのは現場に足を運ぶこと
経済の現場とはどこか?
デスクとPCが並んでいるオフィスではなく街の中です
買い物客で賑わうデパートやスーパー、客を乗せて走る鉄道や飛行機、多くの人が集う観光地、そういうところに身を置いてこそ経済の実体を知ることができます
とりわけ上場企業の酢と呼んでいるいい現場があります
ビックカメラやヤマダ電機などの大手家電量販店です
大規模に行くと何でも売っています
PCスマホといった家電だけでなくゴルフクラブや布団、装飾品まであります
これらを興味のあるなしに関わらず眺めていくと様々な点に思いが至ります
スマート化の名のもと家電がどんどんit化していること
近年価格がずいぶん下がったものとそうでないものがあること
膨大な商品やサービスの中からこれはいい、他と違うと思えるものが見つかったらその企業の株は買ってみる価値があります
家電店の定点観測、これを自分の習慣にしてはどうでしょう
毎月一度わからず足を運んで全てのフロアをグルグルと見て回る
そうすれば必ず気づくことがある
お金をかけずにやられる投資経済情報の宝庫がここにあります

第4巻

日本の再生医療は必ずアメリカに負けますよ
投入されている研究費に圧倒的な差があるんです
再生医療の年間研究予算
日本は200億円なのに対してアメリカは国立衛生研究所だけで940億円
カリフォルニア州では10年間で3000億円もの資金をつぎ込んでいる
この勝負まさに太平洋戦争のような圧倒的戦力差
せっかく京都大学の山中伸也教授がノーベル賞を取っても研究が実用化された後の経済的利益は全部アメリカに持っていかれる
日本っていつもこうなんです
個人の涙ぐましい努力で画期的な発見をしても製品化で失敗する
こんな情けない事態を一刻も早く解消しなくてはならない

金庫の中の資産を現金化してベンチャー投資をしたい
君の提案に対する私の返答はNoだ
君のプランには実現性が全くない
なぜなら日本のベンチャー企業は起業して10年以内に93%が潰れる
100人起業して成功するものはたった一人だ

だからあなたたちはアメリカに負けるんだ
戦争で負けインターネットを支配されコンテンツビジネスを牛耳られバイオでも負ける
あなた世代は一体どこまで巻き続ければ気が済むんですか

今回君が提案してきた動機は?
アメリカに負けたくない、それだけです

昔日本とアメリカはパソコンのOSの研究開発をお互いに競っていた
そして日本はWindowsより前に画期的なOSの開発に成功した
それがトロンだ

パソコンのOSの現在の世界標準はMicrosoftのWindowsだ
据え置きパソコンでのシェアは未だに90%以上ありこの躍進のきっかけは1995年に発売されたWindows95にあると言われている
このOSから一般ユーザーが使えるレベルの実用的なパソコンが普及したのだ
しかしすでに1980年代にWindowsより10年進んでいたと言われるOSを日本人が開発していた
それが東京大学の坂村健が考案したトロンだ
このOSは使いやすく抜群の安定性を誇り無償で公開されている点が革命的だった
1987年には当時の文部省が学校に配布する教育用パソコンにトロンの採用を決定
日本の大手メーカーは次々と試作機を作り実用化まであと一歩のところまでこぎつけた
しかし1989年その前にアメリカが立ちはだかる
トロンが世界をするとOSを開発している米国企業が打撃を受けるとしてアメリカは日本に圧力を変えてきた
当時日本に自動車や家電製品で圧倒され巨額の貿易赤字を抱えていたアメリカは流出制限で脅しをかけトランププロジェクトから手を-ことを迫った
その後パソコンの親族であるOSをアメリカに握られた日本のメーカーは利益を上げられず基本ソフトを持たない弱さに苦しみ続けている
これも全て日本に国家戦略がなかったことが原因
将来it時代が来ると予測できていればソフトウェアが最重要だとわかるはず
であるならば日本は全力でトロンを守るべきだった
それができなかった
未来のビジョンをしっかりと描いていなかったためにIT技術の派遣を握るチャンスを逃した
もしその時トロンが一般的を確立していればitにおける現在の日本立ち位置は全く違うものになっていたのに
間違いなく日本はitで世界をリードしていた、もっと活力に満ちた国になっていたはず
それができなかったことがすごく悔しい残念でたまらない

今はまだ世界のどの企業もIPS細胞を利用した製品の開発を進めている段階
量産化となるとまだまだハードルが高い
この量産化というシステムを構築することは日本企業の18番
これから20年で50倍以上に成長する再生医療産業の市場を獲得するのはものづくりが得意な日本企業なんだ

人の人生に対した価値などない
人の人生など言うならば雨粒、釜戸の灰、ミジンコ、その程度のもの
自分の人生に高い価値があるなどと思い込んでいるから道を見誤る

人というのは皆何かにすがって生きていくものなのだ
偉そうに高説を垂れている私は鮮度の気付いた遺産にすがっている
まだ子供の君は親にすがっている
親は職場にすがる
企業は顧客にすがり自治体は納税者にすがる
政治家は有権者にすがり官僚は組織にすがる
研究者は出資者にすがり冒険家は支援者にすがる
役者やミュージシャンは顧客にすがり分泌科は読者にすがる

ここに自由はあると思うかね?
どの立場に立ってもそこに自由は見当たらないだろう
つまり人は何かにすがって生きていく限り真の自由などを手にすることはできないのだ

それなのに人は生まれながらにして自由と平等は権利として得ていると思い込んでいる
さらに死ぬまで保証されると信じ込んでもいる
その誤解の上に立って人生の選択をする
典型的な例が大学生の就活というやつだ

就活とは労働者としての一生
40年に及ぶ労働時間をどの企業に差し出すかというレースだ
3億円の投資とも言える
大卒サラリーマンの平均障害賃金は約2億8000万円
つまり3億円近い値段で自分の人生を企業に預ける投資なんだ
その投資がしっかりと収益を上げ幸福の時間をもたらすかどうか
そういった人生の損益を決める重要なレースのスタートが就活なのだ
人の一生の高々か3億円程度のもの、大した価値はない
しかもすがる相手、企業が存在しなければ仕事もないしもちろん給料も出ない
そういった不自由な状況だからこそ投資先はよく吟味して考えに考えて決めなくてはならない
なのに日本の大学生には全くその意識はない
闇雲に突っ走って簡単に乱暴に過ごしだけを決める
そして就職を状況が悪化しても損切りはしない
塩漬けのようにその会社に残り続け一生不平不満を言う
仕方としては最悪の行動だ

人生の投資に失敗する最大の原因は、自分は生まれながらにして自由、自分の価値が高いなどと思い違いをしてすがる相手を正しく見極めることができないからだ

お金持ちの家に生まれたから自分にお金がいるの
本当の自由を手に入れるために
与えられるって事は支配されるって事
自由を奪われるってこと
人が人に与えるもので最も力強いのはお金
ならば支配されないためにお金の力で対抗する以外にはない
本当の自由はお金でしか手に入れられないのよ

IPS細胞は一言で言えば心臓や肝臓皮膚や神経など様々な細胞に変化つまり分化することができる人工的に作られた特別な細胞のこと
山中真也教授は皮膚細胞のような普通の細胞にたった4つの遺伝子を導入することで万能的な細胞を作り出した
これが本格的に実用化されれば自分の細胞から臓器を作り出せるので心臓や肝臓の移植手術をより安全で簡単にできることになる

飛行機は毎日バンバン空を飛んでるけどあれが何で飛んでるのか本当のところはよくわからない
飛行機はなぜ飛ぶのか
その仕組みは科学的にまだ誰も解明できていない

ベルヌーイの定理はただの仮説
科学者たちは理屈を無理やり説明するためにベルヌーイの定理を引っ張り出して圧力差云々で飛行機は飛ぶのだと結論付けた
要するに科学ってわからないことだけってこと
でも原理が解明できないから飛行機に乗るのはやめようってことにはならない
なんだかよくわからないけどより早くより遠くへ移動できた方がいいに決まっている
なぜ普通の細胞が万能性を持ったIPS細胞に関わるのかこの原理はわからない
だけど実用化が早ければ1人でも多くの患者さんを救うことできる
わからないから立ち止まるんじゃない
わからなくても前に進むこれが大事なことだと思う

私は母から働いていた収入以外の金銭を保有してはならないと厳しく教育されました

お父さんって身近な血縁の人は僕たちだけなんだね
だからあなたたちのことをとっても大切にしているのよ

ゲームって世界的に見ても市場が6兆円しかないんです
日本だけならたった8000億円
それに対してセブンイレブンはグループ全体で9.5兆円もの売り上げがある
1企業でゲーム産業以上の規模を持っている

この比較って経済の観点から非常に重要だなって気がついたんです
実は派手で目立つ産業って意外に少ないって

例えば映画産業
新作のために大々的に広告を打って一見華やかな業界に思えるけど、日本の映画市場ってた
ったの1900億円
なんとこれは牛丼の市場規模の半分
紅生姜だけでも100億円あることを考えると大した市場ではない

市場規模を見比べるだけで世の中の仕組みが見えてくる
世間によく知られていて特に若者受けする業界業種ほど市場は小さく経済力は弱い

一方地味に見える産業は思った以上に大きかったりする
自動車市場は50兆円
家電60兆円
建築50兆円
外食30兆円
医療40兆円
生命保険40兆円

市場が大きければプレイヤーの数も多く市場内のお金の流通も活発になる
情報も多いし分析もしやすくなる
僕の場合ベンチャーを研究しなくてはならない
となると投資部での運用はリスクの高い小さな市場は避けるべきである

以上の検討課題から僕なりに出した結論は、株はでっかい市場を狙え

あーこの人ダメだわ
周りの人と違うことしようとしない
人生絶対に成功しないタイプ

やっぱり貧乏はダメよ
心まで貧しくなる

現在日本の企業の数はどれくらいですか?
400万社です
そのうち99.7%は中小企業

■まず読むべき株の入門書10冊
・めちゃくちゃ売れている株の雑誌ZAiが作った株入門海底第2版
・たったの7日で株とチャートの達人になる
・復刻格言で学ぶ相場の哲学
・漫画でわかる株式投資女子高生株塾
・波の上の魔術師
・株のジンクス
・1分間バフェットお金の本質を解き明かす88の原則
・行動ファイナンスで読み解こう投資の科学 お金は勘定で動くは本当か
・ナンバーワンエコノミストが書いた世界一わかりやすい株式の本
・5700人の社長と会ったカリスマファンドマネージャーがガス儲かる会社つぶれる会社の法則

■東大京大生に教えている企業分析手法
第1に株式投資で利益を出して皆で儲けましょうと言ったことは目標にしていません。
求めるのはそんな目の前の利益ではない。
投資とは、不確実な状況下で意思決定をすることのトレーニング。
株式市場というのは人々が信じていることと実態の間に下がった時その差や変化をいち早く予測できればリターンが得られるそういうゲームとして成り立っています。
そのキャップを見つけていく力を養っていこうというのが大学生に教えていることの眼目です。

具体的には時価総額1000億円以下の企業から株価と実態がかけ離れてるケースを見つけ出して返球し発表してもらうそして実際に投資もしてみます。
1000億以下と言うと誰もが知っている有名企業はほとんど入ってきません。
いわゆる有名企業を対象にしないのは多くの投資家はアナリストがすでに注視しているから。
たくさんの目が存在していると株価と実態の差はあまり生じません。
研究し尽くされているので学生がさらにそこを調査してもあまり意味がないのです。

ギャップのある企業をどうやって見つけたりするのかといえば特別なことはしていません。
有価証券報告書IRミーティング資料といったあたりでもアクセス可能な公開資料を読み込んでこの企業はこうした条件からどうさらに伸びるんじゃないかなどどうかな中の仮説を立てる。
その上でさらに具体的に調べを進めます。
小売なら店舗に足を運ぶ、出店計画があるなら現地を見てみる、の部署に問い合わせをして話を聞くといったことはします。
いくす方法組み合わせて丹念に見ていけば学生であっても皆が気づいていないことを発見できるものです。

伸びている企業は大抵大企業をカモにしていることがわかる。
ある分野で提供した企業は大企業には手の回らないニッチをうまく確実についているのがはっきり見えるのです。

コンビニエンスストアで最近スイーツの陳列が立体的でよく目立つものになっていることに気づいていますか?
特殊な冷蔵をショーケースを使っているから実現できるのですかこの業務用冷蔵庫を使っているのは福島工業という会社です。
一般的に知名度はなくともその分野でのシェアは非常に高い。

また回転寿司は今や世界中で需要が伸びています。
店舗で活躍する寿司製造ロボットの作用点は鈴茂器工で圧倒的なシェアを誇っています。

コンビニや寿司のチェーンの成長にうまく乗り自分たちの業績を伸ばしているこうした企業が探せばあるものなのです。

しかも、コンビニや寿司店が伸びている業態とはいえ、同業間での競争があるので好調な企業とそうでない企業に二分されます。
しかしニッチを狙って冷蔵庫や寿司ロボットを作っている企業は業界全体に商品おろしていますからどこが勝とと関係がありません。
その分野が成長を続ける限り業績は伸びていきます。

会社四季報をひたすら読むというのが基本中の基本です。

事業構造はよくてきちんと利益が出ており利益率も高い。
それでいて株価が低いままの企業を会社四季報を読んで探し出していくのです。
データ上の数字になられていることは実際の企業の状態と必ず結びついています。
その関係性を探していきましょう。
抽象的な数字と現実の間を行き来しながら考えていくというのは物事を書く知るために大事なことです。
株式投資をするとはその格好のレッスンにもなるですよ。

第5巻

朝日印刷は富山に本社がある東証2部の中堅企業。
毎年10%ずつ利益が増えてずっと右肩上がり。
リーマンショックも東日本大震災も全く影響を受けず株価はこの10年で3倍。
この会社の最大の強みは医療品パッケージを専門に印刷しているところ。
多品種少量印刷だから大手は敬遠しがちで朝日印刷が圧倒的なシェアを握っている。
また医療品の箱は成分やリスク情報の記載など細かいルールが多く専門知識が必要で他の印刷会社が参入しにくい。
さらにデザインのコンサルタントや配合成分の高圧作業など製薬会社に対するサービスも行き届いている。
実際チョコラBBはパッケージをアサイン印刷に任せたことで出たと言われている。
他にもユンケルなどドラッグストアやコンビニで数多くの朝日印刷の仕事を目にすることができる。

まさにB2Bの面目躍如。

日本には創業100年以上の会社が5万社もある。
そのうち9割は従業員300人未満の中小企業。

さらに創業200年以上の会社は世界で5586社。
そのうち日本企業はなんと3146社。
そしてそのほとんどが無名の中小企業だ。

最近日本に視察に来る中国人はトヨタはもういいから数百年続いている老舗企業を教えてくれというほどだ。

世の中の人々はテレビでCMが流れる大手企業しか名前は知らないけど朝日印刷のような優秀な中小企業が日本経済の強さを支えている。
本当はこういう企業こそ知っておかないといけないし知らないことは損してることにもなる。
例えば就職する時。

自分という資本を企業に投下してリターンを得ること。
これが人生の投資
であるならば投資先を徹底的に調べるのは当然のこと。
投資先がわからないなどと間の抜けたことを言ってるやつに投資をする資格はない。

投資先の調べ方に個性が現れる。
その人の真価がわかる

スーツカンパニーに行って青山商事がやってたの?
私たちが知らないところで洋服の青山は若者の市場をしっかりと取り込んでいた

ちなみに青山商事の株価は高い。
ということはすごく成長してるって事か

医療は印刷だけでなく他の業種にも関わりが深い

化学メーカーも他の産業との連携が非常に多く裾野が広い
まさにBtoBの宝庫

星乃珈琲店ってドトールがやってたんだ

ロイヤルホストはてんやも経営している
さらにファミレスだけでなく空港や高速サービスエリアの飲食店請負事業や機内食事業リッチモンドホテルまで営んでいる

リクルートのトップはバカじゃありませんよ。

彼を知り己を知れば百戦して危うからず
経済に置き換えると彼とは市場、己とは自社のこと
その両方を見極めることができれば負けることがない

リクルートの社長はトップに立った際この孫子の教えを胸に近い経営の指針を明確に打ち立てた
それはやらないことを決めるということ

リグルートの事業は就職情報誌からスタートしています
そこからいわゆるライフスタイルビジネス、進学転職結婚住宅と人生のイベントに関連した授業で成長してきた
しかし会社が大きく成長し事業が多角化していく中で本来の授業分野とは異なる娯楽メディアにも手を伸ばしてた
新社長は就任を機に事業を整理しやるものとやらないものをはっきり分けた
そして最も得意で他社より圧倒的に強い分野に特化する

Twitterのたった一言からあそこまで論理を組み立てるとはやっぱりこいつものが違うかも

テニス部がテニスで負けた理由
これは何でもかんでもやろうとしたから

スティーブジョブスは生前こう語った
何をしてきたかと同じぐらい何をしてこなかったのかを誇りたい

決断とは切って離すこと
何かを成し遂げるとき成功する時というのはやらないことはやらないとはっきり決めた時なんだ
あれもこれもとやることを増やして抱えてしまった時というのは決断できていない時
全てを完璧にこなすことなんて不可能だから妥協することになって結果必ず失敗する

女性の事実が保証されて社会的地位が高いのは医師官僚判事ぐらい弁護士はもうだめ

そもそも何で企業って男ばっかりで活動してんの?
日本ばっかりじゃないわよ
アメリカの上位500社で女性がCEOを務めている割合は4%上位執行役員は14%取締役立は17%
日本なんてもっとしたんで上場企業30608社の役員合計4万190073名のうち女性は505名たったの1.2%

さくらの母
その怒りを行動で表せば?
男ばっかりで経営してる会社のクラブは絶対に買ってやらないって
企業の株を買うってことは経営に対して1票を投じること

明治37年2月10日日露戦争開戦なり
軍事需要活況
株式投資好機なり

最初の投資は
日本郵政1500株、関西鉄道1300株、倉敷紡績500株、北海道製麻1500株、日本ビール1000株
緒戦制すればすればビール商品増大せり
刻々と情報を収集し戦況有利とあらば日本ビール買い足すべし

戦場での勝利が伝えられればビールが売れる内需の高まりまでしっかりと予測していた

この後もどんどん買っている
東京ガスや大日本印刷、東芝

日露戦争の情勢分析を行う
東京藤田商店軍事機密情報入手
よれば海戦において我が方優勢
日本艦隊は英国アームストロング社の大砲砲弾症を順位にて統一されており露軍の性能上回りたること
軍艦燃料石炭も英国産を用いる英国の支援甚だ多し
ロンドン駐在員へ打電 日本政府発行ポンド建て外債の購入を提案
英国日露戦争に乗じ莫大なる利益を上げること懸命にて老獪なり

日露戦争の前といえば日清戦争
明治27年に日本は清国と開戦
当時の国家参入の2倍にも達する戦費を使って勝利
そして日本は国家債務の3倍強に匹敵する莫大な賠償金を得て経済が元気を取り戻した
好景気に湧いて起業ブームと株式とブームが同時に巻き起こる
東京の株式取引所には人々が殺到しどんなボロ会社の株にもプレミアムがついた
会社の数は戦争勃発時の2800社からたった2年で5900社へと倍増、ブームの凄さを物語る
ちなみに日清戦争の賠償金を使って八幡製鐵所や京都大学も作られている

