マンガ

マンガから学ぶ人生哲学:エンゼルバンク

作成中。

第1巻

雪が溶けたらどうなると思いますか?

雪が溶けたら水になります。
そんなつまらない答えなど誰も求めていません。

視点を変えて点なぜ雪が解けるのかを考える。
暖かくなったからですね。

すると例えばアパレル業界なら春物が売れ始めます店という答えが出てくる。

このように雪が解けたという目の前の事実だけを見るのではな、雪が解けることで予想される全体の変化を考える。

第2巻

まず信用を得る
売上や儲けは二の次
これが商売の鉄則

信用というのは焦って求めちゃいけない

信用は無形だから値が付けられない
値がつけられないものに値がつくと莫大な利益になる

目の前の小さな利益を追い求めている時は利益を最大化できない
じっくり耐えて信用を得ることがビジネスのコツ

江戸の昔から商人は店を大きくするのは自分じゃない
店よ信用してくれたお客様だという発想をしていた

良い代理人は顧客の意表をつける人
相手の意見を無視しだいたいに提案できる人

仕事とは何か
多くの人は仕事とは作業だと思ってるがそれは違う
仕事とは人間関係
人間関係が円滑な人は仕事ができる

大きな成功を得るにはまともじゃないこと
世の中の人とは逆の発想しなくてはならない
全員が右向いた時は左を向けということ

第3巻

仕事で一番大事なことは自分には不可能なことを知り認めること
月に石を投げても絶対に当たらない

だけどアメリカ大陸に石をぶつけることはできる
飛行機で行って石を落とせばいいだけのこと

その場所までの最短ルートと最低価格の移動手段を選択すればいい
目指す結果を最低限の時間とコストで達成させる
時間と労力を最も効率よく現金化する
これがビジネスの本質

助成金をうまく利用すれば貯金がなくても起業できるし借金も背負わない

人が走り出しても走らない
じっとしている

みんなが走らなくなったら
走る

成功したかったら世の中の人の逆を行け

履歴書でチェックされるのはその人の常識
社会人で学んできたであろう最低限のマナーがあるかどうか

常識があれば相手が不快に思うことも想像できるはず
誤字脱字を気にしなかったり修正液を使ったりしていると常識がないと疑われる

世の中で本当に大切なルールは明文化されていない
成功する人はそのルールを把握しそれに従って行動できる人のみ

第4巻

最大手のコンビニとタトの違いは品揃えだけじゃない
一番大きな差は客がレジを待つ時間

おそらく他ではお客様を待たせないと指示している

最大手は2人並んだら別のレジを開けると具体的な指示をしている

徹底した膝をする際の一番の障害は常識
常識は人によって様々だから常識に従ってと信じても受け止め方がバラバラ
サービスを徹底する際は常識という言葉は使わずやるべきことを具体的に細かく指示しなくてはいけない

不採用の理由は些細なことが多くて驚きます
例えばコートを着たまま面接室に入った
肘をついて話す
汚れた靴、白いソックス
肘をついて話す
携帯電話を首から下げて面接を受ける
座ったまま挨拶をする

自分で考えて自分で回答を導き出す

自分で考えて

受験勉強とは違い面接には正解がない
正解がないのだから答えを探してたりしても無駄

面接は印象
その人から受ける印象が全て
10分15分で第一印象とは違う人だと思わせるほど話し込むなんてありえない
だからちょっとしたマイナスポイントが大きく結果を左右する

ネットで数分調べればデザインや機能や値段など何でも比較できる
それが賢い買い方と分かっていてもやる人はほとんどいない

大きな買い物でも同じ
人はいつも決めてから悩む

基準がないと比較できないから上手く悩めない
決めると基準ができる

裕福な家庭に育った子供は志で生きて
貧しい家庭の子は野心とお金で生きる

へえと思うタイプはまず成功しない

そうそうと思う人間は成功する
自分で物を考えているから
そうそうと思うのは本に書かれていることと自分の考えが似ているから

本の読み方だけからでもそいつがどれだけ物を考えてるやつか推測できる

漠然とした感情にいるうちは1本も前には進まない
目標を立てて戦略を真剣に自分で考えない限り努力は続かない
俗に言う仕事に夢だのやりがいなの言ってるうちは本当の努力はしないってこと