河童の屁ですね
水面に置いてくる泡を見てカッパが部屋をしたと騒いでおかしくて笑い転げているだけなんです
あなた方には泡は見えている
しかし川底にいる河童の姿は見えていない
カッパそれつまり経済どちらも実態はよくわからないもの

確かに戦争に勝ったことで浮かれた気持ちはわからなくもない
この戦争の勘定はどうなっていたのか
日露戦争の戦費は17億2000万円これは日清戦争の約8倍です
そしてその8割が国債の発行で賄われている
つまり我が国は莫大な借金で勝利を買ったんです

特に外貨建て国債の発行は膨大であり日露戦争の勝利は外貨によってもたらされたも同然
勝てば日清戦争の時と同様に賠償金が取れると思ったが1文にもならず
多大な犠牲を払って手に入れたものは満州の鉄道2本、そして聞けばそっとしそうな巨額の借金です

私は反対します、売りです
株価は年末に向けて上昇し続けるでしょう
しかし年明けすぐに大暴落します
私が行ってるんじゃありません
チューリップの絵がそう予言しているんです

1634年頃オランダでチューリップの球根への異常ともいえる投機が起こりました
わずか数センチの球根1個に新しい馬車1台、馬1頭、それに馬具一式を合わせたものと同等の値がついたのです

なぜチューリップの価格が暴騰したのか
原因の一つに投資の大衆化があります

まさに日露戦争後の今の我が国と全く同じ現象が17世紀のオランダで起きていたのです
好景気により金余りが生じ一般大衆までもが利殖に走った
オランダでは投資対象がたまたま球根だった
値はどんどんつり上がり買いが買いを呼ぶ
投機は加熱し実態とかけ離れた取引が行われ相場は膨張
そして限界まで膨らんだところで破裂、大暴落する
まさに泡のように弾け飛び消えてなくなる
私はこれを独自にバブル経済と呼んでいます

1637年のオランダのチューリップバブル崩壊だけではありません
1720年にはイギリスとフランスで同時にバブルが弾けて株価が大暴落した
皆さんもほんの10年前に日清戦争後に株価の高騰と暴落を経験しているではありませんか

統計学的に行って急激に上昇したものは必ず急降下して元に戻る
バブル破裂の危機を避けるには頂点の手前で売り抜けるこれが鉄則なのです

天動説を地動説にひっくり返すには100年近い年月がかかりましたからね
天動説から地動説に変わったのは地動説派が天動説派を粘り強説得したんじゃないんです
天動説を信じる人たちがみんな死んでこの世からいなくなったからなんです
つまり古い人が死なないと新しいものが生まれないってことです

私は士族の家柄の生まれて父から金は不浄なものである自ら望んで求めてはいけないと教えを受けました
額に汗をせず利殖により金儲けをするこれを卑しく下品な行為に抵抗を感じるのです

金は汚いもの
この思想を昔、国にばらまいたやつがいる
ある時代の権力者が国民に金は汚いものだと刷り込んどけば都合が良いことを発見した
その発端となったのが本能寺の変だ

なぜ武士は貧しくとも歯を食いしばって我慢し続けたのか
それは国全体が貧しかったからだ
武士のみならず農民も町人もみんな等しく貧しかった
社会全体が貧しいとそれが当たり前になり誰も不満を口にせずじっと辛抱してしまうんだ
そうなったのは為政者が国民へ貧しい方が統治しやすいと考えたからだ
発案したのはもちろん徳川家康
考えた契機はおそらく本能寺の変

家臣など元から信用できない
我が首を跳ねようと腹の中では考えておるはずじゃ
どうすればこいつらに裏切らずに済むのか
どうすれば民衆は権力に逆らわずに大人しく静かに暮らしてくれるか
家康が出した結論とは国全体をそこそこ貧乏な状態で統治すること

食えないほどの極度の貧乏にしてしまえば暴動が起きる
そうではなく最低限食うには困らない程度の貧乏であれば国を治めやすいと考えたに違いない
それはなぜか、大名は民衆が金を持つとろくなことを考えないからだ
財力があると必ず権力を倒しとって変わろうとしてくる
それを防ぐためにはできるだけ幕府には金を持たせない
その代わり武士には身分が一番高いというプライドを与えた
農民や町人には質素倹約を美徳であるという価値観を植え付けた
そして士農工商の中で唯一大金を持つ商人は強欲で汚れた金にまみれた身分の一番低い卑しいものだとして他の民衆の不満を抑えた

今でも日本では金は汚いとみんなが口にする
400年以上もずっと言い続けてきたんだ

私はその意見に同調しかねます
確かに国は貧しかったかもしれませんがしかし秩序がありました
明治維新まで250年近く国内では大規模な内乱や戦闘が起きていません

君は間違っている
君は内乱が起きなかったと言ったが天災や飢饉で何十万何百万もの人が餓死していた
農村では子供の間引きが日常的に行われ娘は平気で遊郭に売られていた
秩序と高い文化があっても救われない人々が山のようにいたんだ
そんな国は断じて豊かではない
貧乏こそ諸悪の根源
貧乏は絶対に不幸なのだ
幸せは金でしか手に入れられない
金以外に人間を救い豊かにするものはない

ロシアに勝ったと世間別れているが日本はまだまだ極東の弱小国家
国を大きくして国民を豊かにしたいという志を持つならば経済が第一である
この考えを胸に刻め
今この時代の金儲けがこの国の未来の繁栄をもたらす

日本はダメじゃない
今の日本にだって創業から5年10年に救世主をした木はたくさんあります
楽天やソフトバンクは企業価値が何百倍にもなっている
将来有望だから企業にきちんと投資して育てていけばまだまだ日本は成長できる、衰退なんてありえない
時代は常にうねっていて大きく動き続けている
特定の時代がダメなんてことは絶対にいない
どの時代もどの国もエネルギッシュだし可能性に溢れている

例えばスマートフォン
フォンと名付けたように初めは便利な電話くらいに考えていたものが今ではモバイルPCとして生活全般に関わる優れた道具となった
将来スマホはさらに進化して今では想像すらできない新しいビジネスがどんどん生まれるはずです

人間の発明と必ずそういう道筋をたどるんです
自動車ができた時も馬車がいらなくなるなんて誰も思わなかったし
自動車の周辺に様々な産業が生まれるなんて仕事できなかった

飛行機もコンピューターも始めは誰もがこんなもん何に使うんだって言ってたんです

今や自分の皮膚細胞から臓器が作るかもしれない

インターネットの中に世界通貨が生まれ始めお金や国の概念が大きく変わろうとしている

新しい技術で時代は動く
激動の中でチャンスは生まれる
夢や希望はいつだって描いていける

投資は大勢の人間が集まってやったら絶対に失敗する

■就活生は就職四季報を読め
就活を有利に運ぶための秘訣
それは情報を得よ、ということ
ほとんどの就活生は血の悪い情報に翻弄され人生の投資である就活に失敗する

就活における情報と言ってもそこには2種類ある
それは主観情報と客観情報

主管情報とは広告のことだ
転職サイトや就職情報誌で世に出回っている就職情報のほとんどは企業から金をもらって書かれている企業にとって都合の良いもの
まさに主観情報のオンパレード

対して客観情報とは理解関係のない第三者が取材などをもとに集めた情報
経済誌や新聞などの記事が分かりやすい例
これをいかにやるかがポイントになるが昨今は一件では広告だとわからないような情報、客観情報を装った主観情報が氾濫している

比較をすることで基準を作る
人は何かを比較することで初めて理解を深めることができる

自己分析より企業分析
会社というのはありのままの君の素晴らしさの知りたいと思っていない
企業が知りたいのはその組織にとって役に立ってくれる人材であるかどうかという1点のみ

まずは企業分析が先にある
企業を知ってようやくそこで自分が何をできるかが見えてくる

そうしているとこんなに知らない会社があるものかという気づきがやっとある

とりわけエンドユーザーと直接関わらないBTOB企業には着目したい
一般には知られていないので多くの就活生はノーマーク
そこに隠れ優良企業は潜んでいる

自分の中に基準を作りそれに沿って自分なりの発見をする
そうした営みだけが企業分析と呼ぶに値する

就職式法を読み込んでいくとき注目すべきはNaという記述
Naとはノーアンサーの略
企業側がその項目が開示しないとした時はNaと記される

Naは何を表すか
あえてNaにするからには数字が芳しくないのだと想像できる

■個人投資の極意
投資の世界は善悪では動かない
最終的に利のあるところに全てが流れていきます

1991年1月に米国を中心とする多国籍軍がイラクを空爆
その様子はテレビ中継されて全世界に衝撃を与えた
その光景をテレビで見て優れた投資家はすぐに電話に飛びつき米国の債券を買ってくれと叫びました
あっという間に米国の勝利で戦争が終わると見て取ったからです
湾岸戦争に賛成か反対か他多国籍軍の空爆が善かは投資活動においては意味も暇もありません

その時を基準にドライに自分を律することさえできれば投資の経験が浅かろうが住んでる場所がどこであろうが年齢や学歴や職歴などになって関係なく勝ち目が出てきます
株式市場の前では誰もが平等

第6巻

投資は大勢の人間が集まっているものじゃない
みんなで相談して株の売買を行えば必ず失敗する

投資は常に個で行う
これは投資の絶対原則だ

優秀な人間が集まれば最良の結果が得られると思うか?
優秀な人間が相談して出した結論になってろくなもんじゃないんだよ

ダメじゃんそんな分散投資
2人で譲り合った妥協の産物でしょ

ほぼ100%2人の投資は失敗する
するとお互い失敗を相手のせいにする
責任をなすりつけ合う

本読んで思ったことは
貧乏人はお金のために働いてお金持ちはお金が自分のために働いてくれるってこと
これって現実社会の心理でしょ

父とおじさんが銘柄を選ぶ相談をしているのを見て違和感を持ったんです
これから大事な決断をするのに意見を互いにすり合わせることに終始している
トイレに入って鏡を見て自分と向き合った時思ったんです
人と相談して決断を出してはいけない
決めるのは常に自分
自分と相談して自分で決めるんだ

それバフェットが言った言葉だよ
バフェットの金言にこんなのがあるんだ
相談しようと思う時私は鏡を見る

このカメラ屋さんをお店閉めちゃったのか
時代に取り残されるってこういうことか
もっと早くに気づいて業態を変えるとか生き残りを測ればよかったのに

確かカメラ屋さんから大企業の経営者になった人って
ジャパネットの高田明社長
元々高田社長は長崎線の佐世保にある小さなカメラ屋の店主だったんだ

高田社長はホテルの宴会場に出かけ社員旅行や親睦会などの縁石に入り写真を撮る仕事をしていた
その日のうちに現像して翌日の朝食の席で販売するのだ

高田社長の写真はただ業者より多く売れた
お客さんが下向いている写真は買ってもらえない
どうやって話しかけ顔をレンズに向けてもらうかが大事なポイント
高田社長は県民性や職業ごとの傾向まで研究して会話術を磨いた
高田社長がとる写真はその9割がきちんと顔が写った写真だった
だからお客さんを喜んで買ってくれた

高田社長は自分の商売で本質を学んだ
カメラ屋とはカメラ機や写真現像技術を売るのではない
商品販売を通じてお客さんに満足してもらう、これが商売だと
写真の中のたくさんの笑顔見てそう気づいた

商売は物を売ることだけに限定して考えると成長はないってことなんだ
お店を閉めちゃったカメラ屋のおじさんは単にカメラに詳しい技術屋さんて感じだったもんな

2人の人生を見比べてわかるのは成功と失敗の分かれ目はほんのちょっとした考え方ひとつの差
商売に対し理念や信念を持ったか持たなかったかの違い

カリスマ経営者と呼ばれる人たちって信念をしっかり持ってるから思い切った決断や行動が取れるんだろうな
保身に走るサラリーマン社長が会議の結果による判断しか下せないのとは対局の姿だ
1人の人間の信念は100万回の会議に勝る、これが最終結論だ

僕は投資にはっきりとした信念を持てているのかな

どんなことが起きても自分の周りがどうなっても心は全く乱れない
それが真の投資家というものだ
隣に失敗してる奴がいても何の影響も受けず淡々と自分の投資を行う

ベンチャー事業で成功するということはファーストペンギンになるということだ

ベンチャーとは最初に海に飛び込み誰よりも先に魚を大量に食べることである
2番手3番手ではもう遅い
常に一番手でなくてはいけない

日本では先頭切って海に飛び込もうというチャレンジ精神がない
あるのは出る杭は打たれる、能ある鷹は爪を隠す、キジも鳴かずば打たれまい、と言った文化だけ
とにかく目立たず全員横一線あるいは人の後ろに控えることが無難な生き方として国民に浸透している
企業心理もそれが主流

試して失敗が俺たちの強み
革新的アイデアとはトライ&エラーを繰り返すことによって生み出されるんだ

俺は宇宙のインフラを作ろうとしているんだよ
人類の発展のために宇宙を活用するには低価格のロケットが必要不可欠
絶対に誰かがいらなくてはいけないインフラ事業なんだ
低価格競争大いに結構なことじゃないか
安い値段で宇宙に行ける
これが前提になれば色々なアイデアが生まれて今まで考えもつかなかったことが現実に起こる
インターネットというインフラが整うことであっという間に無数のビジネスが世界で沸き起こったように

投資をするなら大きな視点で物を見ろ
もっとでっかい人間になれ

日本の再生医療を応援したい気持ちは尊重する
しかし勝ち負けを自慢の価値にするのはやめたほうがいい
勝負を持ち出す投資家はちょっと勝つとすぐにリターンを求める
そうすると短期的なビジネスで勝つことが目的となってしまう
そういう航海は小さな寄港地にちょこちょこ寄っていくようなもの
それでは海の彼方の大きな大陸は見つけられない

もともと日本政府は宇宙事業なんて本気でやる気がないから行政も非協力的
国が後押ししないものは民間もするから投資が全く集まらない
一方アメリカは宇宙に関することは全てGO

PayPal創設者のイーロンマックスが立ち上げたスペースX社はテキサス州であればいくらでも無許可でロケットを打ち上げていいというお墨付きを得ている

要するにルールを作る国とルールを守る国の違いさ

西洋の人にとってルールは作るもの
時代の変化に合わないと思ったらさっさと変える

日本人にとってルールは守るもの
一度決めたことは守り続けることが美徳と考える文化

この2つの価値観がぶつかり合えばルールを作る側が常に主導権を取ることは当たり前
ルールを変えるのは卑怯だと騒いでもそんなものは世界を相手にしない

要するに金を使うのは意外と難しいってことだ
15億の現金を持っていても使い道がない
仕方ないから預金しておく
これほど無能で愚かなことはない
金は眠らせておいたらただのゴミ紙クズだ

今回の失敗はベンチャーに通しできなかったことではない
15億の現金をそのまま放置していたことだ
現金のまま持っていることに何も感じない無神経さ
こんなことでは通し方して失格だ

金はイワシの如し
イワシも金も持っておけばすごく去って価値を失う
食べて栄養とせよ

明治の世もベンチャー企業が多数生まれていた
明治時代に創業された電通は当時全く無名のベンチャー企業だった
日本の広告業が将来飛躍的に伸びると予測していた

時代を読むヒントはそこら中にある
例えば葬式

葬式を見れば日本の将来の姿が分かる
具体的には喪主の平均年齢
日本人の平均寿命はずっと上昇し続けていた現在では83歳
それに対し喪主の平均年齢は67歳
つまり老人から老人に資産が相続されている
これが日本の将来は危うくしている最大の要因

ほんの20年から30年前まで模試の平均年齢は40代だった
相続した金は子供の教育や住宅車の購入といった経済の好循環に貢献していた
しかし現在は引退した老人が相続してそのまま預金として溜め込んでしまう
1世帯あたりおよそ2000万円超が銀行の通帳に眠ったまま放置されている
その額880兆円

1900年頃の人口は約4300万人
日清日露戦争が終わっても国内外に問題は山積みで社会も経済も不安定な時代だった
それでも広告業という将来性が未知数の業態の電通株を買って投資を始めていた

明治の未来がまだ不確実で不透明な時代でもしっかり投資をしていた人がいるってこと
それはこの国の将来に可能性を感じていたから
どんな時代でも良い国を作りたいと信念を失ってはいけないんだ

若いそうにお金が回って経済力がつけば結婚ができて子供も生まれる
人口が増えれば社会が明るくなって国が再び成長し始める

日本が成長したのは団塊の世代が頑張ったからではない
日本が戦後に高度成長したのは単に人口ボーナスがあったからだ

人口が伸びれば経済も伸びる
これは経済の大原則であり歴史が証明している

現在のアジアがそのまっただ中にある
タイ、インドネシア、フィリピン

日本ではそれが50年ほど早かった
今のアジア諸国と同じ現象を先に経験しただけなのだ

タイもベトナムもインドネシアも高度成長期の日本と一緒だ

日本が発展してここまで豊かな国になったのは国民が勤勉で一生懸命努力したからではない
日本に国運があったからだ

日本の経済が奇跡的復興を遂げた要因に朝鮮戦争がある
何もかも失った日本にとって隣国でよく戦争が起こったことはまさに漁夫の利本当にラッキーだった

現代に通じる工業製品のほとんどの技術は軍需産業から派生したと言っても過言ではない
度重なる戦争を経ることで技術が磨かれ戦後優秀な技術者が軍需産業から民間企業へと移ることによって武器が自動車や家電製品へと変化しただけ

こうしてみると案外戦争も悪くない

戦争が今の日本のものづくりの産業構造に貢献したことは事実
これはきちんと歴史に学ぶべきだ
努力はもちろんだけど一方で様々なラッキーが重なっていたってことも知っておかないと
何が実力で何が運か、これをきちんと分析することがまずは大事なんだ

高度成長期に日本のものづくり産業が世界でシェアを奪い救世主できたのもプレイヤーが少ないグランドで円安を武器に暴れ回ったことが主な勝因

今日本企業に求められることは外的要因を冷静に分析する目と謙虚に学ぶ心を持つこと

いずれ日本は耐久消費財を作り続けることが不可能になる
必ず中進国のメーカーにシェアを奪われ市場から撤退させられる
これは先進国の宿命なのだ

日本は今逆にチャンスだ
世界で最初に超高齢化社会を迎えている
それに対応する仕組みや製品をいち早く試すことができる
今こそ早期逆境をチャンスに変えてきた先人たちに続く時なのだ

ありと事前を読み先見性を持って投資をするんだ

■インベスター用語辞典
・空売り
将来に下がりそうな株を証券会社から借りて売っておいて値段が下がったところでその株を買い戻して返却することによって差額で利益を得る方法。

■宇宙開発に挑む起業家に聞くベンチャーの始め方
私たちが開発しているのは規模としては比べ物にならない超小型の衛星
ホストやサービス提供の単価は大型衛星の1/100レベルにすることも可能です
この気軽さと安さに新しい市場があるはずだと私たちは考えています
街にあるのが高級レストランだけでは使える頻度も状況もあまりに限定されてしまう
もっと日常的に誰もが使える大衆食堂だって必要じゃないですか
そこになおというわけです

世界の海を公開する大型タンカーは少しでも航路を短くすれば運行費が莫大に浮きます
日本と大西洋を行き来するのに多くは赤道の近くを通るルートを採用しますが氷さえうまく避けることができれば北極海を抜けるルートの方が航路をかなり短縮できます

第7巻

バフェットの保有数株式会社調べてそのままトレースして買った
そうしたらちゃんと儲かった
バフェットの推しを中立に守っただけ

自分の考えなんていらない
子供の個性を見つけて伸ばすなんて言うけどあんなの嘘
必要なのは型にはまること

きちんと進むためにはまず先人の知恵に学ぶ
成功の型を吸収する

学問の世界にはこういう格言がある
巨人の肩に乗る
いくら天才と言えどもいきなり革新的なアイディアなんて出せない
先人の教えを土台として学んでから自分の個性を発揮することが成功の鍵になる

私は投資で成功したい
だからバフェットの方肩に乗る

バフェットの肩に乗るためには資格がいる
それは自分に課したルールを守れる人間かどうか
行列のできるラーメン屋には絶対並ばない、これが私の独自のルール

バフェットが決めたルールは至ってシンプル
やると決めたことはやる
一度決めたことは絶対に途中でやめない

案外みんなその当たり前のことができない
最後までやるきゅうのはほんのひと握り
人間は自分には甘い
たった一つのことも継続できない

巨人になる人は違う
やると決めたことを最後までやりにくく心の強さと忍耐力を持っている
やると決めたことの内容も極めてシンプル
いい銘柄を見つけていいタイミングで買い良い会社である限りそれを持ち続ければいい
どんなに暴落しようと決して所有株を手放さず長期的に持ち続けることで資産を増やし続けた

バフェットはこう言っている
並外れたことをしなくても並外れた業績を達成することはできる
時代遅れになるような原則は原則ではない

人間尊重
出光興産

決断なき上司は無能と思え、社長に直させよ
日清食品

やってみなはれ
サントリー

味ひとすじ
永谷園

初めに言葉ありき
新約聖書

言葉は武器
人の心を動かすことができる最強の武器

国民に牛乳を奨励することを情報としていち早くつかんだ

内外格価格差を利用した

明治10年頃牛乳一生の値段は米1升の約4倍、醤油1升の約3倍という超高級品だった
同時に牛も相当な高値で取引されたに違いない

理由は価格の差を利用したことだった
ある場所では高いがある場所では安い
その差を利用してもいる
金融用語で言うところのアービトラージ

大事なことはこの価格差という情報をいち早くキャッシュできたかどうか

銀を金に変えた

ペリーが黒船で来航し開国を迫った
アメリカ政府は金と銀の交換レートをうまく利用したある要求を押し付けてきた
当時金銀交換比率は欧米では銀15に対して金1
日本では銀5に対して金1
アメリカ政府は欧米の銀1と日本の銀1を交換するようにゴリ押し
これでは欧米の銀15で日本の金3が手に入れられることになる
その結果海外からの登記が激増
日本に大量の銀が流入し代わりに大量の金が流出した

アメリカ総領事ハリスは頻繁に金と銀を交換してボロ儲けした
この年金術を使って1年で8500ドル、現在の価値で3億円も蓄えた

徳川幕府は薩長連合に滅ぼされたんではない
徳川幕府が自分でこけただけ
ただの自滅
西郷隆盛や坂本龍馬なんていなくても同じ

徳川幕府は倒せる前からとっくに倒れていた
幕末にはすでに財政破綻をきたし統治機構が制御不能に陥っていた

財政破綻した理由は国内の金が大量に流出したこと
海外との交渉において金や銀の交換比率を間違えて相場よりずっと低い額で金を持ち出されたこと

これが原因で超インフレ状態になり物価は急上昇
庶民の暮らしは直撃を受け不満が爆発した

金庫が空っぽの幕府に打開策はあるはずもなく自ら破産宣言をして唯一の資産である江戸城を明け渡した

明治維新は実は単なる国家経営の判断ミスが原因だった

もともと江戸時代の日本の財政は非常に脆弱だった
固定的身分制度、商業軽視、コメ本位制、鎖国など成長と発展が全く見込めない政策を取っていた

江戸幕府は貧乏な状態で国を治めるのが一番良いと考えてたからだろう

鳥の目虫の目魚の目
マーケティングで使われる言葉
物事は一つの目だけで見てはいけない
鳥や虫や魚になったつもりでつまりミクロやマクロのいろんな角度から見なくてはいけない

歴史も同じ
薩長同盟や江戸城無血会場などは小さな虫の目で見たミクロな出来事
明治維新を取り止めマクロで見ると国家の経済波状、当時の欧米列強によるアジア戦略、世界情勢

坂本龍馬って小説有名になってから取り上げられるようになったんだ
討幕運動にどこまで関与してたのか実のところかなり怪しい

世の中で語られる歴史は英雄と英断によって彩られたミクロの世界
その奥に広がるマクロの世界を見通さなくては出来事の本質はわからない

ミクロとマクロ
これは株式投資にも当てはまる
小さなトレンドと大きなトレンド

例えばiPhone
スティーブジョブスという一人の天才が作ったすごい電話というのは小さなトレンド
それだけでは単なる英雄譚で終わってしまう

その背後にあるのは電話ではなくコンピューターと個人の常時接続
コンピューターを個人が常に携帯する世の中でありそこから色んな可能性が広がっていくというのが大きなトレンドだ

こういう大きなトレンドをまずは掴んでその中での小さなトレンド、例えばカリスマが際立ってる会社とか、将来に向けて頑張ってる会社に投資するんだ

電報通信社は100年売るべからず

ユーグレナ
主力商品はミドリムシを粉末にした栄養補助食品
将来はミドリムシを使ったジェット燃料の開発を目指している

ミドリムシで地球を救えるんですか?
救う

バングダディッシュの人々はお腹いっぱい食べていた
なのにどういうわけかみんな体が弱い
すぐに病気にかかり平均寿命も短い

原因を調べて分かった
みんなお米は小麦しか食べていなかったのだ
炭水化物を山ほどあるが人が健康に生活するための栄養素、野菜や肉、魚や卵に含まれるタンパク質やミネラルが取れず栄養失調になっていたのか

ミドリムシの何がすごいってミドリムシは動物であって植物でもあるということ
この2つの性質を持っているのはミドリムシだけ
ミドリムシは体内に葉緑素を備えていて光合成で植物性の栄養性を作り出す
同時に動き回る性質も持っているので動物性の栄養素も作り出せる

微生物を扱う産業で成果をぶっちぎって先頭を走っている企業は日本には3つある
キッコーマン、味の素、ヤクルト

海外企業と戦う時には2周の差をつけることが必勝法
2周差がつけば海外企業は追うのを諦める

じゃあ体に気をつけて

■投資は歴史に学べ

歴史は繰り返すが全く同じことは二度と起こらない
例えば経済指標見ればオランダのチューリップバブルや日本の土地バブルなどバブル崩壊は何度も起こっていますが、いくらその経緯を知ったとしてもバブルは起こり続ける

こういったことは人間が過ちから何も学ばないから起こるのではありません
そもそも歴史はそういうものなのです
その時々によって国や経済社会状況が異なるので、専門的には歴史的文脈、コンテストは異なる、単純に過去と現在と比較できないし、過去から現在は100%予測することもできない

例えば1997年にアジア通貨危機が起こった時韓国とマレーシアは大打撃を受けて経済が破錠寸前にまでなりました
韓国政府は世界銀行やIMFの言う通りいわば経済論通りに経済政策が落ちたしなんとか無事回復を成し遂げた

面白いのはマレーシア
マレーシアは韓国とは違って従来の理論を全く無視してマレーシア通貨と外国通貨の取引に政府が介入して劇的な回復を成し遂げた

そこで歴史の出番
なぜ理論的にありえないマレーシアのようなことが起こったか
理論と現実との間にはどんなズレがあってそれはどのように解消できるのか
それを研究し理論をバージョンアップさせたり新しい方法論を生み出していくのが歴史を学ぶこと

歴史に学ぶという言葉が過去に起きたことを教訓とし間違いを繰り返せないようにするという意味だとしたらそれは本当の歴史の面白さそして本質を表していない

歴史を学ぶとは正解ではなく物語を見つけ出すこと
歴史学とは唯一絶対の成果を求める学問ではなく現在どの物語が一番よく現実と説明できるかということを考える学問

そういう意味では中学や高校で習う歴史は私の言う歴史とは違う
基本は受験のための正解の暗記であり物語も1つしか教えてくれない

例えば奴隷とは何かという問いについて考えるとき実は定義によっては日本は江戸時代の直前まで奴隷制であったという見方もできます
ですが奴隷なんて言葉は世界史に登場するだけで日本史の教科書には一切出てきません
このように一つの視点や方法以外しか得られないようなものは歴史と言えません

第8巻

カッとなったら何事も負けよ

だいたい何でお前ら日本株しか買わないんだ
世界と比較したら日本株なんてゴミもいいところだ

東証1部と2部の上場会社はおよそ2400社
平均の時価総額は約2000億円

東証マザーズでは上場約200社で平均の時価総額はおよそ160億円

それに対してニューヨーク証券取引所の上場者数は約2400社で東証1部2部と同じなのに平均時価総額は9000億円超

ナスダックの上場者数は約2800社で平均時価総額は3000億円超

アメリカ市場は日本市場よりはるかに高くて時価総額もべらぼうに高い

株1本に頼ってんじゃない
FXやれよ
債券はどうした

アメリカの債券市場は株式の2倍
ユーロ圏では約3倍
日本では3倍から4倍の規模だ
こんなでかい市場ほっとけやつあるか

全くに夫人としか言いようのない合宿なのだが数日を過ごし4時にその意味がなんとなくわかってきた
それは徹底的な自己否定だ

お前はダメだ
これまで生きてきてこれほど他人から否定された経験はなかった

時間が経つとそれはとても貴重なことのように思えた
何百億円もの金を株式投資なので運用する
そこに冷水を浴びせられ目が覚めて我に帰ったような気がした

思い上がった人間に育ててしまうと危機感を持ちこの合宿を企画したのだろう

戦争中はね
株は儲かったんだよ
戦時中市場は普通に開いていたし株価も上がったんだ

昭和20年8月9日まで市場は開いていた
8月6日は普通に株の取引をしていた
東京が空爆で焼きつくされても株取引は行われていた

市場の常識では戦争は買いなんだよ

戦争は買いというのは日清戦争や日露戦争勝利後に株価が急騰した経験に裏付けされており
第二次世界大戦勃発や日米開戦時も株価は上昇している
1941年12月8日の真珠湾攻撃から数日間は相次ぐ大戦果で市場は大盛況

戦争も一つのお祭り
サッカーの日本代表が勝って渋谷に若者が集まりお祭りをしているのと大して変わらない

株はなぜ下がらなかったか
政府が介入したからだ

株価が下がると国民に悪影響を及ぼすから
株価というのは経済を推し量り最も分かりやすい指標
国民は高ければ安心するし低ければ不安になる

ということは当時の株価はただの見せかけ
企業の収益といった実体経済とは書き始めていた

株を全て売れ
売って今すぐ土地を変える

日本からある程度の金がなくなることは間違いない
その時唯一頼れる資産は土地だ
買うならど真ん中
価値の高い東京の一等地を何としても買い集めるのだ

戦後処理が早く進み国の再建が自主的に行えるなら猛烈なインフレが来る
インフレによって物価は上昇し土地の値段も暴騰する
すると取得した金額の何十倍何百倍に膨れ上がって帰ってくる

歴史が示している
過去の経験から法則が見えてくるのだ

日清戦争が終わった翌年戦勝気分に乗り株価は急激に上昇した
しかしやがて天井を打ち暴落
これを予測し直前に売り抜けて大きな儲けを得た

なぜ暴落を予測できたのか
それは日清戦争の教訓を得ていたからだ
日露の前の日清戦争後にも同じ炎症が起きていた
勝利によって株価が上昇しやがって下落する

第一次大戦時も同様
戦勝による好況で株価は跳ね上がり多くの成金を生んだ
しかし大正9年3月に大暴落
この時も前年の合宿で年末までに全て売るよう指示を出した

いいかね諸君
戦争は買いだ
この格言に従いみんな買いに走る
株価はどんどん上昇し好景気に湧く

しかし必ずその後泡のように弾け反動的恐慌に陥る
つまり戦争側を起こり泡が膨らみはじける
この繰り返しが戦争と株価の関係だ

米国の株の格言にこういう言葉がある
資産家は強行時に生まれる

投資において戦争は好機
大暴落後の恐慌時は株価が実体価値よりも値下がりする
こういう時こそ株で儲ける絶好の機会だ

例えばケネディ財閥のジョセフピーケネディや石油王と呼ばれるジャンポールケリーは世界恐慌時にそこでで買った株を高値で売り抜け財閥を築き上げている

当然日本でも三菱住友三井安田などは明治大正の不況で大きく値下がりした競争相手の株を買い占め財閥の地位を盤石なものにしていった

米国と本土で戦うなど何を血迷ったことを言っとるんだ
投資を行う人間なら理性的に合理的にものを考えろ

人として正しいかどうか両親に反するかなんて関係ない
投資家ならば善悪でなく損得でものを考えろ

米軍は徹底した現場主義そのままのリーダーの決断の実行は国を勝利に導いた
対する日本軍は常に大本営の判断待ちそれに従った

要するに太平洋戦争とは完了とビジネスマナーと戦いだったってことだ

現場の最前線にいる責任者の判断と行動で事業を進めるのがビジネスマン
対して常に上の判断を仰ぎメールを待つのが官僚

この両者が一刻を争う戦場で早いあいま見えれば勝敗は一目瞭然
現場での決断と実行が早いビジネスマンが勝つのは当たり前だ

結局目的か手段かということですね

戦争において目的は勝つこと
アメリカは目的である勝つことを最優先に作戦行動をとった

一方日本は何よりも手段を重んじる
勝つことより途中の手続きを重要視したから常に相手に遅れを取った

それを考えると初代キャプテンの言葉は痛烈だな
善悪でなく損得でものを考えろ
これはまさに投資部の目的とは何かを再認識させる一言だ
目的達成こそが存在意義
それ以外のことに惑わされてはいけないという戒めだったんだ

きちんと自己否定することも大事だなと思ったからです
自分が常に正しいと傲慢になったり変なエリート意識を持ったり
そんな人間は必ずいつかしっぺ返しを食らう
かつての日本軍のように
健全な自己否定力を身につけ常に手段ではなく目的を達成させます

おそらく久しぶりに訪れた投資部を見て感じたんだろう
これはまずいと
時には己を正しく否定せよ

世の中のことは全てが人と人のつながりでできているんだよ
ベンチャー投資はまさにその典型だ

日本でベンチャー投資を行ってる人間はほんの数百人しかいない
だからほとんどが顔見知りだ
その多くは銀行や証券会社系の機関投資家だが最近は個人投資家も少しずつ増えてきている

日本のベンチャー投資は金額ベースで見れば年間約1000億円
アメリカが約3兆円だから30分の1の規模だ

なぜ日米で差がつくのか
それは民族の違いなんかじゃない
日米は常に時間差レースをしているからだった

数年から数十年前にアメリカで起こったことが時を経て日本でも起こる
それが時間差レースだ

つまりアメリカの過去の状況を調べれば日本の未来が予見できるということだ
アメリカは何事においても日本より早くスタートを切ってレースに出る
日本はしばらくしてからアメリカの後を追ってスタートする

日本のベンチャー投資はアメリカに送れてはいるもののいずれ数兆円の規模になるということですか?
間違いなくそうなる
ベンチャー投資では日米の時間差が30年開いてるだけだ

そもそもM&Aはアメリカにおいても30年前まではほとんど行われていなかった
それまではIPOによってしかベンチャーに投資した投資家がリターン目の方法はなかったんだ

1980年代から徐々に注目が集まり件数も増加
ノウハウや経験が蓄積され今日のアメリカのようにベンチャー投資の回収はほぼM&Aという状況になった
そしてM&Aが増えて創業間もない会社にもきちんと価値がつくようになることでベンチャー企業もベンチャー投資も活性化し現在のシリコンバレーのような状況が生まれた

ベンチャーの世界でこういった好循環が生まれるまでにアメリカでも30年かかっている
日本でもようやくM1例が増えてきたがまだまだハードルの高いIPOが中心

成功の道筋はどこの国も同じだ
近道なんてなくコツコツ積み重ねていくしかない

日本の将来は投資にかかっているんだ
投資が活発にならなきゃ日本は本当破滅する

とにかく金を溜め込むやつはみんなバカ
貯金は美徳だと思い込んでるだけはただの思考停止
金を眠らせていたら世の中一つも動かないしよくもならない

ホリエモン未来が見えるんですって

ベンチャー投資というと高度な経済知識と卓越した経営感覚が必要だと思われがちだが小難しいことに投資家は全く興味がない
要はその商売が行けるのかいけないのかだけ

それはベンチャーじゃない
脱サラしてしてラーメン屋や喫茶店を始めるのと本質的には変わらないね
すでに社会に存在してるビジネスをitを使って少し効率的にやろうとしてるだけでスモールビジネスの開業に過ぎない

出資の判断をする基準は常にみんなの逆
それ正解
みんながいいと思うものにろくなものはない

ベンチャーとはイノベーション
変革を起こすこと
初めからみんながいいと思うものなんて常識と一般論の塊でしかない
イノベーションは周りの反対から生まれる
これは絶対の真理

生物界はすでに夢の不老不死を獲得した生物がおるんです
地中海にいるベニクラゲです
ベニクラゲは捕食されない限り生き続けることができる生物なんです

経営哲学は1つの事業に固執しないこと
炭鉱開発も石炭が十分に埋蔵されていると分かるとすぐに他の事業者に売却した
そして今度はその資金で鉄道会社は設立する
炭鉱と港湾を結ぶ鉄道が敷かれるとまた売却
やがて漁業、水産業、林業、酒造業、海運業などあらゆる事業を起こしては売却するということを繰り返した

理由は競争しないためだ
乳牛販売を始めて3年目に業績が悪化している
これは新規参入が一気に増えて価格競争に巻き込まれたためだ

この時気がついた
商売は競争してはいけないと
そこで競合相手が少ない地域を選びそこに投資することに決めた

明治時代の北海道はまさにフロンティアの地
新しい事業、特にインフラ整備にはビジネスチャンスが山ほどあった
先陣を切って事業化し競合相手が現れる前に高値で売却する
これが最も効率よく資産を増やす方法だと確信したんだ

赤の他人に頼んで車に乗せてもらうってものすごく大変
人間のプライドも何も捨ててひたすら目的のために自分を犠牲にしなくてはいけない
企業を経営するとそういう試練を何度も経験する

起業で成功するには死ぬほど恥をかかなあかんということやね
ヒッチハイクやらんかったら一生わからんかったやろな
起業しても必ず失敗したと思うわ

やってみると案外何でもやれるだろ?
世の中やらないやつがいかに多かったってことさ

ビジネスにおいて一番大事なものは何だと思う?
行動力だよ

アイディアなんて何の価値もない
でも大概みんな特に日本の研究者は論文ばっかり呼んであれこれ考えて研究室で1人じっとしている

成功って実はものすごく簡単
やればいいだけのこと
美人の隣に座るのは美人に告白した男だけだ
考えるだけでは何も生まれない
行動だけに価値がある

ベンチャーキャピタルは10回トライして9回失敗しても残りの1回が20倍になればそれで大成功です
9割失敗して大成功と言われる仕事が存在するということをほとんどの人は知りません
私から見れば今の日本はとてつもないチャンスが転がっている状況ですがまだそれに気づいてる人は非常に少ない