第5巻

成功の反対は挑戦しないこと

愛情が憎悪に変わり憎悪が愛情に変わることがある
成功が失敗に変わることがあり失敗が成功に変わることもある
つまり愛情と憎悪や成功と失敗はある意味同義語なんだ

世の中の多くの人は何が判定かを分かっていない
だから逆の発想ができない

成功するためには逆の発送が必要

例えば電車でグリーン車が改善された
普通はサービスが向上したと考える
これを逆に考えたら一般席をわざわざ悪いままにしていると考える
これはグリーン車の価値を高めるため
金持ちに気分よく高い金を出させるため

正しく逆の発想することは難しい
思いついたとしてもだいたい間違っている

日本のニュースのほとんどは誰かが自分の都合のために発表したことで何の批判も受けずに流されている
だから常にニュースの逆を発送できれば利益になる情報を得られる
そのために真の逆の発想力は大切

単純に成功の反対は失敗と考える人は
失敗しないように小さな努力をコツコツ積み重ねる
だから小さな成功を軽減している
でも小さな成功は小さいままで消して大きな成功にはならない

大きな成功は失敗を積み重ねてた人だけが得られる

お前が住んでる部屋を中古物件で売り出す場合の宣伝文句を考える
魅力がなくても売るのが営業マンの能力だ

お前の情報は褒めているようでマイナスの情報を伝えている
コンビニは近いというのはスーパーは遠いこと、静かというのは駅から遠いことを同時に伝えている

いい物件なら褒めるところが具体的に浮かぶはず
俺の方は宣伝文句を見てそこでの生活が具体的に想像できるだろ

それに比べてお前のは抽象的な褒め言葉ばかり

大して特徴のない部屋を苦し紛れで褒めているから値引き交渉したら相手も応じる

宣伝なんて褒め言葉ばかりだけどその褒め言葉から本質が推測できる

褒め言葉の常套句が並んでる商品の価値は疑ってかかる
画期的、限定、先着、特別仕様
褒めているつもりで自ら駄目だって白状している

会社の求人票のアピール部分も同じ
若者中心で笑顔が絶えない職場
個性が活かせる
チャンスは無限大
こんな抽象的な言葉があったらまずはその会社を疑え

人が何かを表現する時そこには必ず裏の考えが潜んでいる
笑顔が絶えない職場というのはいい会社なら当たり前のことなのにわざわざ言うのはその会社では当たり前ではないと白状している

世の中で誰かが何かを強調している時その反対が本当は現実なんだ

表の情報から裏の本質を見抜け
表の情報に踊らされると偽物を掴む
これが世の中の真理だ

彼が同級生とばっかり会う理由
それは楽だから
自分と同等かちょっとレベルの低い連中としか会わないのは自分の地位に安心したり優越感を味わいたいだけ

常に上を目指して新しい人脈や新しい発見を追い求める
こういうやつでないと成長はしない

口では大きな夢を語っていても
合ってる人間がずっと同じやつはいつまでも夢を実現できない

何でも問題には答えがあると思ってるでしょ
そこがあなたの欠点だよ

東大出身で受験勉強すごく頑張った人が落ちる罠があって
受験問題と同じように社会での問題も論理的な答えが見つかれば解決すると思っている

人は面接導入的に決定なんてしない
感情だ

もう一つ欠点を指摘する
自分は答えを考えればいいと思ってるね

受験だと学校が問題を用意する
でも社会では誰も用意しない

問題を見つけるのも自分なんだ
自分で問題を探し出して自分で解決策を立てる
それが仕事なんだ

第6巻

人を不自由にするもの
文明が高度化して人々が欲望し行動を左右されるようになったものは具体的に何かわかる

お金でしょ

お金は使わずに生活している人なんていない
社長もサラリーマンも等しくお金をなくさないよう増やそうと必死になっている
お金を得るものが会社しかない人は会社にある程度依存することになる
自分で洗濯したつもりでも人はお金や会社と言った社会の枠組みに選択させられている

自由がいいとか何にも縛られないと意気揚々として会社に楯突いたり起業してみても自由にはなれない
会社という牢屋を出てもお金というもう一人回り大きな牢屋にまだとらわれている

会社のルーでも社員は勝手に根拠があると思っているがサイコロを振るのと同じぐらい適当でいい加減なものが多い
しかし日本の会社員は決まったことをただ鵜呑みにする
昔からそうだからという理由で全く疑うことをしない
そして何の抵抗もしない
ただ黙々と決まっていることと昔からあるルールを遵守する