なぜシンガポールの可能性に気づいたかといえば東日本大震災後ナーバスになっていた娘のために家族でシンガポールの遊びに行った際シンガポールの現状を見ることができたからです
たまたま紹介された後期不動産のブローカーについて行って10億円以上の不動産が次々と売れていてクルーザーかなんかがたくさん停まっているなんて光景を目にしました
マイナーなところに目をつけるだけではなく機会を見つけては実際に色々なところに飛び込むというのも大事です

ウォーレンバフェットはシェールガス革命のある部分に注目して利益を出したと言われています
彼がシールガス革命でお願いいたしますネバダ州でガスが湧くからそのガスを運ぶ鉄道会社が儲かるというものでした
シナリオを描くにはまず情報が必要
情報を仕入れるためにはネットワークが必要です

私がターゲットとしている月300万円の家賃のワンルームとか高級ホテルの上層階に作られた高級住宅の情報はいくらネットで調べても出てきません
そういう知る人と知るピンポイントな情報を持つ人と以下に独占的なネットワークを作れるかが重要なんです

投資家のピーターティールが書いた0to1という本にもありましたが大事なのいかに独占を築くかということ

世の中に出回ってない情報をつかんでそこに投じられるお金を持っていることこそが重要なんです

軸のずらし方はいろいろあります
最近ロンドンの高級不動産の情報がシンガポールに入ってきてるんです
シンガポールの不動産の値段が高騰してロンドンやニューヨークと変わらなくなってきたのでシンガポールの富裕層は資産を外国に分散し始めたんです
そうするとロンドンの業者がシンガポールに行ってきます
その業者に聞いてみたら絵画を回る時はシンガポール、香港、ドバイと渡ってロンドンに戻るそうです
つまり東京では手に入らない情報がシンガポールなら手に入るというわけです
私たちの会社はそこと提携して日本の富裕層向けにロンドンの情報を流しています

他にも法人税をたったの4%にしているとプエルトリコとかこれから経済発展していくであろうドバイなど注目の地域はあります
ここに日本の富裕層という要素を掛け合わせるだけでまだほとんどの人がやっていない独占的なマーケットが作れるはずです

第9巻

ベンチャーとは無理を実現させてビジネスに変えることだ
何事も初めから無理と決めつけて挑戦しないやつに起業する資格はない

優秀なエリートって正しいことしかしないそれも一人で
たった一人で正しいことを正しくやろうとする
論理的に根拠を提示して効率的に

でもねたった一人で正しいことしても面白いものは作れない
人って論理だけでは動かされないからだ
面白いものあって論理じゃなく感情でできているんだよ

君のお父さん一般常識で塗り固められてお金に対して潔癖で超真面目な典型的公務員って感じの人だね

山本さんあなた米国軍を打ち破る乾坤一擲の作戦を思いついたね?
幾多の軍人が今まで誰も発送せず遂行したことのない軍事史上初となる革命的戦法をあなたは思いついた
思いついたとなればやってみたい

株取引で詳しくなった経済情報に加えて関連会社や取引先まで徹底的に調べたことを面接官にバンバンぶつけて他の学生よりできるイメージを抱かせたことが勝因

レンタルビデオ屋を3店舗まで増やした時映画館でバックトゥザフューチャー2を見たんだ
主人公が未来に行く話だったが部屋のテレビ画面に見たい映像がどこからか送られてくるワンシーンがあった
それを見た瞬間頭に浮かんだ
未来にはレンタルビデオやってなくなるんだなと
つまりその一場面で現代のインターネットのことさ

お店にビデオを100本送って3ヶ月後に売れなかった分を返品してもらうようにしたんだ
80本帰ってきたら20本の売り上げ
富山の薬売りのような委託販売モデルだから営業マンがいらない
委託ならお店にとってもメリットがありますよね
その通り、お店側は売れ残りのリスクがないから安心しておける
何と言っても仕入れの手間が省ける
このやり方なら送った100本とりあえず店頭に並べてくれる

うちはね節操がないからエロからエコまで何でもやるの
教室にこだわらないからエロ以外にもFX、英会話、太陽光発電、3dプリンター
思いついたら何でもやってみる

目的は会社を続けるため
食うため食わせるため
つまり生き残るため

うちはエロでは世界一の企業
大手が来ないピンクオーシャンを独占しているから収入が安定している
だからそこで稼いだ金で新しいことに投資することができる

リスクを取らないリスクほど経営者としたら恐ろしいものはないんだよね

当社に興味を持って尋ねてきて俺から情報を手に入れた
その行動力だけで合格

大企業に入ってずっとサラリーマンのままでいるの?
じゃあ一生労働者ってことね
私は違う
私は資本家になる

私がインターネットの世界に飛び込んだのは魚がたくさん泳いでいるのが見えたからというのにつきますね
1990年代にインターネットが普及し始めたとき誰もネットを使って商品を売り買いしようなんて思わなかった
だから多くの人にはインターネットショッピングに手を出すことはかなりリスクのあることに思えたでしょう
でも僕はインターネットがものすごい可能性を秘めているという確信があったからネットに不慣れな住事業者でも簡単に参加できる物語のネット通販の会社を作ろうと思われちゃったんです

第10巻

今あなたはどんな資本持ってると思う
資産と言い換えてもいい
社会に対してあなたが投資できるものは何?
時間よ
二十歳そこそこの若者にとって社会に自分が売れる物って時間しかないのよ
時間を売って対価となる給料をもらう
これが労働よ

時間とか命よ
労働者とは自分の命である時間を切り売り生活することを言うの
言い方は冷酷だけど労働者とは例えばラットレースのラット
賃金を当てにして車輪から抜け出せずにいるとやがて時間はどんどん減って行き人生を車輪の中だけで終えることになる

人は精神的充実を味わうために働くんです
自分で自分の存在価値を認めるために一生懸命打ち込むんです
あなたは暗示にかけられてるわ
資本家たちが労働者を働かせるために社会に流したもっともらしい価値観に騙されている

会社を私にとってただの踏み台ね
決して時間だけを売るようなことはしない
きっちりスキルは回収して大きなリターンを得る
人生の投資を成功させて真の消化になる

fxは外国為替証拠金取引のこと
一定額の証拠金、つまり保証金を担保にして外貨を売買する投資の方法
資金が少なくても短期間で大きな利益を得ることが可能

FXって最も危険な金融取引ってイメージありますよね
一瞬して資金が0みたいな

最も危険というのは誤解だ
みんながそのように思い込んでるだけだ
FXは怖いという世間の噂は信じてしまってるんだ

世界最大の砂漠ってどこ?
サハラ砂漠じゃ?
違う南極大陸だ

つまり実態をよく調べずに一般的なイメージだけで語られることが世の中にはたくさんあるということ

日本でも昔からお金の交換、為替というものはあった
もともと江戸時代江戸では金、大阪では銀が流通していた
日本という国の中に2つの貨幣体系があり金と銀の間に交換レートがあって日々変動していたんだ

どのレートの時江戸の金と大阪の議員を交換すれば儲かるか
その動向に目を光らせその差益で大儲けをして財を築いた商人は大勢いた

為替に限らず価格の差を利用して儲けることは社会にはたくさんある
例えばネットオークションに出品して差益で儲けるなんてことは一般化してるだろ

為替は一種のゲーム
世界各国の政府や中央銀行の制作を反映し、経済や景気に影響を受け、事業会社やヘッジファンド、為替ディーラーなどの思惑が入り乱れる
外国為替市場こそ世界最大にして最高のカジノだ

為替を理解することは何が高くなって何が安くなったか
この何がという主語に注目すれば理解しやすい

円を売ってドルを買うとか、一体誰がどこで売って買ってるの?
それはどこでもない
株式市場では世界各国に取引所があり実際に株が売買されているが外国為替市場にはリアルな取引所は一切存在しない
全て電話や通信回線を使って売買されているバーチャルな市場なんだ

銀行をはじめとする金融機関は手持ちの資産を少しでも増やすことが企業活動の使命
だから日々より安全で硬化しな通貨に交換することで差額の売り買いを稼いでいる
これが売買という表現で表されている
テレビのニュースで映し出されるリーディングルーム
あそこにいる人たちは刻々と変動する通貨の値をチェックして自分たちの資金を損しそうな通貨から儲かりそうな通過に書いている

世界には200以上の通貨が流通している
このたくさんある通貨の2国間の両替比率を定めたものが為替なんだ

両替比率はどのように決。かというと基本的には需要と供給だ
世界中で欲しいと思う人の追いつくは高い
みんなが手放せば安い

単純に需要が大きければ強い
逆に需要が少なければ弱い

つまりお金にもランキングがあるってこと

ランク付けと言っても根拠は実のところあまりないですよね
全くその通り
世の中のランキングと言っても厳密なデータを精査してなんてことはほとんどない
実際はなんとなく決まってることが圧倒的に多い
二つ星と三つ星にどれくらいの差があるのかなんて誰も説明できない

為替のランキングもこれと同じ
経済成長率などの指標は一応あるけれど
ドルが強いなあとか円が弱いなとかなんとなくの印象で決まることが多い

今の横綱はやはりアメリカのドルですね
ドルは1940年代以降不動の横綱
圧倒的パワーは全く衰えていない

日本の円は昇進は目覚ましがあったが三役からの連絡の危機にあり横綱には全く歯が立たなくなっている
その証拠に世界の外貨準備の60%がドル、ユーロは25%、円はたったの4%

為替で失敗すると一緒にしていくには滅びることがある
幕末の金の流出によって幕府が崩壊したことですね
あの時もまさしく日本の通貨の大暴落
急速な通貨安は国際信用力の低下まで行き国家財政破綻へと続く危険信号でもあるんだ

でも円安になると喜んでる人も多いですよね
外国人観光客も増えて経済効果は絶大だって

そんな考えは全くの間違い
大挙して押し寄せているのは世界の人々が日本が好きだからではない
理由は単純に日本が今安いから
さらに言うと自分たちより下だから
通貨の高い国の人たちが安い国に行って使う
これは経済の大原則なんだ

でも商売してる人にとっては現金収入が増えてありがたいのでは?
いや円安は絶対に良くない
自国の通貨が安いことにメリットは1つもない

企業にとっては価格競争力がついて輸出が伸びて収益が上がるからいいこともあるのでは?
確かに景気は一時的には回復する
しかし通貨の価値が下がれば国の価値が下がる
長期的に見れば吹田の道へ進むことになるんだ
その証拠に今日本の資産の価値は急速に減っている
君の預金も半分になっちゃう

例えば1ドルが75円から150円と2倍になれば円預金の価値は1/2になる
為替は常に動いている
それを地球の上、宇宙から監視するんだ
お金の価値は自国の通貨だけを見ていたはわからない
一番遠くの宇宙から世界の通貨を見ろ

世界とのつながりの中でしか本当の価値は見つけられない
真の通貨の値打ちはわからない

仮に今100万円預金を持っていたとしよう
もしドルから見て価値が半減したとなると
カウンターでお寿司が食べられていたのが、気づけば1円も入っていないのに回転寿司しか食べられないような状況になったということなんだ

貯金は安全でノーリスクだと一般的には生まれてるけど実は寝ている間にどんどんお金は減っている

昔1ドル360円で時代がありましたよね
あったね、1970年代の話だ
それから見れば例え200円になっても十分円高なんじゃないですか
ということは円高や円安って年代によって尺度が変わると思うんですけど
円安は絶対にダメだという主張は若干揺らぐのでは?
少なくとも360円の頃はめちゃくちゃ経済成長

富裕層に高い税金をかけたからといって富の再分配がうまくいくとは限らない
もっともらしい意見だけどとても視野の狭い一方的なものの見方だ

連絡がいいのか円安がいいのか、一方が一方を打ち負かすことはできない
つまり世の中には完璧な正解なんてないってことだ
要はどっちでもいい
両論があってこそ健全な社会だった

物事は相対的に見ろ
円高にも円安にもメリットとデメリットがあるんだってこと

FXも麻雀みたいなただの遊び
マネーゲームだ
だから面白いんだよ

秒単位でも決まる
これがfxの面白さだ

今行ったのはドル円買いとドル円売り
1ドル120円76.2000の時に円でドルを買い、3秒後、1ドル120円81.2000(5銭ドル高円安)の時にそのドルを売って円に変えた
これで1ドルにつき5銭の儲け
今回は100万ドル分を売買したから、5万円の儲けになる

なんで資金1000万円なのに100万ドル、1ドル120円として1億2000万円もの取引ができるんですか

最初から説明するとFXでは基本1万通貨が取引の最低条件なんだ
ドル円での1万通貨というのは1ドル120円の場合1万ドルつまり120万円のこと

そしてどれくらいの量を取引するかは数量ボタンで決める
ここの位置というのは最低単位である1万通貨のこと

今回はここ100にして100万通貨つまり100万ドル分の取引を行った
要するに手持ち資金1000万円の12倍まで枠を増やして売買したってことさ

ではなぜ手持ち資金以上の取引ができるのか
それはfxの最大の特徴であるレバレッジを利用しているからだ

日本のFXでは個人口座では最大25倍までレバレッジがかけられる
法人口座では400倍まで

大きな取引が出ることはメリットだがリスクも当然大きくなる
ハイリスクハイリターンだ

fxは完全にギャンブルだ

日本時間の21時30分、アメリカ時間では朝の8時30分
この時刻にアメリカのGDP成長率や貿易統計国際収支などの経済指標が発表される

中でも毎月第1金曜日の朝にはアメリカの雇用統計の数値が発表される
アメリカの雇用統計は世界一メジャーな指標で為替関係者にとっては月に一度の大祭りなんだ

月に一度のお祭りで大損
お前は踊る阿呆だ
世界の為替相場の大祭りの日に一発大儲けを狙って400倍ものをレバレッジをかけ大怪我をした大阿呆だ

FXで儲ける人は基本踊らない

FXは以下にうまく負けるかの勝負なんだ
FXで最も気をつけなくちゃいけないことが一発退場
今回はあらかじめ用意した元で1000万を失ってさらに800万のマイナスを作った
これは強制ロスカットというやつだ

今回の場合元で担保金の1000万円が900万円を下回った時点で強制的に取引が停止になり損失がしてしまう
レバレッジ400倍、1ドル120円の相場で3000万通貨の取引をしていた
つまり10銭円安になるとその3000万倍の3000万銭、要は30万円の損失が出る計算になる
なので3選4厘円安になった時点で100万円以上の損失が出る
元手が900万円以下になってしまうため機械が強制的にロスカットするはずだった
しかし今回の言わないできないの状況
つまり急激な冒頭を暴落の時は機械の強制ロスカットが追いつかず決済が遅れ大きな損失が出ることもある
レバレッジが法人口座のように高くない限り起こらないが大きな値動きがあると個人でも大きな借金を食らうことになる

fxの特徴は大博打で負けたり塩漬けしてる間に強制ロスカットされてしまうとそもそも打席に立つことすらできないということ
FXはイエローやレッドカードを食らわず毎シーズン毎試合出てコツコツ勝ち続けられるかが重要
大負けはせずに浅く上手く負けをコントロールしながら資産を徐々に増やしていくことを目指していけるか
一発勝負のトーナメントではなく勝率や勝ち星を競うリーグ戦のつもりで

ファンダメンタルズとテクニカル
勝つ人はテクニカルで分析する

ファンダメンタルズとは経済情報分析だ
四半期のGDPとか雇用統計物価動向など
各国が発表する経済指標や経済ニュース
これらの要因が相場を動かすと考え分析することで未来を予測していく方法だ

しかし経験から言ってファンダメンタルズではほとんど予測できない
例えば四半期GDPが前回発表のプラス5%から今回+10%に上がったとする
普通ならその国の通貨価値は上がるが、みんなが事前にそれぐらい上がるんだろうと予測を立てていたら通貨は逆に下がったりする
要は指標やニュースそのものが変動要因になるのではなく、それに対してみんなはどう思ったかというなんとなくの印象で決まってしまうんだ

これに対してテクニカルとは一言で言えばチャート分析
過去の相場の動きのみを数学的に分析し法則性を導き出しに予測すること
これは何となくの印象ではなく数学的法則によって自動的に答えを出していく方法だ

そして爆死的なファンダメンタルズではなくテクニカルを駆使して小さく勝ちを積み上げていくこと
これこそがfxの定石なんだ

ではテクニカルを身につける手段は?
それは自分で考え出せ
投資部の生徒にとって数学は最も得意な科目
チャートをパッと見て法則を発見できながらここにいる資格はない

一斗桶の中に油が1斗(十升)入っています
この油を7升枡と3升枡を使って、5升と5升に分けなさい

江戸時代の人たちは庶民も数学に興じていた
そのきっかけは1627円に書かれた塵劫記

本間宗久は米相場の分析のためにローソク足を発明したと言われている
相場が一目でわかる方法として世界的にスタンダードとなっているろうそく足
江戸時代の日本人が発明してたなんて

江戸時代世界に先駆けて発達した米相場
当時すでに数学的見地からテクニカルに予測を試みたコメ商人がいた

勘に頼らず法則を導き出して大きな儲けを得たに違いない
だから歴史に名前が残った
これはテクニカルを駆使した人が勝つという何よりの証拠だ

大きな相場の流れと日々の相場の流れが一目瞭然だ
この2つの線が両方上がっている時に買えばよかったんだ
自分で法則を導き出し信じて貫く
これがテクニカルに勝つということだ

それを相場の世界では移動平均線という
一定期間の売買の平均値を表すものが移動平均線だ

移動平均線を制するものがテクニカルを制するとまで言われている
テクニカルにはいろんな方法論などが突き詰めるとここへ戻ってくる

まずは1日ごとのローソク足チャートを作る
そこに過去20日間の移動平均線を書く
この線グラフ、通称20日線の上に白いローソク足が3本続けて現れ、1本目より2本目、2本目より3本目のろうそくが平均線から離れていったら相場が上がっていくサイン
投資用語で三兵という

これをやるだけでも勝てる確率は上がるはずだ

fxをやり始めた頃は目の前に金が落ちている気がして拾わずにはいられない
何も考えずに猿のようにバカみたいな売り買いをしていた
でもそれでは絶対に勝てない
fxをやるなら感情を捨てて機械的に相場が上がる時に着実に価値を拾うようにしていけ

相場とは積み木のようなものだ
長い時間をかけてコツコツと積み上がって上がっていくが崩れる時は一瞬
この繰り返しがパターン化している

人は相場が上がる時には特に恐怖を感じないが下がる時にはものすごく恐怖を感じる
上げ相場の時にはいわばお祭りに参加している気分
しかし祭りには必ず終わりが来る
終われば相場は急落する
すると人々は損をしたくない恐怖心で一気に売る
懸命に損切りへと走る
相場が急降下を始めると大勢の人の負けを巻き込んで暴落へと突き進む

投資の格言にチャートには重力が存在しているというのがある
投資のベテランはその重力を利用して大きく儲けるがそれは相場が下がることに対する恐怖心を克服しなければできないこと
だから初心者はいきなりベアにはなれない

FXでは口座に入れた額が2倍3倍になるくらい勝てることもあります
ということは逆に口座内のお金が全て消えることも理論上はあるのです

違う視点から考えると日本円だけを貯蓄しているような堅実そのものの行為も見方によってはギャンブル性が高いように見えます
各国の通過価値は常に変動して価値が揺らいでいる
ということは自分の資産を一つの通貨に集中させておくというのはかなりリスクの高い行為となります
日本円の貯蓄だけで資産を持っていた場合円の価値が下がればその分資産も目減りしてしまうのです
FX的に音を全てのポジションを日本円に偏らせている状態ですね
例えば資産の半分をドルにしておく方が本当はリスクが低いのですが投資をしない人から見るとこちらの方がリスクを取っている行為に見えたりするんですね

また日本円で数千万円のローンを組んで何十年もかけて家を買うのはかなりギャンブル性を伴っていると思います
現在の年収を数十年維持する前提条件や金利の行方、円の資産価値の変動、不動産価値の変動、など不透明な要素はすごく多い
そういう意味では不動産を長期ローンで購入する人はある意味全員がギャンブラーとも言えるんじゃないかなと思っています
誰もがそれを行っているからリスクじゃないということはないわけで当たり前と思われているルールは一度疑ってみる姿勢は必要なんじゃないでしょうか

東南アジアのベンチャー企業と日本企業の橋渡しの役を担うべくシンガポールで投資業を行っています
若い起業家たちを一言で表すとすれば冷静と情熱の間という言葉がぴったりでしょうか
彼らは大金持ちになりたいとか世の中を変えたいといった情熱につき動かされています
まだまだ発展途上の東南アジア市場は本当に競い合ってるのは23社だけという分野が結構残っているんです
プレイヤーが少ない方が当然勝ちやすいので狭いフィールドでて短時間でバイアウトしてお金持ちになってやる、ハングリーさが伺えます

とはいえ彼らは何をそうして熱狂や夢だけで起業してるわけではありません
実はその裏側には緻密な計算があったりもします
彼らは先進国の事例をかなり研究しているので先進国とほとんど同じ製品を作って成長を著しい東南アジアに投入すればある程度は成功するんだろうと極めて冷静でロジカルな地面も持っていたりします

東南アジアだからこそまくっているというサービスはいろいろあります
例えば送金プラットフォームビジネス
東南アジア諸国の特徴は圧倒的に低所得者層の比率が高いことです
フィリピンでは銀行口座は持っている人は人口のたったの30%程度でクレジットカードに至っては約3%しか持っていません
しかし出稼ぎ労働者が多いから国内外の送金は活発で、要するに銀行ではなくエージェントを返して送金する仕組みがあるわけです

商売っていうのはねマーケット管理なんだよ
どういうお客さんにどういう商品を提供するのか
どうやって適切な商品やサービスのサイクルを作りそれを円滑に回していくのか
このマーケット管理さえしっかり行っていれば店を前にする必要はない

600円のコーヒーの原価は20円のいいところ

個人商店にとって成長と拡大は悪魔の囁きなんだよ

なぜ日本の地方都市の商店街がサビでシャッター通りになってしまったのか
その理由を考えたことはあるか
原因は個人商店がみんな成長と拡大を目指したからだよ

個人商店と費用は異なる
個人商店が成長と拡大を目指すことは間違いなんだ

身の丈を超えた成長と家具代を目指したことが根本的な原因

日本の将来に大きな暗い影を落としている
日本国民の大多数が3世代サラリーマンになってしまうことだ

個人が経済環境を整備できる世の中になった
マーケット管理がきちんとできれば個人でも何も恐れることはない

つまりは金ですよ
自由は金でしか守れない

最初の練習でいきなり1000万を溶かしてしまった
それがトラウマになっているのではないか
一度大きな失敗をするとその後恐怖感が頭をよぎって手を動かせなくなることがあった
FXではよくあること
それを克服して前に進むしかない
ひたすら麻雀を打った
反射的にパイが切れるようになるまで

相場の格言に、売るべし買うべし休むべし、というものがある
投資の仕事は利益が出るともっとと欲を出し損をすれば取り返さなくてはと焦る
相場で勝つ人は売買にメリハリがついている
1つの取引が終わったら相場から一歩引き冷静になって次のチャンスを待つ
相場と言うとみんな売りと買いだけしか考えられないが時には休むことも重要なんだ

知性と理性はあっても戦いに敗れる人間でいるより野生と狂気で戦いに勝つ獣がいい

どんな状況下でも市場から目を離さず淡々と取引を行う
感情を一切押し殺した精密機械のように

インベスターZに1つ突っ込みを入れさせてください
投資部の子たちは投資とトレードを一緒くたにしていませんか?

投資は株を半年以上場合によっては5年10年と保有し企業が成長したら株価が上がりその分が利益になります

一方トレードは数分から数週間といった短期間で株の売買を繰り返します
蛇の株価の変動に対して買い売りという市場参加者の心理・需給を読み取って利益を出すのです

東芝は自らを投資家と何の乗りながら漫画の中では投資とトレードの両方を行っています
実はこの2つをごちゃ混ぜにすることはとても危険なことなのです

投資とトレードではやるべき準備が全く異なります

投資は企業の成長に資金を投じます
財務諸表やそのビジネスモデル、業界の将来性頭を分析しさらに現在の株価が割安かどうかを判断して株価がこれから上がる潜在的な能力があるかを見極めて株を買い、決算発表のたびにその結果を確かめながら成長を待つというプロセスが必要です

トレードの場合は市場参加者の心理の読み方を学び過去のパターンを参考にしながら売買のタイミングを測ることが求められます
日々の株価の変動を利用しチャンスがあれば売買するので企業の財務諸表やビジネスモデルまで分析する必要はありません

株についてのセミナーや書籍のほとんどがこの2つをごちゃ混ぜにして説明しています
そのせいで投資をしているつもりがトレードになっていたりして違いを理解しないまま株式に資金を投じてしまう人が多い
株で儲けられない人のほとんどがこのパターンに当てはまっていくと思います

株の書籍には損切りが大事と書いてあるものと長期保有が選定で簡単に打ってはいけないと書いているものがあって矛盾していますよね
これらは投資とトレードの区別がついていたいため起こります

投資では一般的に年率7%の利益を上げられれば成功と言われます
1年で300万円を稼ぐには4285万円の元手が必要です
財務諸表や株での割安さをきっちり見極める力があれば資産が減るリスクは低いですが利益を出すために長い時間と多額の元手がかかるのです

その点トレードの場合は数分から数週間のスパンで売買を行うので利益を得るチャンスが多くかつ失敗しても挽回する機会が多くあります
ですから数十万、数百万ほどの元手を効率よく増やすことが目的であればまずやるべきはトレードです

またトレードでは売買の成功と失敗を数多く経験することによりトレーダーとして短期間で成長することができます

反対に長い時間をかけて企業の成長を待つ投資の場合は売買の機械が少なくなかなか学習するチャンスを得られません

私がこれまでトレードを教えた生徒の中には800万円を3年で1億円にしたという人もいます
もしこれを長期投資で行っていたら一体何年かかっていたでしょうか

ですからインベスターZの中で10万円の元手でバフェットを目指して投資してるのは私から
入れると非常にもったいない
少ない資金では大きく儲けられないですし時間がかかりすぎてしまう

多くの人が株を始める時に預金のほとんどをつぎ込もうとしますがそれは絶対にいけません
預金500万円の全てをつぎ込んでトレードを始めると例えば100万円といった損失が発生した時にあっという間に自分の感覚を超えてしまいいいとのことが手につかなくなります
常にスマホで値動きをチェックするなどお金に振り回されてる状態に陥り平成な判断ができなくなる
そうなると適切なタイミングでの損切りなどできるわけがありません

私の経験上トレードを始めてもすぐに2倍3倍に増やせるわけではありません
しかしスキーの転び方と同じで大怪我はしないように資金管理をしっかりと学んでトレードを行えばちゃんと稼げるようになっていきます

トレードは単なる運ではないのです
時間をかけて売買の感覚を身につけ着実に行うべきものです

しかしとにかく株を始めれば大儲けできると勘違いし安易に多額の資金を投入して失敗する人が非常に多い

ここまで読んできてトレードが運次第のギャンブルではなく知識とトレーニングによって腕を鍛えていくものであることが分かったと思います
どのジャンルでも何も知らない初心者が入っていって勝てるという言葉はありません

日本では体を使って労働することを尊ぶ価値観が強くて投資やトレードにネガティブな印象を持つ人が多い
ある程度理解が進んだ人であっても長期投資はいいがトレードというのは単なるギャンブルではないかという見方が一般的になっています
実際トレーダーという職業に対してお金がお金を生む虚業などという言い方をよくします

でも考えてみてください
トレードをする人がいないと経済がどうなってしまうか
長期のスパンで株を売買する人だけでは売買する人の数が少なくなってしまい買いたくても買えない売りたくても売れないということになってしまいます
つまりトレードが頻繁に行われていないと株式の流動性が低くなってしまうのです

俺たちラーメン屋は毎日体張って仕事してる
笑顔で鼻から元気な声を出して体を動かして汗水垂らす
特に中本のラーメンは鍋から体力使うよ

大体のラーメン屋は寸胴でスープ取ったらほとんど完成
もちろんうちも基本のスープは取るけど中華鍋で肉野菜を炒めてじっくり煮込んで味を出していく
それは手間がかかるわけ
でもそのおかげで具材が柔らかくなりさらにコクや旨味が増して最高のラーメンができるんだ

第12巻

四季報ってすごいことだらけなんだよ
全上場企業の情報が1冊の本になっているのは日本だけ

各国が出しているで会社情報はせいぜい上位500社とか
四季報は全上場企業約3600社すべてを1冊にまとめ上げている

四季報の創刊は1936年昭和11年
226事件があった年

昭和教皇で経済はどん底
国民は疲弊し軍部がクーデターを起こした年に全上場企業299社の情報をまとめた情報誌が発刊された

何が面白いって歴史

例えば富士通
富士通は元をたどれば足尾銅山が祖先なんだ

1935年富士電機製造株式会社の電話部が独立する形で富士通は生まれた
その富士電機は古川電気工業とシーメンス社の合弁会社として生まれた
古川電気工業の創業機の株主が古川工業
古川工業は元は古川財閥
古川財閥とは古川1名が圧勝銅山の成功をもとに創設した15台財閥の一つ
富士通の後にniftyやファナックがある

四季報を読み込んでいけば日本の企業の歴史や変遷が手に取るようにわかる

1926年創業のトヨタ自動食器製作所から1937年に自動車部門が独立したのがトヨタ自動車
元々は布を折る機械を作る会社だった

リコーのルーツは理化学研究所
研究所の成果を事業化するために1927年理化学工業株式会社が設立された
そこで売り出された感光紙が大ヒット
理研観光士株式会社として独立させて後にリコーとなった

三菱財閥の出資で1926年に東洋レーヨンとして創業したのが東レ

1970年に三菱財閥が作ったキリンビールが母体なのがキリン

日本人のお弁当文化から来ていると思う
小さな箱にも美を求め文化にまで高めていく
会社四季報は企業情報のお弁当
そして投資は旅だ
会社四季報を持って経済の相談を旅に出よう

マンホール
証券コード5603
虹技

でっかいビルを建てたのは大手ゼネコン
鹿島、清水建設、大成建設なんか

鉄骨はたぶん新日鉄住金

エレベーターは日立

コンビニなんか絶景スポット
ルーブル美術館のようだ
アサヒ、キリン、サッポロ、日清食品、東洋水産、森永製菓、わらべや日洋

昭和11年6月7日発行
会社四季報創刊号

古河電工、富士電機、三菱重工業
東洋レーヨン、キリンビール
日立製作所、明治製菓、王子製紙、日清製粉
三越、高島屋、松竹

226事件が起きた年、企業は生き残りをかけて一緒に頑張っていた
そして投資家がいた
そのニーズに答えるために会社四季報が送還された

当時の富士電機の売上高は150万円
現在の価値だと25億円
中堅メーカークラス

富士電機の現在の売上高は約8100億円
80年で事業は何百倍にも増大した

要するに創業当初からバカでかい企業なんてないてことさ
はじめはみんな中小企業だった

情熱あふれる若い経営者が独創的な商品を開発して売り出し
商品が売れてくると生産力増強のため資金を集め規模を拡大しどんどん成長していった

トヨタもホンダもパナソニックもソニーも楽天もソフトバンクもみんな初めはベンチャーだった

創業150年小田原のかまぼこの老舗鈴廣の社是
老舗にあって老舗にあらす

実は企業理念を長く伝えることは非常に難しい
なぜなら企業というものはどうしても儲けに走ってしまう
目先の利益を追いがちになる
それを抑制して正しく清潔な商売をしなさいという戒めを守り続けることが大事なんです
言い換えれば道を外れた企業は滅び道を歩んだ企業は反映する

日本人は合理的
まずは家の構造
ふすまや障子は全て同じ寸法でどこにでも取り付けできるように作られていた
他にも着物など飲食獣が統一規格で揃えられている
この合理性は近年になって産業に大きく関わるようになった
家の広さは畳の数で決まっているので生活用品の設計開発が容易になる
戦後になると団地の出現により標準サイズを各社が共有することで家電製品は猛烈な勢いで普及した

バカは切る合理的経営法の決定版
同族経営で身内に甘いのは早々と潰れて消滅した企業
江戸時代から続く企業の実態とはかけ離れている

例えば江戸時代よりさらに遡ることを約1000年
聖徳太子の命令578年に創業した世界最長寿企業の金剛組
この自社建築会社の系図を見ると至るところに養子が入っている
だからバカが潰すようなこともなく14世紀もの間活動し続けられている

また商人の町大阪船場には息子は選べんが向こうは選べるという格言がある

三井住友のような商家では実際の経営は番頭たちが取り仕切っていた

他の国特にアジア圏ではどうしても合理性より血縁を優先してしまう

結論として血筋にこだわるより企業存続が大事
この理念を守り通した企業が100年続く

そもそもなぜ会社四季報が80年前に送還されたのか
そこにニーズ、買って読んでくれる読者の数が見込めたからだ

226事件が起きた1936年日本はどういう状況にあったか
その4年前に満州国樹立を宣言したものの各国から猛烈な反発を受け国際連盟を脱退し完全に孤立
政府は迷走し軍部が台頭
社会は泥沼の時代へとを突入していった

そんな初代が不安な時代でも企業に投資する人がいたということ
会社四季報はそういう人たちに企業情報を正しく伝える目的で発刊された

会社式法はそこから80年間ずっと出し続けられている
現在でも毎号を70万部売れている隠れた大ベストセラー

企業側にしても会社四季報に掲載されるからには緊張感を持って経営に当たらなくてはならない
常に市場から監視されていることになる

会社四季報は世界でもまれな真面目で秩序ある日本の経済社会を作り上げた立役者だと言っていい

老舗企業って全然上場してない
株買えない

とらや
何百年も続く超名門親戚用なのにここも上場してない

何で上場しないのかといえば理由は単純でお金が要らないから
老舗には圧倒的なブランド力があるからお金は後からいくらでもついてくる
むしろ買収のリスクなど上場のデメリットの方が大きい

創業100年以上の老舗企業で上場しているのはたったの1.7%
残りの約98%は非上場だった

ブランド力信用力こそが企業の命とも言える
ブランド力がつく前に信用をしない命が尽きる企業も多い

どうすれば消費者から信頼を得られるようになるんだろう?
ブランド力の秘密はどこにあるのだろうか?

江戸時代から続くような老舗じゃなくてもブランドを確立した企業はたくさんある

自転車部品で世界最大のメーカー、シマノ
欧米で高級自転車の変速機といえばシマノが代名詞
釣具でも高品質で信頼されている

YKKのファスナーは世界シェア45%
シチズンの腕時計は中価格帯で世界シェア50%以上
世界で15%のシェアを誇るタイヤのトップメーカーはブリヂストン
世界のピアノの1/3はヤマハ製
内視鏡の世界シェアトップはオリンパス
板ガラスは旭硝子
精密小型モーターなどの製品が世界シェア1位の日本電産
産業用ロボットで世界トップの安川電機
化粧筆で世界シェア6割の白鳳堂
ボールペン用精密羽根で世界トップのミクロ発條
その他にもダイキン、キャノン、信越化学工業、クラレ業、ファナック、堀場製作所

世界のライバルをぶっちぎり1位を突っ走ってる日本企業はめちゃくちゃ多い
日本で隠れブランド大国じゃないか
つまりブランドってイメージだけで語れるものじゃないってことだ
まずその業界で1位の座を獲得すること

1543年種子島にポルトガルの貿易商がたどり着いた
種子島の様子は鉄砲に2丁買った
支払った代金は現在の価値で1億円はくだらないと言われている

注目すべきところは2丁買ったという点
一丁が使うため、1丁は分解するため

なぜ買った鉄砲を分解する必要があったのか?
鉄砲の複製品を作ろうとしたから
そのために鉄砲をバラバラに解体して部品の一つ一つを研究したかった
そして実際に種子島という名の鉄塔を作ってしまった

鉄砲に大金を払うと知ったポルトガルの貿易商は本国に戻り大量の鉄砲を持って再度訪れたが大儲けはできなかった
すでに日本には国産の鉄砲が大量に流通していたから
日本人はたった1年で国産の鉄砲を作り大名たちに積極的に売り込み販売していた

同時期の南米インカ帝国にもスペイン人が鉄砲を持って訪れた
インカ帝国は数年後スペインの鉄砲によって滅ぼされてしまった
対抗する武器を自分たちで作れなかった

西洋人以外で鉄砲を作ったのは日本人だけだった
鉄砲伝来から50年後日本は世界の50%の鉄砲を所有する軍事大国になっていた

だから西洋諸国は簡単に手を出さなかった
日本が植民地にならずに済んだのは自前で鉄砲を作る技術があったことも理由の一つにあげていいだろう
もしポルトガルの貿易商から鉄砲1丁しか買わなかったら日本の歴史は全く違うものになっていたはずだ

ファスナーの世界シェア45%のYKK
創業者吉田忠雄はアメリカのファスナー製造機械を個人で輸入し分解研究して国産の機械を作り上げた

キヤノンの創業者吉田五郎はドイツのライカⅡ型を手に入れて解体し国産カメラの基礎とした

セイコーの創業者服部金太郎はアメリカ産の時計はモデルに国産の時計を作り上げた

とにかく日本人は何でも作る
優れた技術だと思えば片っ端から分解して組み立ててみる
その精神の源流はおそらく鉄砲

いかにして企業のブランド力をあげられるか
日本企業の場合は種子島の領主1人にまとめていいんではないかと
ポルトガルの貿易商が持っていた鉄砲をすごいと感動できる心
これは一体どうなってるんだと解明したくなる好奇心
この素晴らしい技術をまず学ぼうとする謙虚な心
自分も同じものを作りたいと思う挑戦心
そして完成するまで頑張る諦めない心
すべては心
ブランドとは心

麻生巌
麻生グループの若きトップにして麻生太郎の甥
麻生グループとは筑豊有数の石炭をであった早慶が代々事業を拡張して築き上げた企業集合体
福岡県飯塚市を本拠にセメント業、医療事業、病院経営、学校経営、人材派遣業、土木、スーパーマーケットなど84社のグループ企業を統括している