会社だけじゃなく世の中のルールもそうだ
例えば電車の携帯電話
禁止しているのは日本だけ

一度定着したルールを修正するのは大変だから現状維持のまま放っておく
日本にはそんなルールが山のようにある

要はルールを疑わない奴らはルールを作ったやつらに利用されている

だからまず何事も疑え
会社員ならまずは会社だ

今の日本は臨終が目前に迫っている老人
いつ息を引き取ってもおかしくない

人と同じように国の制度にも寿命がある
国の制度はせいぜい200年しか持たない

今の社会は変化が早いからもっと早い
150年さえ持たないかもしれない

確かに江戸時代は260年近く続いたけれども200年ぐらいで混乱し始め最後に明治維新が起きている

国を潰さずに制度を変えられた国はない

今の日本は新しい制度に作り替えなきゃいけない

法律より影響力があるものが溢れている
携帯電話
パソコンやインターネット
鉄道や飛行機や車
コンビニや電子マネー

アイデアは国の指導で生まれたのではない
民間企業が金儲けに必死に考え出したのだ
会社全体で取り組んでいてもアイディアのもとは一つのグループ
突き詰めればグループの中の個人のアイディア

ドミノ倒しのように世間が変わる

やったことは行動じゃなくて文書で報告して

知らない時が一番のチャンス
無知を恐れずに挑戦したやつが成功するんだ

第7巻

皆さんは面接官であると同時に会社の宣伝マンでもある
面接に来てくれた学生は採用候補者ではあるが一方で同時にお客様です

調べた内容を話しただけで誰かが入ったものを伝えただけだ
所詮誰かの受け売りだよ
僕が聞きたいのはあなた独自の主張だ

大事なことは自分の主張をどう商品化してお金を生むか
お金につながる仕組みを新しく発送するか

仕組みを理解して重要なところを支配した人が一番お金を稼ぐことができる

人が一番成長する時ってどういう時だと思う
人は人に教える時に成長する

第8巻

無意識にしてしまう行動や発言に注意する
例えば自分の会社はうちの会社というか
この会社というかの違い

この会社という人は客観的というより当事者意識が薄い
批判はしても自分が変えようとはせずいつまでも評論家気取り
会社のことを他人ごとのように考えてるやつには組織を任せられない

うちの会社という人には当事者意識がある
会社の問題を自分の問題のように捉えるから責任を持ってどこまでも粘る

誰かが敷いたレールに乗りたいやつはいらない
働くって自分で新しいレールを試行錯誤しながら敷くことなんだ

人参をぶら下げてできるだけ長い時間全力で働かせる制度が年功序列

一方でリストラをしながらもう一方で求人をしている
リストラの情報は世間に流しても求人の情報が流してない
知っているのは転職代理人だけ

求人する余裕があるならリストラはやめろという社会的非難を避けるため

第9巻

靴のメーカーは事業を広げようと調査をしています
セールスマン Aと B が 南の島へ調査に行きました
A はあの島で授業を始めましょう。誰も靴を履いていないからすごい量が売れますと報告しました
B は あの島で靴は売れません。靴を履く習慣がないので無駄です

Aも B も両方 正しい
健全な会社には両方必要
A は挑戦的で行動派
B は保守的で慎重派
両方と答えられた人は客観性がある

どんなベンチャー も創業機は A みたいな人の集まり
でも成功して大きくなるベンチャーには Bタイプの人がいる

50周年だから業績は改善するだろうと仮説を立てたとする
仮説なので正しいかどうか判断をする必要があるが確証バイアスが働いて
仮説が正しいことを証明する情報ばかりが目につくようになる
一部の限定された情報で自分の仮説が正しいと自信を深めてしまう
それが確証バイアス

仮説を反証する情報に注目して現実を観察する
すると創業時を知らない社員にとって50周年が特別な意味を持っていないことがわかる
客にとっては商品と値段しか興味がないから50周年は関係ない
50周年に期待するのはその会社の独りよがり