あとを継ぐのは大変だ
特に人脈の相続が何よりも大変だ

経営者を支えているのはその周りにいる人たち
お金よりもその人脈が一番の財産だ

幼い子供に資産を少なく教えるのは当たり前
麻生巌が母から何度も言われたこと
子供の時母親にお金持ちの家に生まれてずっといい暮らしができると思っているかもしれないけどお父さんは事業を色々やっていて借金もたくさんある
いつこの家を追い出されるかわからないからその覚悟だけはしておきなさい
幼い子供には少なく伝え危機感を抱かせる
これは資産を持つ家の普通の教育だ

麻生家の家訓は
程度大切、油断大敵

大金の企業は富を築いても消えてなくなる

北海道でも九州でも石炭代金は多数いた
九州では100以上
その中で創業家が残っているのは麻生家ぐらいだ

その理由は明日起きが常に変化し続けたから
それも正しい変化を行ってきたから

石炭で莫大な利益を得ても潰れていった家は変化をしなかった
石炭以外は手出し無用という家訓を残した家もあったが当然消えていった

それに対して麻生家は石炭からセメントに移行し医療や教育関連へと事業を広げていった

確かに日本の大手は常に変化し続けた企業ばっかりだ

トヨタは自動初期から自動車へ
ブラザー工業は家庭用ミシンからFAXなど
富士フイルムはフィルムから医療や化粧品へ
ジャパネットたかたはカメラ店から通信販売へ

最新の授業に固執することなく時代に対応して正しく変化し続ける
こういう企業が生き残るのだ

株取引で利ざやを稼ぎ藤竹の資産とイオンを守り続けることに専念するなら資産家として成功するだろう
しかし国を変えると目標を掲げたら失敗する

国を変えるのは金の力じゃなく人の力だからだ
地方で生まれて育った人たちが地方を変える
そして地方が変わることで初めて国は変わる

なぜ麻生家は生き残ったか?
それは時代に合わせて事業を変化させたから
そして拠点を九州飯塚から変えなかったから

地方で売上高100億ドルを誇っても東京に進出したらせいぜい中堅クラス
その程度だと東京ではすぐに埋没してしまい信用されにくい

確かに多くの地方は東京の1/10の経済規模しかない
市場は小さいが100億の売上高がある企業としての存在感や希少性は都市にいるよりはるかに大きい

この優位性を活かせば地方でも十分企業活動は行える
最も大事なことは人材を育てること
麻生家は代々時代を見極めることができる人材の育成に力を注いできた

実は地方には金が有り余っている
正確に言うと地方には行き場のない金が眠っている
日本は現在個人資産のうち現預金だけで880兆円もの現金を持っている
それもかなりの額が地方にある

借り手がいないからと言って地方のキャッシュの多くは国債なんかに流れてしまっている
例えば農林中央金庫
運用資産は64兆円にも及ぶが農家に貸し出されているのはたったの10兆円
余った金は運用に回され脳中までという世界でも有名な資金になっている

このように地方の金融機関に資産を有効に使える人間や今ない需要を作り出す人間が少ないのが一番の問題である

金はある
あとはそれをどう使うから

プロジェクトは大勢の人数が議論して作り上げるものではない
みんなの意見からは陳腐で平凡なものしか生まれない

競馬で人々はなぜ馬にかけるかわかるか?
馬に血統書がついてるからだ
父母や祖父母たちが積み重ねてきたものであるからこそ競馬ファンはその伝統を信じて馬券を買う

■麻生巌

幼稚舎から慶應義塾に通っていると親が経営者という同級生がたくさんいました

期間がある家に生まれるということはその資産をいかに維持していくかという課題を背負っていけることが運命づけられる
恵まれたことに感謝していると同時に1から財産を築く人生とはまた別の苦労があるように思います

明治の国がまだ貧しかった時代多くの日本人が食を求めて南米や西海岸に渡りました
その人たちを心から尊敬します
今の日本は世界水準で見ても平均以上の生活ができるし教育を受ける環境や働く機会にも恵まれている反面そのことに感謝してる人が少ないように感じます
環境への不満は良い癖に先陣と比べて真剣に生きていない
そうではなく食い詰めて海外に出て行った人たちのようにガッツを持って挑戦していく人間を日本から排出したい

■会社四季報の活用法
会社四季報は人生を豊かにしてくれます
会社四季報は継続性、網羅性、先見性を備えた世界にも類を見ない書物だから

会社四季報を読破していると株式市場の相場観が見え過ぎ先の流れがある程度見えるようになる
これを買い物上手の主婦の法則と呼んでいる

今ここでキャベツがいくらかを聞かれていますか?
私は言えませんが毎日チラシを見て買い物している主婦であれば去年はいくらだったけど今年は高いとかパッと答えるでしょう

同じことが会社四季報読破でも言えるのです

まず目についた会社の事業内容を見てください
マンホールの蓋を作っている会社から、電柱やガラス窓を作る会社、タクシーやバスを運行する会社など、私たちの生活は全て企業と繋がっているのだとわかります

私が好きなのは1586年創業の東証1部上場会社松井建設です
加賀前田藩の白大区として事業を始め今も寺社建設を続けています

京都や鎌倉で修復中のお寺には大抵松井建設の垂れ幕がかかっています

株主欄を見るのもおすすめです
どんな大株主がどれぐらいの株を持ってるのかを見るとその会社の系列とともに生い立ちが見えていきます

証券会社に勤めていた頃相場の先を読むために訓練として先輩から教えられた指標の書き取りと新聞切り抜きは今も続けています

使用の書き取りというのは日経平均など使用データを手書きで毎日ノートにつけること
今の時代インターネットを使えばデータ集めは簡単ですがそれだけでは相場の流れが見えません
日々の動きを手書きで追っていくことで相場の転換点や事件や事故との関連性などがだんだん見えてきます

新聞の記述は見方が偏らないようにあえてオピニオンが異なる2紙を呼んでいます
証券マン時代には毎朝5人ぐらいで新聞の気になる記事を選び自分の考えを述べる読み合わせをしていました
その時先輩に経済面だけでなく社会面も見れと言われたのが印象的でした

例えば1999年の新聞に載っていた川崎公害裁判の和解が成立したという記事
これは世の中の環境問題への意識が変化し始めたシグナルであり実際にその後の企業活動に環境という視点は必須になりそれをビジネスとする会社も増えました
このようにニュースも株価も単体で見ていては流れがわかりません
日々の観察と記録によってつながりに気づくことが大事なのです
未来を予測する鍵は遠い先でなく実は目の前にあるのです

今注目している流れはジャポニズムの再来です
海外では和食ブームが続いており焼き鳥や寿司を作る加工機械の輸出は急増しています
ジャポニズムの到来ではなく再来と呼ぶのか
1860年からの約50年間欧米を中心にジャポニズムが流行しました
ゴッホやモネが浮世絵の影響を受けたことは有名ですが他にもたくさんの事例があります
ルイヴィトンのLVマークは日本の家紋、ティファニーの陶磁器は竹や菖蒲などの日本の文様をデザインに取り入れています

第13巻

株取引の基本である損切りができていない
下がり基調に入ったら即売って損切りをする、株取引の鉄則だとわかっていたけどそれが守れなかった

他の銘柄も全てこの調子だった
買う、上がる、もっと上がると待つ、下がる、売れなくなる、塩漬けにするというパターン

10万円で始めた投資が貯金のほぼ全額50万円も注ぎ込むはめになってしまった

株は買うより売れば大事
売れない人は投資で成功しない

株は法則でやれ
最初のアドバイスをもとに利確10%損切り5%で売ると決めた
この法則に従い機械的に売買することに徹している

松井は鉄則の重要性は十分理解してるのに実行ができない
はっきり言って株取引には向いてないかも

集中投資と分散投資ってどっちがいいと思う?

6銘柄で集中投資?
それは分散投資でしょ

6銘柄がなぜ分散投資なのか、そう思う理由を話してくれ
5って片手で済むけど6になると両手を使うことになる
両手を使ったら何もできないじゃないですか

銘柄が5個なら手のひらの上で管理できる
しかし6個だと日常生活に影響を及ぼす

すごいな君
それってピーターリンチの理論で
アメリカの有名な投資家さ
株を保有するのは子供を持つようなもの
目が届かなくなるほどたくさん抱えてはいけない
保有するのはせいぜい5銘柄
それ以上は企業研究がおろそかにある

早い話10社を研究すれば1社は良い会社が見つかる
50社研究すれば5社は有料企業が見つかる計算
この5社の株を保有し続ければほぼ間違いなく投資は成功すると言っているんだ

さらに分散投資は都民守り集中投資は富を築くという格言もある
小さい元手で富を築いていくタイプは集中投資でなくてはいけない
そして集中としては5銘柄までだ

企業の情報を通して経済のことを学び社会について考えることはとても意義のあることだ
投資を行うことで俺たちも成功するんだ

投資に意義とか関係ない
成長なんてどうでもいい
投資はゲーム、ただのギャンブルだ
面白いからやるそれ以外に何があるんですか
東芝ギャンブルとはっきり言う人でなければ僕は信用しない

株の売買を始めたことで経済のこと社会のこと色々学ぶ機会ができた
それまでただがむしゃらに働いて収入を得ていたけど世の中を分析して自分の価値を効率的に活用すべき生き方を見つけることができた

投資の基本は企業研究

投資にも守備範囲がある
プロの機関投資家が扱うのは大型株で個人投資家がそこに手を出しても勝ち目はない
なぜなら機関投資家はアナリストレポートから効率的に情報を得ているから
アナリストレポートが出ている銘柄は全上場企業約3600社のうち500社程度
大型株の売買では情報量と資金力で圧倒的に劣る個人はプロに太刀打ちできない

ならば思い切って大型株は守備範囲から消す
機関投資家が情報を得づらい残り約3000社の中小型株に限定する

コンビニが儲ければ一緒に儲かる企業は?
コンビニ弁当のトレイを作っている株式会社エフピコ
おにぎりを作っているわらべた日洋
アイランド型冷蔵ショーケースを作っている福島工業

リニア中央新幹線の建設で儲かる企業は?
日本車両製造
三菱重工業
アドテックプラズマテクノロジー

こういう連想ゲーム方式で考えていけば企業研究は難しくない
時代の変化や象徴的な出来事から次に何が起きるかを想像しながら儲かる企業を見つけていく
風が吹けば桶屋が儲かる、に表されている
物事は単純ではない
色んなものが広く結びつきながら成り立っていると考えるべし

企業研究ポイントその2は財務
企業の財務は理想の結婚相手を探す婚活と同じ

企業財務も男性も見るべきものは決算

企業の決算とは1年間の売り上げが利益などを算出したもの
1年でいくら稼いでどれだけ儲けが出たか

男の価値も1年ごとの決算
男は金

企業の財務は営業利益、経常利益、純利益

経常利益は会社活動の総決算
営業利益は本業の業績のみに採用されるけど経常利益は会社の資産運用や借金などの事業全般に関わる数字だから
会社の収益性を把握する判断材料として金融機関や取引先が最も重視しているポイント

決算を見るべき年数はとりあえず2年

ZOZOTOWNとは2800以上ものブランドを扱う国内最大手のファッション通販サイト
その運営会社であるスタートトゥデイは前澤友作氏によって1998年に創業され2007年に東証マザーズ上場、2012年には東証1部上場を果たした

ビジネスのロジックの世界
アートは感性の世界
この対局にある2つのものに囲まれバランスを取ることでいい仕事ができる

僕は好きなことしかやらない
アートもファッションも同じ
好きだからやっている

ビジネスで成功した理由
余計なことはしない

企業ってうまくいくといろんなことをしたくなる
あれも儲かりそうだとか
でも僕たちは得意分野以外には手を出さない
それをやると無駄なことが増える
僕は無駄なことが嫌いなんだ

無駄な打ち合わせ
無駄なメール
無駄な会議
無駄な資料
無駄な残業

僕の仕事はそれ無駄と判断し続けること

優秀な経営者ってスイッチ型人間なの
本当オフで思考が完結している人

前澤さんの場合はなくすものはなくすと決めて全部バチバチスイッチを切っていく
すると会社の中に仕事の本質だけが残って全員集中して取り組むから業績はアップする

日本ではつまみ型の経営者も多い
つまみを回しながら色々調整を図る人
各方面からの意見を聞いてなんとか丸くおさめようとする
こういう会社は無駄な仕事が増えていって社員は疲労困憊し業績も確保する

コツコツドカン
株式投資を一言で言い表した最強の格言

相場というものはじっくり時間をかけて上がって一瞬で下がる
逆にだらだらと下がっていてある時いきなり上がる

コツコツ上がってドカンと下がる
コツコツ下がってドカンと上がる

天井3日そこ100日
上り100日下げ10日
といった格言もある

日本の相場は140年コツコツ糖度が繰り返した

命をとらえる以外がピンチじゃない

■手の込んだ資料は必要?全てをゼロベースで考えるシンプル経営

僕の場合仕事は全部趣味の延長でそれが成功の最大の要因だと思ってます

ビジネスの知識もある程度が必要ですが優先すべきは好きだという気持ちです
根底にあるのは好きこそものの上手なれです

ビジネスというのはバランスが大切で何か一つ秀でたものがあれば成功するわけではありません

世の中には似たようなビジネスモデルを考える人は大勢いると思いますが成功する人は何が違うかというと対象へのこだわりを持ち続け努力を積み重ねられるかどうか
それを支えるのは好きだという気持ちでありそこから発生する強い意志です

僕の考え本当にシンプルで仕事というのは好きなことを好きな人とやることでしかない

こだえるべきところとこだわらなくていいところ

商品やそれを届けるプロセスには細部までこだわります

でもこのようなくていいこと、無駄な仕事は大嫌い
例えば社員が僕への報告のために手の込んだ資料を作っても受け取りません

無駄を省いて本質的な仕事だけに絞れば勤務時間は1日6時間で十分です
できないのはできっこないと思い込んでいるから

僕は先入観を設定するベースで本当にこの仕事必要かと考えます

僕は会社の仕組みについて年中考えています
そして実行するときは徹底的にやる

コンテンポラリーアートが好きです
みんなが美しいと思う印象派の古典などよりも何これという作品がいい

第14巻

株は一度あったら頭とか考えない
終わった取引は心の中から消す
この鉄則を二度と忘れてはいけない

俺の中で俺の声が聞こえる
今回の売りの判断は伝統的に受け継がれたコツコツとパンの法則に従ったものだ
データと法則が根拠になってはいるが最終的に計算するのは自分だ

いくらエンジンを完璧に調整してもスイッチを押さない限り作動しない
投資も同じ

根拠が完璧に積み上がらないと判断できない投資家は二流だ
理屈がなくても決められる投資家が一流

時には直感で決める
自分の感性を信じる心の強さを持て

お父さんこの家を一体いくらで買ったんだ?
ざっと3,500万円だ
当時働いていたのはお父さん急いだけだからそんなに貯蓄はない
頭金は多くて10%の350万円
残りを全部35年固定金利の住宅ローンを組んだとして全部足すと支払うのはほぼ6000万円、倍近くになる
お父さんバカじゃないの
人生で一番高い買い物なんだから事前にきちんと調べればわかるでしょ

金額倍近くに膨れ上がる最大の理由は住宅ローンだ
銀行預金の金利は0.025%でほぼ0なのにローンの金利は1.5%から2%
銀行は元で0で集めたお金にこんなに利息をつけて貸している
そりゃ銀行で儲かるわけだ

家を購入せず頭金の350万円に毎年50万円ずつ追加して投資していったら
3%で運用するだけで35年目に3843万円、5%なら6092万円

35年かけて6000万円を払い続けて家はあっても貯金がゼロの状態より、家は賃貸でお金を投資に回した方がはるかにリッチな老後が過ごせる

35年ローンを完済した時はこの家はもうボロボロで価値はほぼゼロ
超高齢化社会の人口減少で土地は余剰になり値段も下がる

今の家を買った時の決めては何だったの?
住宅ローンとか大変と思わなかった?
30年以上をすると支払う値段が倍近くになることは驚いたけどそれは別に大した問題じゃない
子供に不自由なく清潔で快適な暮らしをさせたいそれが一番だ
家って言うなれば家族の思い出を作る場所かな
そこは数学や理屈じゃない
人としての心の領域だ

俺から言わせれば常識な範囲内の答えだな
35年も借金に縛られるんだぞ考えたらゾッとする
そもそも何十年先の未来なんて全く予想不能なのにローンを組んで自分の人生設計を固定化するなんて頭がいいとは思えない

どこも親も同じだよ
うちの両親も医者なくせに家とか車とかバンバン借金で買っている

日本人って普段はケチなのに高額な商品に対しても無頓着になりますよね
特に不動産に関しては
家を持てば一国一城の主とか家を立てて一人前とか
そういう世間の常識に縛られて自分の頭で何も考えていない人が多いということだ
そういう人は顧客にして家とか分譲マンションを売りまくっている不動産屋
ひいては建設会社とか日本には山のようにあるんだろうな

要するに常識というのは商売には持ってこいの餌ということだ
常識という餌をばらまけば体臭はわんさか食いついてくる
食いついた魚は片っ端から釣り上げられ商売の材料に使われるのさ

もっと先を読めばこの常識をばらまいたやつがいる
その常識で人儲けをたくなる国や企業だ

一国一城の主と言ったキャッチコピーは国や企業が国民に植え付けた常識
商売の餌ってことですね

だとするとある時期から国や企業が国民に不動産の取得を進めたことになる
それは一体いつ頃のことか
そして日本の不動産の価値はいつから高くなったんだろう?