一度思い込むと確証バイアスでそこから抜け出せず逆にこだわる
50周年と業績に関連はないから業績改善のためには別の方策が必要なのに仮説を否定する証拠は目に入らない

どんな人も気をつけないと自分にとって心地のいい情報だけを集めてしまうもの

自分の仮説を否定する都合の悪い情報を集めて仮説を改善する人になる
それがベンチャー経営者の成功の秘訣

創業時計の違い
創業は会社の立ち上げで経営は会社を大きくし続けること

創業者が経営すると失敗することはよくある
創業する能力と経営の能力は別物だから

創業者に必要な能力はアイディアと行動力

経営に必要な能力は人の能力を見極めて適度な仕事を任せること

失敗する社長は自分が走った記録を自慢するマラソンランナータイプ
成功する社長はたすきを継いだ選手と選んだ自分の目を自慢する駅伝監督タイプ

社長が身の丈にあった経営と考えだしたら会社は衰退する
社長が上を目指さなくなれば会社に上を目指そうとする人が誰もいなくなるから

社員の関心事は日々の業務と自分の生活
会社全体を見渡し成長するための戦略をイメージすることはできない

バカと思われるぐらいの大きな目標と夢を語るぐらいの経営者こそが成功できる

起業しようと思う人は上昇志向や独占欲が人一倍強い
人間の性だからやむを得ない

業績も好調
あなたが次に望むのは何か

尊敬
人は成功すると敬意が欲しくなる
だから社長は敬意を払う社員ばかり重用する
そして社員は内向きになっていく
社長を喜ばすための仕事はお金を産まない

一般的な社員教育は
お客様は神様です
ありがとうございますを忘れずに感謝の気持ちで接しなさい
しかしこの教育法は間違っている

正しい教育法は客からありがとうございますとお礼を言われるぐらい客のために尽くせ

多くの企業が言っているありがとうございますは
サービスが十分でないのを言葉でごまかそうとしているに過ぎない

理想的な店は店員全員がお客を満足させようと工夫していて自分の努力に誇りを持っている
お客からお礼を言われないのはサービスが不十分な証拠
特質と気分になったお客が自発的にお礼を言いに来るようなサービスをして初めて本物のサービスと言える

起業して成功する人に成功するためのマニュアルを誰かから教えてもらおうなんて思う人はいない

私が言ってることは当たり前のことばかり
成功する人には聞くまでもない話だったはず
悪いことは言わないから企業なんてやめなさい

50年後が日本をイメージしないやつは参謀本部にいらない
目の前のことしかできないやつは兵隊でいるしかないんだ
携帯で痛くなければどうすれば勝てるか作戦を考えろ

第10巻

腹を空かして理想も減った車あるか
十分な飯を食えて初めて理想を語れるんだ

誇りを持つって具体的にどういうことか
彼女ができて結婚を申し込む時に彼女の両親に向かって僕はこんな仕事をしていて娘さんを幸せにしますと胸を張って言えること

農業に必要なのは自然を愛する温厚な人でなく
狩りをする気でビジネスに向き合う商売っけのある若者

どういう会社に若い人が転職を希望するか
儲かっていて給料のいいところ
または周りからかっこいいと思われる仕事

彼と握手して握った瞬間に分かったんです
これは働いている手だと

あの弁当屋
売れ筋は500円の弁当だけど800円や900円でよく売れる
それは1200円の弁当があるから
1200円の弁当は1日に5個出るかどうか
しかし売れないからとなくすと無駄は省けても売り上げは下がってしまう
客単価が下がるから

1200円がなくなると客単価が下がるだけでなくこの弁当屋の特別な感じもなくなってたと同じになる
安くして客数を増やそうとしても限界がある
ちょっとした手間と経費を省くだけで結果には大きな差が出る
1200円の商品は明らかに無駄なのだけれども無駄じゃない
お店にとって必要な無駄

会社の経営も同じ
利益を上げる場所だけが必要な部署ではない
必要な無駄と本当の無駄を選別して必要な無駄は残す

赤字になると会社のダメなところが浮かび上がってくる
人間ドックに入って初期の段階で悪い部分を発見できるとそれ以上悪化しないように手術をしたり予防して健康維持に努める

に会社が足りないのが赤字になるというのは体質改善のチャンス
メスを入れて秒数を取り除けば根本から治療できて今まで以上の黒字を長年稼げる会社になれる

赤字になった多くの企業はコピー代や電気代や交際費を削ろうとする
しかしそんなものは会社が赤字になった本当の理由ではない
なのになぜ経営者の多くはそれらを減らそうとするのか
それは経営陣が会社でなく個人の金銭感覚で行動しているから
確かに大企業ならコピー代だけで数千万するから改善すれば1工事にとっては大きな金額を節約できる
しかし会社にしてみればそんなものはニキビ程度の病気でしかない
そこに治療の力を注いでいると病気は悪化し赤字が連続する

細かいことまで指示されると働く気が失せていく

経営する時は個人の感覚は捨てる
組織の感覚で大胆な改革を実行する

どうやったら赤字の会社は元気になるか
改善策はたった一つ
経営者にかかっている
経営者と経営陣がリーダーシップを発揮するしかない
トップが率先して変わった姿勢を見せない限り何も変わらない

経営陣が責任を明らかにして自らの給料を下げる
グリーン車をやめて普通車に乗る
そこまでしたら危機感は部下に伝わる

命令だけで人を動かせるのは軍隊だけ
会社ではそうはいかない
命令や規則で動かそうとすると逆に動かない
みんな感情を持っているから

人は命令では動かない
感情で行動する生き物だから

データは調べずに印象だけで判断すると必ず失敗する
それだけ世の中には間違った情報を元にした意見が多い

みんな国産は安全だと信じ切っているけど可能性として国産の方が外国産よりも危ない
外国産は一定割合で検査をしていて危険なものは除外される
しかし国産はみんなが国産神話を信じているから検査がゆるい

国産じゃないとダメ
無農薬じゃないとダメ
農業は素人にできない
山のように誤信という名のモンスターが日本の農業では暴れまくっている

第11巻

産業化するってどういうことか
産業化するためには労働時間を計って1時間あたり1人でどのくらいの利益が出ているかを計算する

一般的に企業は粗利益の40%を給料として労働者に支払える
大企業の1時間あたりの粗利益は6000円を超える
飲食業でだいたい2000円から3000円
農業はもっと低くて2000円以下
時給800円の賃金も払えないのが農業の現状

戦後農業は大きな技術進歩を遂げた
緑の革命
代表的なのは窒素肥料

小麦は1万年以上1ヘクタールから1トン取るのが精一杯だった
しかも大量の労働力が必要だった

窒素肥料の登場で1ha で7トンも取れるようになった
労働力も削減できて人口の2%で十分になった

多様性を認めてこそ豊かな社会
豊かになればなるほどいろんな生き方があっていいはずなんだ

ビジネスの本質は伝言ゲーム
伝言ゲームがうまくいってる会社は儲かっている

伝言が変化した時途中の人の責任が問われるのはダメな会社
発信者が責任を負うのがいい会社

伝言ゲームは失敗しがちだということを発信者が理解すべき

例えば現場に視察に来た社長が倉庫の一角による山積みの在庫を見て片付けろと命じたとする
工場の責任者は整理整頓ができてないと解釈した
営業担当は安売りしてても在庫を減らせと解釈した
経理担当は価値を安くするようにと仕損品で計上しようとした
誰も社長の真意がわからず社長から理解力がないと思われるのは嫌で結局何もしないことになった

同じことが多くの会社で起きてきて原因は明確なメッセージを発さない社長にある

コミュニケーションが大事と分かっていても誰もそこまで努力はしない
自分の伝え方が悪かったって反省する上司なんてほとんどいない

例えば海外展開としようなんていうのは指示になっていない

伝言ゲームがうまくいくとは社内に自分の分身ができること
社長からスタートしてメッセージが新入社員にまで浸透してる会社は成功する
社員の全員が社長の影武者のように仕事ができるのだから社長が提示した目標へと一直線に進める

理念が立派でもそこを練り直してから起業しないと失敗する

お客さんが家を買いに来る
予算は3000万円
3000万円の物件をいくつも紹介する
これはまさに典型的なダメ営業マン

優秀な営業マンは5000万円の物件も織り交ぜてそこを初めに見せてしまう
お客さんが買えないのは100も承知
でも5000万円を見せる方が客のためにもなる

5000万円のマンションはお客にとっての憧れの物件
3000万円は現実

3000万円の物件しか見せないとどれも似たり寄ったりに見えていつまでも決められない
5000万円を見せた後に同じレベルだけど駅から遠いとかの理由があって3000万円の物件を見せる
そうするとお客はお得な物件だと満足してすぐに決断をする
3000万円だけをたくさん見せるよりもコントラストを聞かせて見せる方が客は決断しやすくなる