日本の不動産の歴史によると戦前まで日本人はほとんどしゃく屋に住んでいた
実は都市の7割の人が借家住まい

戦後の急激なインフレによって貸家の建築費は戦前の200倍に高騰
50倍になった家賃と比べてはるかに高くなった
貸家業は戦後全く再三の取れない事業になってしまった

戦前からの家主がみんな没落して都市の住宅供給は完全に停止
人々は住むところに困っている

ほどなくして1950年朝鮮戦争が勃発
分子供給年の日本は国内の工業が復活
1955年頃から高度成長時代が始まった

この頃を境に日本の地下は右肩上がりでグングン上昇する
1年から61年までの岩戸ケーキの時に生じた地下上昇幅は80年代の土地バブルより高い数値を示している

理由は急速な工業化と農地から大都市への民族大移動に伴う宅地開発
国は大都市に集中する人口を定住させるため住宅問題を早急に解決しなければならなかった

この難問を解決するのに会う人物の構想がヒントになる
住宅問題を解決しつつ日本経済を急拡大させる一石二鳥の鼻で技だ

阪急阪神東北グループの創始者小林一三が考えた宣伝文句
この家あなたのものです

小林一三が戦前から最も力を入れているのが土地開発
その戦略は安く仕入れた土地を付加価値を高めて売るというもの
まず山林を買い鉄道敷く終着駅にはデパートを建てる
その間に駅を作り周辺の土地を宅地造成する

それを誰が買うのか
もちろん一般など労働者たちだ

労働者に買うのは無理だ
給料をコツコツ貯めてもいつになったら買えるのかわからない

そこで小林一三は考えた
住宅ローンで住宅購入希望者に金を貸すんだ

土地付き一戸建住宅の販売価格を均等割りして70年とかけて返済していく
これなら一般市民でも返せる
完成したらそういう権も得られる
ローンのの貸してには金利が入り儲かる
土木建設などを住宅関連企業が活況になる

これによって鉄道中心とした金融と住宅と流通のパッケージが完成する

国内の住宅市場が成長し産業が発展すれば税収が増える

国民に家を持たせれば税金を徴収でき財政が潤う

ローンを組ませて一般労働者に家を買わせよう
私鉄、銀行、建設会社全部集めて国家プロジェクト立ち上げだ

戦前に生まれたこの小林モデルを戦後のコード成長時代あらゆる鉄道会社が真似した
1950年には住宅金融公庫ができて国も不動産取得を後押しした

この頃から夢のマイホームとか一国一城の主という言葉がいろんな媒体に登場した

夢のマイホーム
このコピーを考えた人は天才だな

1960年の流行語はマイホーム主義
一戸建て購入が大部分となり家を買うことが庶民の目標となった

というより国に目標を持たされたって感じ
そこまで絵図を描いた頭のいいやつがいたってことだ

その後日本は一貫して国土開発を国の最重要政策としてきた
1970年代初頭の日本列島解像論を代表に次々と同様の制作が続きニュータウンが激増した

こうしてみると日本人が家を持つようになったのはごく最近であることがわかる

改めて不動産について考えると昔は土地は資産の王様だった
高度成長時代以来人生のできるだけ早い時期にオープンで不動産を購入し返済し続ける
それしか庶民には資産形成の選択肢はなかった

もうよく日本の地価は上昇し続けた
国民は買った価格より上がり続ける不動産を所有し幸福になった

価値の下がる可能性のある株や債券は邪道
土地こそが信頼できる唯一の資産である
しかしそれは政府が国民に発信した単なるスローガンだ

やがてバブルがはじけ宣伝文句は色を焦る
日本は人口減少の時代に入り地価は確実に下落する
土地は資産の王座を開け渡ざるを得なくなった

家は思い出を作る場所
それただの美辞麗句で現実逃避だ

悪いけど僕はお父さんと反対の立場とる
借金をしてわざわざ不動産を買うことはない
借家だって十分家族は幸せになれる
ちゃんと思い出を作ることもできる
だって戦前の日本人はみんなそうしてきたんだから

僕は誰かが作った神話は信じない
スローガンには踊らされない
自分で調べて自分で考えて自分の道を行く

天才というのは生まれながらして天才だ
努力を重ねてなれるものでね

これが1000万円
結構重い、1キロぐらいあるだろうか
ドキドキする、やっぱりすごいのお金って

ズバリ聞きますけどどういう物件をご要望ですか?
それは価値が高く儲かりそうな物件だ
君は賢いね
勝負をするにあたって必要な情報を集める
戦略として誠に正しい

不動産で儲けるには売るか貸すかの2つの方法しかない
キャピタルゲインとインカムゲインだ

投資の基本である安く買って高く売ることで利益を得るのがキャピタルゲインだ
不動産では転売という
80年代のバブル時代は不動産価格が急騰してキャピタルゲインでものすごく儲かった

不動産の特徴であり魅力はインカムゲイン
いわゆる家賃収入であり不労所得だ

不動産とは極めて主観的なものだ

株なんかは客観的なものだ
世界中の人が何番株と発行されている同じ企業の同じ株券を売買し需要と供給のバランスによって株価が決定されていく

それに対し不動産は個別の商品がたった1つしかない

確かに基準となる不動産評価額は存在する
近隣の土地の相場などをもとに公的に算出される価格のことだ

しかしその価格より高い値付けをしても買う人はいるし安くしても売れない物件はある
もはやこれは個人の趣味嗜好の領域の問題
どんな物件が欲しいかという買う人の感覚
まさに主観なのが不動産だ

不動産の現金で買っちゃダメです
今の時代なら借金で買わなきゃ

不動産って物件を買うことだけど売るのは営業の人
客は売る人を信頼して買うんだ
結局は人だと思う

みんなタワーマンションのような高いところが好きなんです
世の中で絶対劣化しない資産価値
それはタワーマンションの高層階の部屋だと思います

株や為替は価格の変動が激しいですよね
ダイヤとか貴金属や海外や骨董品なんかは品物が少ないので限られた人の中でしか流通しない

そこへ行くとタワーマンションは世界中で次々と建設され商品数は潤沢
各国で増加する富裕層が先を争って購入するから価格は上がる一方です

古今東西権力者は山の上にお城を建て町を見下ろして暮らすもの
お金と力を持つ人は高いところに住む
これは人類史上不滅の定説です

さらにタワーマンションは品質が向上しその価値が高まっています
最近のタワーマンションはホテルのよう
コンシェルジュがいて図書館やプールや事務など設備が充実している

住環境の良さは住民の所得や社会的地位とも関係しています
医師や弁護士や上場企業の役員などが済みジムなどを通して上流社会のネットワークに入れるから入居者の希望者は後を絶たないんです
タワーマンションには目には見えない高い付加価値があることです
だから値が下がらない

タワーマンションは相続税対策で買う人が多い
3階でも40階でも相続税の金額は変わりませんが上層階の方が転売しやすい
素早くに換金できるので機関としての人気は高い

1000万円もあれば十分
学生ではなく働いている社会人の話です
現金の1000万円を頭金にして残りを銀行ローンでつまり借金して買うんです

日本人はすぐ借金を悪く言うんですよね
世界的に見て借金を開くという国民は日本人くらいのものです

日本人は金利に対して全く関心がない
世界の人は常に金利をチェックしながら生活している
少しでも高い預金金利を得るために銀行口座を移動させ借金の日に負担を軽くするためにローンを組み替える
日本人は預金金利がゼロでも預けぱなしでATM手数料を取られるマイナスになっても平気な顔をしている

今は過去に類を見ないほどの超低金利
住宅ローンの金利は1%未満
過去30年の住宅ローンの平均は3.5%でバブル期は8%だったことを考えたらほとんどゼロです
ほぼタダで当然でお金を借りられるのに預金だけしてるなんて信じられない
日本人って本当にバカです

大企業に勤めている人は資産形成の最大のチャンスです
日本の大企業社員の借金力は半端ないです

借金力というのはお金を借りられるパワーのことです
お金というものは借金力があるうちに借りた方がいいんです
日本で一番借金力があるのは大企業に勤める社員
理由は日本の銀行が個人にではなく会社の看板に対してお金を貸すから
だから大企業から独立したりベンチャーに転職したらお金は借りられなくなる

つまり借金は悪ではなくむしろ善
借金は投資だということか

不動産の利回りというのは100%の入居状態を前提としているので空室にならない物件がいい物件ということになります

不動産投資をする時に探すべきは入居者の顔が見える物件
六本木ヒルズやミッドタウン周辺の高層マンションなら入居者は外国人ビジネスマン
本郷や高田馬場のワンルームなら東大合わせなど学生
というように借り手の顔がしっかりとイメージできることが成功のポイントです

とにかく不動産はロケーションが全て
立地の商業的価値を正確に把握していないと勝てません
この物件にはどういうニーズがあってお客さんは誰か
投資家はきちんと自分でマーケット管理をすることが重要です

不動産は売り出し価格のまま買ってはダメです
新築マンションでも建売住宅でも値引きを前提で価格設定しているんです

分譲マンションの場合売値から仕入れ値を引くと20%残るのが相場
そこから10%の広告費用を引いて10%が利益というビジネスモデル
だから売値の10%なら値引きは可能です
1%ぐらいならすぐに負けてくれます

交渉というのは最初にお互いが提示し合う数字が命
それが両者の落としどころを探る基準となります
要は最初に伝えた数字が値引き額の上限になってしまうということです

だから値引き額は最初はあえて高めに言う
思い切って15%引きにアンカーを落とす
そこから交渉していくと最終的には7%引きぐらいに持っていくことができる
売り出し価格と制約価格の間には平均5%から7%の差があることからもわかるようにその程度の値引きは現実的です

さらに裏技は鬼の指値
分譲マンションが最後に1個だけの売れ残っている場合
マンション全体ですでに儲けをできているので1個だけ売り続けるコストを考えれば赤字で終わってしまいたい
ここでこちらから金額を指定する鬼は指値
8000万の物件でも5000万なら必ず買うといえば制約できる場合もある

恥ずかしがらず相手に悪いんだろうと思わず堂々と安くしてと口にする
それでいいんです
めちゃくちゃ高い買い物をするわけですから

東京ってちまちましてるな
小さいビルはびっしりだ
でもこの全てが資産でありお金
東京は金の森だ

■家賃が下がらないは思い込み、プロが教える不動産業界のからくり
今年の経験から言うと賃貸物件の2割から3割の物件は値下げ可能です
値下げ金額は家主次第です
5万円の手当になったら3000円から交渉して2000円ほど安くなれば御の字

年配の家主は値下げには慎重
若い家主は値下げ交渉にも柔軟

不動産会社の営業マンから値下げの話を持ちかけることは原則ありません
ですから借主側が値下げ交渉してくださいという必要があります

家賃交渉は交渉を切り出すタイミングが重要です
契約書を交わすときは大きな間違い
契約には家主は同席しませんし今更感が強いのでおすすめしません

個人的には物件見学をしている時に切り出すのが良いと思います

すでに契約することがまとまった段階で値下げ交渉を切り出すと相手からすれば悪印象にしかならないので注意したいです

値下げ交渉の決め手は営業マンと家主の信頼関係です

一般的には不動産屋の利益を多く占めるのは管理委託費
不動産屋がクレーム対応や建物の清掃などを家主に代わって行う費用のことで月々の家賃の3%から5%ほどが目安です

売上をもたらしてくれる家主には不動産会社は頭が上がりません

家主にしていればどうしてもその不動産会社に管理委託しなければならないという理由はありません
そのため家主の気分をちょっと損ねただけで多額の売り上げが他社に流れてしまう可能性があるわけでですからどうしたって家主側の味方に立つしかないというわけです
こうして不動産業界に家主絶対主義なるものが出来上がったのです

ちなみに賃貸物件を借りる時の仲介手数料も本来なら家主側から50%借主側から50%をもらうのが妥当なはずですが現状は立花に弱い借主側が100%負担させられています

大げさに書きましたがこれが不動産会社と家主の関係だと思ってください

一番如実に現れるのは多くのトラブルの原因となっている退去時の敷金問題です
気品は変換されるべきだと考える借主が増えています
国土交通省も敷金トラブル回避のためのガイドラインを作成しておりそれに沿う形で現状回復してある場合は敷金の多くは返還されるべきだとしています
もちろんこのことが不動産会社も把握していると思って間違いありません

しかし家主側の多くは年配の方なのでガイドラインや国土交通省がロータラポータラという話をしてもちんぷんかんぷんで何を言ってるのか理解できない人が多いのです
このような年配の家主は昔ながらの考えが抜け気にならないので壁紙の交換、畳の交換、部屋のクリーニング費などは全て借主の負担で行いその費用は敷金から差し-のは当然と思っています

渋谷のスクランブル交差点
その一角にQフロントという商業施設があります
TSUTAYAやスターバックスが入っているビルです
あのビルの大家は誰かを考えたことがありますか?

答えはビルの運営資金を出している個人投資家で何万人もいます

不動産に投資をするリートの仕組みを使って運用されています

リートは投資家から不動産の運用資金を集め実際に得た賃料収入が売却益を投資家に分配する金融商品のことです
米国で1960年代に始まり1990年代に入って拡大
日本では2001年に市場が創設されました
商業施設のほか賃貸住宅やオフィスビルやホテルや物流倉庫などの多くの不動産がリートの仕組みを使って運用されています

海外では1980年代からリートの仕組みを使ってハイアットやマリオットやヒルトンといった高級ホテルが世界中に進出しました

国内では星野リゾートがリートの仕組みを使って宿泊施設を運用しています

身近なところではイオンモールやイトーヨーカドーの大型店舗やケーズデンキといった家電量販店の一部もリートで成り立っています

いわば大家の権利を細かく分けて証券化し株式市場を通じて大勢の投資家からお金を集めることで規模の大きい不動産の運用資金を調達しやすくしているわけです

リートの投資一口辺りの金額はおよそ数万円から数10万円
これぐらいの資金で例えば100億円の資産価値があるビルのオーナーの1人になれるのです

私たちが力を入れてるのはヘルスケア施設の商品です
これは資産運用と同時に社会貢献もできる意義のある商品だと思っています

背景には日本の超高齢化社会があります
2060年には高齢化率が39.9%まで到達すると予測されていています
それなのに高齢者向け施設は全く数が足りていません
2014年時点での充足率は2.1%
国が抱える目標の4%に上げていくには77万人分の施設が必要になります

なぜ施設がこんなに足りないかというと高齢者向けの施設を運営する企業の多くは規模が小さく原文も手間がかかるために忙しいため手一杯となってしまい設備を増やして規模を追求するという発想になっていないからです

そこで投資の仕組みが役に立ちます
ヘルスケア事業者は施設を一旦リートに売却しいいとから施設を借りる形式をとります
そして日々の高齢者のお世話を行い入居者から得る月額利用料の一部を賃貸料として支払います
その賃貸料からヘルスケアリートの分配金が投資家に還元されます

このような携帯を取るとヘルスケア事業者は手元にまとまったキャッシュがなくても施設の売却資金を使って新しい施設を建てられます
資金繰りの苦労がなければ短期間で施設を増やすことができ経営を拡大してビジネスチャンスを広げることができます

ヘルスケアリートは米国ではすでに20年の歴史を持っています
最初は投資先も有料老人ホームだけでしたが参加する投資家が増えて資金が集。ようになり様々な施設が作られるようになりました

例えば米国には日本よりも大規模な医療モールがあります
最近は住居と医療介護は一体化した高齢者が人生の最後を迎える施設が人気となっています
フィットネスクラブなどの予防医学もフリーターの投資対象となっていて国民全体のヘルスケアに貢献しています

米国がたどった家庭と同じように日本でもこれからヘルスケアリートの仕組みが普及していくでしょう

投資の仕組みは様々なことに使えます

第15巻

東京は数多くの不動産で埋め尽くされている
日々資産が利益を生む金の森だ

東京タワーから見渡すと海がすぐそばで港湾都市であることがわかる
物流が盛んで商売が発展しやすい土地だ

徳川家康が江戸幕府を開き全国価値から全国から人が集まり江戸の町は急速に拡大した
18世紀後半になると人口は100万人を超え世界最大の都市になった

明治時代都市発展の起爆剤が導入された
鉄道である

人口増加に伴い住宅地は西へと拡大

大正12年の関東大震災で焼け野原を捨てて武蔵野などの郊外へ移った
この時人口が増加したのが吉祥寺

歴史をたどると人々が暮らす場所は常に動いている
より快適な街を求めて人々が移動する
再開発を繰り返し新しく生まれ変わる

今最新のところは開発が終わったところ
投資する意味がない
投資するならこれから開発されて伸びるところ

先を読むんだ
まだない未来へ投資するんだ

東京23区内で葛飾区と江戸川区と並び最も安いのが足立区だ
だからこそ伸びしろは東京で一番
世界の大都市は最先端とは程遠い地域の再開発を起爆剤にして発展している

世界の都市の大規模開発は大抵が湾岸地区の工場跡や元倉庫のため事業化が早い
しかし足立区の綾瀬は道路も狭いし区画も小さい
現場を歩いてみなければ気づかないことがたくさんある

不動産は目で見て肌で感じなければ分からないということだ

現金は信用を受けるための武器です
なぜならお金は人間の信用そのものだからです

時代に合わない将来性もない
しかしそこに何か価値が見いだせるそうな気もする

品川はこれからさらに大規模開発が始まり世界有数のオフィス街に変貌する
羽田からも近くリニア新幹線の発着駅もできる

提案というのは意外性が大事だ
最初の一言で興味をかき立てることが成功の秘訣
足立区の綾瀬と聞いて心が踊った

事業を始めるのにプランなどいらない
いるのは方角だけだ

ルールが変わることは考えなかったのか?
私なら考える、ルールが変わるかもしれないと

ビジネスの世界ではゲームチェンジが起こるのは常識だ
大抵の日本企業はそこで棒立ちになる
勝つためにはルール作りに参加し自分に有利になるかを考え積極的に意見を発すること
つまりルールを変える側の一員になることだ

感動は論理を超える
気持ちが動かないものには価値はない
人の心を動かしたところに価値は生まれる

スティーブジョブスのスタンフォード大学でのスピーチ
コネクティングドッツ
カリグラフィーが10年後にマッキントッシュを作る時に役に立ったという話

この話は過去に学んだことは繋がっていくという教訓だと思っていた
しかし複数の書体がなくてもマックはヒットしたでしょう
大事なのはジョブスが人生で学んだことを全てマックの開発に注ぎ込んだこと
だから人々に感動を与えるコンピューターが生まれた

300年会社が続くのは変える勇気があるから
老舗であることにとらわれるな
たまたま麻事業が続いてきたけどそれすら変えてもいい

第16巻

反省点1
不動産屋が進める物件に早々と満足したこと
その後を水族館で遊んでしまった
そんなやつ勝利の女神は許さない

反省点に2
ルールの範囲内でしか行動しなかったこと

反省点3
気迫に負けたこと
真の勝利とは人の心を動かすこと、感動を与えること

保険レディースすごい
営業先に対する気遣いが徹底している
家族の趣味を調べて会話の道具として利用する

保険のルーツは古代ローマ人たちが葬式のためにお金を出したところから始。
現代の日本と変わらない

商売としての近代保険のルーツは15世紀のイタリア
大航海時代に奴隷運搬の海上保険として誕生した

17世紀にハレーが生命表を作成
保険の世界に大革命が起きた
ハレーは統計分析を行い年齢ごとの死亡率に規則性があることを発見
18世紀になると生命表に基づいて保険料を支払う仕組みをイギリスの生命保険会社が導入した

日本では1867年に福沢諭吉が欧米の近代的保険制度を紹介したことが発端とな1879年に東京海上保険が設立された
1881年日本最古の生命保険会社明治生命が開業したが当初は普及しなかった
日清戦争や日露戦争や関東大震災で保険の重要性が認知され加入者が増えていった

城を落としたかったらまず外堀を埋めよ

保険営業のの3種の神器
GNP
義理と人情とプレゼント
日本の生命保険は保険商品の中身より人間関係が勝負ってこと

保険は安心料とお考えください
今や2人に1人は癌にかかる時代ですから

保険営業の説明の仕方は非常に胡散臭い
2人に1人が癌になるのは80歳以上の話ですよね
日本人の平均寿命は男性80歳女性87歳
癌になるのは寿命のほぼ直前
癌にならなくても結局は他の病気や老衰で死ぬ
2人に1人が癌になる時代
これは嘘ではないが巧妙な印象操作にすぎない
癌という人々が恐怖を抱く病名を印象付けて保険加入へ誘導するためのセールストークとしか思えない

そもそも癌になったところで保険が必要なことお金はかからない
かかってもせいぜい100万円
ガンと診断されると100万円程度のお金が支払われるがん保険が多いことがその証拠
保険会社は高額療養費制度使えばがんの治療費は100万円で収。ことを知っている
癌になると大金がかかるというのはただのイメージ
貯金は100万円あればがん保険は必要ない

さらに日本は公的な年金保証制度が充実している
そこを隠して一家の大黒柱がなくなると大変だと煽るのもおかしい
遺族基礎年金と遺族共済年金があるのにその説明をせずに民間保険の補償だけを進めるのは矛盾している

数字こそが愛情の尺度などでは
きちんとした保証を家族に残しておくことが責務であるならば正確な数字で答えを出すべき

なぜ保険は資格って図を書いて見せたのか
四角形で説明し保険は一定額を保証し続けるものだと印象付けることで保険料も一定額払い続けさせるため
貯金は三角、保険は四角というフレーズは人を煙にまくまやかしにしか思えない