ものを売る商売で成功しているところは必ずこの原理を使っている
衣料品の大手量販店
たくさんの色の全部が売れていると思うかもしれないけど売れ筋のシャツは白か黒か紺色
コントラストを聞かせて定番色を買う決断を促している
他の色がないと定番だから今度でもいいと買わない客が多い

これからの日本はもう技術大国なんて言えない
中小企業の技術は世界トップだというのはそうあって欲しいという願望を現実だと思い込んでいるだけ

アメリカのトップの大学は研究成果で特許を取ってその利益を研究費に当てて学校経営に役立てている
日本は東大ですら特許収入が対してない

資源がない日本は技術力だけが唯一の希望
ところがその未来は真っ暗
先端技術の開発競争にことごとく破れ工業製品輸出国としての地位を失い何の特徴もない貧乏国へと没落していく

国の官僚は一度作った組織を簡単には潰さない
天下り先として使えるから
外角団体は特許庁関連団体で4つ
所轄の公益法人で7つ
発明協会は支部が全国に47もある
天下り先を存続させるためになくてもいい仕事を生み出すから日本の特許はややこしいしお金もかかる
特許庁がプールしている剰余金はなんと1490億円
国民の生活と関係ないから監視もゆるくてやりたい放題

特許を取るのって迷路を歩くようなもので弁理士の案内がないと無理
官僚組織って仕事を簡素化でなく複雑化してしまう

頭のいいやつだが自分たちに都合の悪いところは隠してルールを作る
まさにその典型

日本の特許の9割が大企業によって取得されている
日本の投資家は株価の指標として特許出願数に注目している
だから日本のメーカーは必要以上に特許を分割して株価維持対策をしている
日本の特許出願数は世界2位だけれども株価対策のためだけの役に立たない特許がたくさん
確かに日本には優秀な研究者や技術者がいる
けれども国や企業には彼らの能力を活用するシステムがない

第12巻

商売は同じアイデアでも人からもらうのと自分で思いつくので全然違う

近くにあるものがダメで遠くにあるものがいいと思ってしまう習性が人にはある
冷静に比較できなくて海外ブランドの方が国内ブランドよりも上等に思えたり
海外のスポーツ選手の方が強いと思うのはそのせいだ

だから自分が普段から何度も考えてることは退屈で珍しくないと決めつけてしまう
新しいビジネスを考える時も自分が今まで思いつきもしなかった新しいものを追い求めてしまう

しかしその思考法は間違っている
飽き飽きするほど考えていることほど価値がある
答えは自分の身近にある場合が多い
大抵の宝の山は足元に眠っている

ペンチを立ち上げるなら今までの経験を生かした利息で始めなきゃ成功しない
新規のアイデアだと自分では思っても必ず先行者はいる
思いついたばかりのアイデアなら先行者に叶わない
自分にとって特別なアイディアとはよく考えられていないアイディアということ
飽き飽きするような利息のアイディアこそがお金を生み出せるアイディア

特許を分かりやすく検索できるサイトを立ち上げてそこに集まった技術者に変色紹介すれば収益を上げられる

ほとんどのベンチャーは社員を自分より年下の若い人だけにしようとする
みんなが若い初めのうちはいいが創業メンバーが50代になった頃に会社は傾き始める
アイディアのある若い社員には意見を言えない雰囲気が出来上がったりする
その時期に会社の年齢構成を変えようとしても手遅れ
だから初期から色々な年代の才能を活用できる組織を作る

特許情報と論文情報無料で検索できるためサイトに研究者が来る
その研究者の転職をサポートして手数料をもらう
すでにある技術者に特化して転職エージェントの違いは
情報の扱い方が違う
特許情報の持つ価値を理解して最大限に活用する
東京情報は貴重な個人の技術情報の方向
トップ情報を整理すると各研究者の研究実績がわかる

企業が新技術開発のために中途採用する技術者を探す場合
僕なら他業種から技術を持つ転職希望者を見つけ出す
例えば LED の開発者を電気メーカーに転職させるとか

特許や論文を無料で検索するためには会員登録をしてもらう
名前や住所はそれだけだと意味を持たない
個人情報と転職者の能力が結びついた時その情報は役立つものになり転職活動がしやすくなる