保険会社はいろんな武器を準備している
一般の顧客は保険の知識はゼロに等しい

さっきまでは入るか入らないかの話をしてたのにいつの間にか入ることを前提に話をしている
これって完全に論理のすり替え

日本人が知らないお金に関する謎
保険のからくり

日本の生命保険の世帯加入率はなんと9割
1世帯あたりの平均支払い金額は年間約40万円
市場規模は40兆円
日本は世界屈指の保険大国

生命保険はなぜ儲かるのか

生命保険は寸前まではさほど大きな市場ではなかった
広まったのは戦後

昭和40年代のテレビに注目
ニッセイのおばちゃん自転車で
全国で生命保険レディが愛されているという企業のイメージ戦略

日本人は情緒に弱い
いい人や頑張ってる人に接すると上に流されてしまう
商品内容がよく理解できなくても営業マンの人柄を信頼して契約してしまう

わからないものは人で売れ、ということ

しかし商品を全く説明しないで売ることは不可能
保険業界はセールストークを編み出した

保険は貯蓄
死亡保障のついた貯蓄として売り込みをかけた
当時は金利が7%から10%持っていたので消費者はどんどん加入した

お金があるところを素早くにつけるのが霞が関
加入者のお金を生命保険会社が集める
国は生命保険会社に国債を買わせる

郵便貯金や銀行貯金で集まったお金が国債に流れ込んだのと同じ

保険会社が利益を上げるために考えていたのが保険のブラックボックス化
商品を複雑にして素人が理解できないようにした
商品に様々な特約をつけてパッケージ化した
これだと加入者はどれだけ手数料を引かれているのかよくわからない

高度成長期の金利の高い時代は預けたお金が金利で増えていったから手数料をかなりにくれても加入者は特に気にしなかった
ところが20世紀が終わると金利はほとんど0になり賃金も伸びない
こうなると複雑な商品は加入者にとってデメリットでしかなくなる

日本の生命保険の生命保険標準生命表は実際の死亡率より高めに設定されている
100人が死ぬという前提で保険の値段が決められていても実際に死んだのが3人だったら死亡保険金の支払日は3人分で済み2人分が浮く
本来なら浮いた自分を生きている97人に戻すべきなのに保険会社はそのまま儲けにしている
これを専門用語で死差益といい生命保険会社の利益の柱になっている

用は保険会社が必ず儲かるようにゆるく作ってある
数字を微妙に操作する技術を保険会社は持っている
保険は数学に打ち打ちされた商品

生命保険は確かに儲かる
しかし生命保険株を買う理由はそれだけじゃない

先に金を集める
これが最強の商売だからだ

昨日FBカンパニーの株を売った
アパレルの通信会社で1年中福袋を売る会社だ

新年の福袋がなぜ人気かわかるか?
単純にお得だからというのももちろんそうだ
しかし別に大きな理由がある
それは服がコーディネートされていることだ

なぜそれが消費者にとって便利か
要するに消費者は自分が何を着たらいいのかわからないのだ
つまりお金を出すから私に似合う服を選んで着せて
これが消費者の声なんだ

そして企業側にとって最大のメリット
それは会員制で年会費が一括前払いであること

つまり代金を先に受け取れる
これは商売をする側にとってありがたいビジネスモデルなんだ

企業経営者にとって最も頭の痛い問題は何だと思う?
それは代金の回収だ

会社員よ物を売ることばかり考えている
経営者は代金を回収することばかり考えている

なぜならいくら売っても代金をもらえなければ資金繰りに困るから
代金回収まで完結して初めて商売と呼べる
しかし肝心の回収には手間と時間がかかる

代金を回収することはとても難しい
現金で支払われることはまずないし支払い方法はたくさんある
例えば月末締めの翌々月払いや手形取引、海外だと外国為替取引
ほとんどはお金を払う側が有利で受け取り側はストレスを抱えている

支払いを後払いから前払いに変えられるか
これからの商売の成功の書き方

100年以上前から前払いというシステムを採用し現在では当たり前になっている商品が保険
だから派遣は儲かる
保険こそが前払いシステムの元祖

保険会社は集めた金を運用して設けてもいる
お客には3%で運用しますと言って5%で運用できたら差額の2%は保険会社の儲け
これを専門用語で利差益といい保険会社の儲けの柱になっている

なぜこれができるかというと前払いであらかじめお金があるから
元手が最初から用意できるというのは全てのビジネスによって最大のアドバンテージなんだ

代金前払いのシステムは他にあるか考えてみろ?
鉄道系のICカードやコンビニのICカード
年間パスポートや回数券

■元保険営業マンが明かす生命保険は入るほど損しやすい
死亡保険金や入院給付金として還元されるお金の割合は70%から30%程度
お金を流れだけ見ると保険はギャンブルと変わりません
競馬の還元率が75%、宝くじが46.5%と比べると保険の還元率はギャンブル以下ともいえるでしょう
保険は入るほど損が膨らみやすい

保険の仕事を辞めたのはお客様にはかなり不利な仕組みだと考えるようになったから

保険会社では金融教育は行われていない
行われているのは販売員養成教育
保険料の何%かお客様に還元されるのかは教わりません

生命保険が売れるのはストーリーの力があるから
癌になった時などピンチに陥った状況を語ることで困った時にお金が支払われる保険が輝いて見える

保険に頼りたくなる時は要はお金が必要な事態
お金で解決できるのだから貯金でも親からもらったお金でもいいわけです

実際保険会社で保険の仕組みを理解しているほど医療保険などには入りたがらない
給付金で入院費用をまかなうとするとコストが高くつくと知っているから

日本人は勤勉だと言われますが私は従順だと感じています
空気に流されやすく自分なりに考えることをに対して怠慢だと思います

保険の営業していた時も、親に勧められたとか友達が良いと言っていたなど周囲の意見を持ち出してくる人が多い
しかし親御さんや友人は保険のことはしっかり勉強しているんでしょうか?

保険の内容が複雑なことも保険が売れることに一役買っている
保険の比較がしにくくなるので考えることを諦めてしまう
それで他の人はどうしていますかと聞いてしまう
こうなると保険の営業は楽です
皆さんこちらの保険に加入していただいていると言えばいい

保険の営業は話す力より相手を見る力が重要
簡単な相手を選び都合を愛された営業をかける
細かい説明より相手が聞きたがっていることを中心に話す方が良い

保険の世界では分かってないも営業マンがもっとよくわかってないお客さんに保険を売っている

保険の加入で気をつけたいこと
入院した時や進学した時などお金の使い道別に分けると進学には学資保険、入院には医療保険とたくさんの保険に手を出すことになってしまう

老後の医療保険は入院する確率が高くなる分保険料が高くなる
貯蓄型の保険は手数料が開示されない時点で近づかない方が賢明

保険は金融商品の中で破格の手数料なので資産形成には不向き

必要な保険は若くて健康な世帯主が中心したり病気やけがで長時間仕事につけなくなるといったレアケースに備える商品ぐらい
保険は必要最低限にとどめた方が良い

相続税対策に保険を利用する人もいます
まずは金融機関に所属していない専門家に相談してください

保険会社の立ち上げに関わった人が保険会社の営業部門は新興宗教のビジネスモデルに近いといったことがあります
それを聞いて気がついたのは儲かるという感じは信者という言葉の組み合わせだと

第17巻

たかが金

組織が崩壊する最大の元凶は私信と感情

人が作るルールとは言うなれば赤いふんどし
軍隊の訓練で全員赤いふんどしで海に入るそうだ
赤いふんどしだとサメに襲われないから
実に馬鹿げている
色覚のないサメにとって赤も白も関係ない

ではなぜこのような迷信が定着しているのか
上官が赤いふんどしならサメは教わっと叫んだに違いない

社会のルールとは何かを信じ込ませて人を動かすための道具

授業を始めて規模が大きくなるとすぐ売却する理由を教えてください
理由は自由でいたいからだ

今後どんな業界が成長すると思いますか?
私はデパートや服飾関連に注目しているわ
女性の洋服はますます普及していくと予想しているの

消費に直結する企業を上げるところは以下にも素人ですね
玄人は流行を裏で支える繊維量やいずれ国産化されるだろうミシンなどの工業製品に注目するのです

日露戦争後の後継機は終息ししばらくこの不景気は続くでしょう
しかしどん底に落ちたこの状況こそを投資を行う最良のタイミング
将来成長が予想される分野の家具を積極的に買うように指示を与えてきました

誠に正しい
安く買って高く売る
投資の基本に忠実に従っている

丁稚奉公から出世した鈴木商店の金子直吉
自らを質屋大学出身と言っている
質になった書物を片っ端から読み漁りほとんどの分野を独学で学んだ

人の行く裏に道あり花の山
成功の格言を地で行く人

彼の魅力は何と言っても人間力
洞察力や行動力が特に素晴らしい

鈴木商店は将来つぶれるのか?
はい
国民総生産の1割の売上を達成し通過する船の1割は鈴木商店の船だと言われ日本一の総合商社の地位まで上り詰めます
しかしその反映が世間からの嫉妬を買います

遠い未来ライブドアという会社も急成長を遂げ国や既存勢力から潰されるのか?
はい
100年後も日本は嫉妬の社会
出る杭は打つ
横並びの国であることに変わりはありません

未来のこと知りたくないですか?
興味あるでも知りたくはない
人生を楽しみたいからな
知らないから努力をする
知らないから成長しようとする
自分をどこまで高められるか未来は分からないから面白い

個人に説明責任などない
説明責任などという造語はただの自白の強要だ
人には言いたくないことは言わなくていい権利がある
取り調べでも裁判でもある
説明責任という名のもとに頭を下げ洗いざらい話せというのは自白の強要
人権を踏みにじった非文明国のやることだ

日本人は従順で組織に忠誠を尽くす
しかし組織は個人に忠誠心などを求めてはいない
組織が個人に求めているのは個人の能力の最大限の発揮と成果だけ

利益にならないことはしない
これが一番だ

若い人にぜひ提案したいこと
企業より簡単に一国一城の主になる方法
後継者がいなくて困っている中小企業に入り経営者を目指すこと

あらゆる産業で中小企業が後継者不足に悩んでいる
そこにチャンスが転がっている
設備や従業員信用などゼロから気づくのが大変な資産がそのまま受け継げる

第18巻

世界でも12.5kgのインゴットの状態で金が保存されているのはアメリカのFRBやイングランド銀行の地下金庫などわずか数カ所だけだと言われている

全世界で今までに採掘された金の量は推計で16万6600T
オリンピックの水泳の公式プールのたった3杯分

年間新規に2000から3000トンが再発されていて地下在庫はあと7から8万トンしかないと推定されている

金は希少性が高く価値が既存しない
金は永遠の最強の資産

金も剣道も勝利の秘訣は守りにある

金も投資では究極の守りだ
世界は明日どうなるかわからない
いつリスク局面に入るかわからないのが投資の世界だ

どれもユーロも円も信用ならない
信用できるのは唯一の無国籍通貨の金だ

心配しないで保有できる資産が金
だから不況の金とか有事の金とか嵐の場合にこそゴールドの輝きは増すと言われている

世界経済の不確実性は増している
その証拠に金のチャートは2000年以降ほぼ右肩上がりだ

木の葉が沈み石が浮くという投資の格言
これが現実に起こるのが投資の世界だ
絶対にないなんてことは絶対にない

日本が潰れた時に食ってくれる唯一の資産が金だ

投資とは己は知ること
そして地震を持つこと

極度の心配性で臆病の明日の投資術
1に分散、2に長期、3に低コスト

草食系の人でも資産を増やす方法はある
少しずつ時間をかけて取り上げていく
心配症でも輝ける世界がある

金は株と違って見物を手にできるから安心感がある
自分の資産を手で触れて確かめられる言葉心理的に大きい

金はどこでも買える
金取引の基本はゴールドバー
貴金属店や銀行やレパートや鉱山会社など品取引の窓口はたくさんある
たった5gから売買できる

なぜ金を買うとうまくいくんですか?
別に金でなくてもいいんです
要は自信をつけるために車でもマンションでも目に見える資産を持ったらどうかということです
自分に自信を持てばまず間違いなく相手の女性はあなたを気に入ります

恋愛の成功の秘訣はただ一つ
自信を持つこと以外にありません

モテない理由は用紙や学歴や稼ぎにあるのではなく自信がないからです

モテる男はとにかく自信がある
人間の恋愛は1にも人にも自信です
外見も金も地位も関係ない

相手に優しくちゃんと目を見て好きだとか愛してるとかを連発すれば100%うまくいきます

車はどれを買うか迷うしマンションはローンなどの手続きが面倒
その現金は商品が単純で店頭ですぐ帰って持って帰れる

金は男の魅力を増します
古今東西人類は金が好きなのです
老若男女すべて

金を買っても誰にも話さずこっそり持ってればいい
自信をつけるための自己暗示です

精神を自分の力でコントロールできるのはほんのひと握りです
だから神社でお守りを求めるのです
ものに変えることは恥ずかしがることはありません

現在の若者たちはものは買わないし洋服も車も買わないし旅行にも行かない
生活費用除いて後は貯金に回す

女目線で行くと将来に備えのない男性は問題ない
恋愛対象となるのは将来に備えてお金を蓄えている男性であることが最低条件

しかし銀行に普通預金で住んでいるだけでは無意味
何も考えていない男性と思われてしまう

そこで女性のハートをつかむのが運用

女性との会話で投資は禁句
女性は投資と聞くと株を連想します
女性にとって株はハイリスクハイリターンで危険なイメージです

それに対して運用は堅実で安全なイメージです
女性をとにかく安心が一番なのです

女性に金を見せても大丈夫ですか?
女性が見たいと言ったらさりげなく見せてあげましょう
金を見た瞬間女性の目がキラキラすることは間違いない
それほどみんな金が好きだし興奮させる力を金は持っている

たった今君の声が聞きたかったなんて普通言う?
それも奥さんに
70歳を超えても徹底した女性の気遣いと優しさ
本当にモテる男はテクニックだけじゃないってことか

本多静六
私の財産告白
大学の博士
40代で今の価値にして100億円のお金をためた
若い時に貧乏を経験しそこから抜け出すために努力し巨額の富をきつく方法を編み出した

大学で教職を得ると同時に3年かけて給料の4分の1を天引き貯金し現在の価値で100万円を貯めた
その原子を日本鉄道の株に変えた
これはドイツに留学した時に日本で投資するなら鉄道か山林が良いと言われたのを実行したに過ぎない
数年後日本鉄道は呼吸化され株は買い上げられ大金持ちになった
次にこのお金をドイツの教授で教えの通り交通が不便な山林に投資し莫大なリターンを獲得した
この投資パターンを繰り返し手前の富を得ることに成功した

難しいことはしていない
第1に貯金
第2に投資
第3に長期保有

半年やれば200万円ぐらい貯まります

借りた本をすぐ読まない人にはお金は貯められません
理由はやると決めたことをやらないから

貯金は小さくコツコツが鉄則

最善の道は平凡にある

ドラッカーはこう言っている
コスト削減の最も効果的な方法は活動そのものをやめること

保険をずっとかけてきたというのが貯金できない理由の一つ
今必要なことは損切り

第19巻

1兆円あれば150億円の重量子線治療プラントが70機作れる
しかし国はそんなことはしない
なぜなら日本の医療は制約会社が絶大な力を持っているから

最も大事なことは料金にかからないこと

癌だって予防できる
癌の1/4は感染症で胃がんや肝臓などの多くは細菌やウイルスが原因の可能性が高い
除菌すれば防ぐことも可能

知らなきゃ無駄死に
こんな馬鹿らしいことはない

知らないで死ぬ人を一人でもなくしたい
だから予防法を広める活動をしている
堀江貴文:無駄死にしない技術

東証一部上場企業の時価総額はトップ10社がバカ高くそれ以降特に100社以下は微々たるもの

第20巻

頭の中に成功の2文字しかない
成功する人間は成功することしか考えていない

企業を見る時の最も分かりやすい指標が時価総額
金額が高いほど良い会社

いい会社かどうかは人や立場によって基準がバラバラで判断を下すことは不可能
では人が決められないものは何で決めればいいのか
それは市場だ
市場に参加するものを全員の総意が株価
つまり時価総額こそが良い会社かどうかを決める唯一の基準

ソニーより時価総額が高い企業はキーエンスやファーストリテイリングや人が残っている

キーエンスでは日本企業で数少ないJapaneseDreamを成し遂げた会社
時価総額は常にトップ20入りの4兆6600億円
戦後に設立された企業ではソフトバンクとホンダに続いて第3位の時価総額
製造業平均4%の営業利益率を50%以上という驚異的数字を叩き出している

産業用ロボットとNC装置で圧倒的なトップシェアを誇るファナック
自動車部品で圧倒的に世界シェアを誇る豊田系列のデンソー
塩化ビニール樹脂や半導体シリコンで世界シェア1位の信越化学工業
セラミックコンデンサーなどの小型部品です世界一のシェアの村田製作所

夢なんてないですよ
その時々やれることをやっていけばいいんじゃないですか

よく大人は夢を持ってって言うじゃないですか
これって大人にしたらすごく楽な常套句
そう言っとけば誰もが納得の手抜き言葉にしか聞こえない
素直に従うほど僕はバカじゃ

僕が知りたいのは成功した大人たちのいろんな具体例ですない
成果を得るためには何の知識を入ればいいのか
どういう練習すれば能力を最大限まで高められるのか
失敗した時のリカバリー方法

あとは自分で考えます

第21巻

絶対に勝つんだ

子供達が親権処理できそうところにお金を投じるのは当たり前だ
良い例が高校野球の甲子園だ

日本一の球場で日本一を目指すという最高の場所と価値の提供が日本野球の発展の基盤となった
大人が子供のために投資をしたからこそ成し得たことだ

日常という普段の生活のありがたさ
つくづく幸せを感じる
これを勝利したから
やっぱり何でも勝たなきゃダメだ
肩だけ幸せにはなれない

自国の課題を解決する
進路を決めるのにこれ以外何があるというんだ

将来の明確な目標が持てないならばまずは足元の一歩
自分たちの問題を解決するための一歩を踏み出すことだ

親は関係ない

私たち親子は変わったのは投資を始めたから
勉強は好きで得意だけどそれ以外は自分に自信を持てなかった
人と話すのが苦手で消極的でネガティブでいつも一人ぼっちだった

投資を始めて自分にも個性が持てた気がした
個性は自覚して地震が生まれた
自信がついて積極性が出てポジティブに考えられるようになった

全ての出発点は投資

共通してる強さは売買のポジションを決めて必ず実行すること
法則を神とし自分を消して機械的な売買に徹していること

僕も頭では理解していますがなかなかできない
どうしても自分の感覚や個性を出そうとしてしまう
自分の欲望に負けてしまう

天才と言っても実はシンプルなものだ
100人が思いついたとしても行動するのはそのうち1人
そして100人が行動したとしても行動し続けられるのはそのうち1人
つまり1万人のうち1人しかやり続ける人間はいない
連載とはそういうカラクリだ

自分の方法を見つめてそれを信じてやり続けるだけ
天才とはたったそれだけのこと

金を愛せ

たった1つのことで人生は変わる
1つのことが人生を決める

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