目標と計画を混同してはいけない

計画とは目標へのアプローチ方法
目標を実現するために計画が必要となる

失敗の多くは目標を計画と勘違いすること
この典型例は日本軍の敗戦に現れている

島を守るという目標を計画と混同した
具体的な計画を持たない日本軍は精神力だけを武器に無謀な戦いを続け犠牲者が増えた

目標がゴール地点だとすれば
そこへの行き方を示す地図が計画書になる
常に最短ルートで行けると期待するのではなく道に迷ってもゴールまで行く準備をするのが計画

売上目標を掲げるのは計画書ではない
その売り上げを達成するために新規顧客の開拓法をもう1回限り計画書に書く

戦中戦後の貧しさを知る日本人にとって収入が安定しているサラリーマンは理想の将来像だった
自営業者は子供が後を継ぐことを望まなかった
大学まで行かせてサラリーマンにしたいと願った

大学を出てサラリーマンになる
この一般道だけが進む道だと思うから就職氷河期だと勘違いする
道なんていくらでもある
働いて生きていく道はサラリーマンの他にもある
そう思えば就職氷河期なんて存在しない

勝つためにはまず知ることだ
情報を集めて正確に分析し戦略を立てろ

マスコミに騙されなくなるテクニック
マスコミはデータの一文だけに注目させる
データの分子だけに注目させる
騙されない人間になるためにはデータの分母を見る人間になれ

例えば宝くじ
パワースポットだと評判になって長蛇の列ができる売り場がある
毎年のように高額当選者が出て評判は本当だと信じる人がいる
分母を考えればその売り場がパワースポットでも何でもないことがすぐわかる

宝くじの還元率は50%しかない
運営者がどれだけ儲かるか想像しろ

人に相談してるから内定が出ないんだ
何のために東大行った
自分で考えるためだろうが
自分で考えず人に対策聞いてるばっかりのやつなんて企業にはいらない
そんなやつはただのロボットだ
働いてる人には一目でわかる
こいつは教わった通りプログラム通りしか動かないやつだって
企業は欲しいのはロボットじゃなくて人だ

野次馬に国は変えられない
国を変えたならコロンブスになれ

周りと同じ意見のうちはコロンブスにはなれない
自分で考え信念を持って行動する人間になれ

国民が賢くなりすぎると国は困る
いつまでもバカで間抜けていてもらう方がいいんだ

第13巻

仕事とは信頼の連鎖を作っていくこと

自分のラグビーと鉄しか知らない
それはつまり世の中を器用に渡って金儲けはできないということ
娘さんには会社の給料しか渡せない

立って半畳寝て1畳
人間暮らしていくのにそれで十分という意味
娘たちには質素倹約慎ましい生活を心がけるように教育してきた

おかしいな投資になるんでしょ
自分じゃマンション買ってないのおかしくない

今の時代若いうちにマンションや一戸建ての不動産を買うと
将来損をする可能性が高く
お金持ちにはなれない

サラリーマンが給料以上にお金持ちになるには投資をするしか方法はない

家を買うなら老後にローンを組まずに買います

昔とは金持ちになるための鉄則が変わった
借金して自宅となる不動産は買わない

株の信用取引
取引する額の30%を保証金にして実際に持っている以上の金額で株の売買をすること
例えば手持ちの現金が200万円しかなくても400万円を借金して株の取引ができる

そこまでして株の取引をする
借金をしてまで株をするなんて恐ろしい

ローンで家を買うのも同じ仕組み
500万円は貯金にして3000万円の物件を買ったりするけど
頭金で総額の30%も用意しなくていいのだから株の信用取引よりもリスクは大きい

だったらどうして家を買うのか
みんな得すると思うから家を買うんではないのか

昔は得をしたんだ
購入価格とローンの金利を合わせたよりも土地が値上がりした場合は得をする

日本ではバブル崩壊前まで土地の値段は40年近く上がり続けた
土地は株なんかよりもずっと確実な投資対象だった
確実に値上がりするなら借金を背負っても投資した方が儲かる
でもバブル崩壊とともにマイホーム神話も崩壊して株よりも危険な商品になった

そんな時代に30年ローンを組むとどうなるか
30年後なんて予測不可能
この国がどうなってるかわからないのだからリスクは小さくしておかないといけない

中のほとんどの人は真実よりモヤモヤした神話を信じる

例えばコレステロールは動脈硬化の原因
心臓部用を恐れるあまりコレステロールを下げてスリムになる方が長生きできると信じている
ところが最近の研究ではコレステロール申し上げることで心臓病の予防はできるがうつ病や癌になる危険性は増えることがわかっている
心臓病を予防して花火を気になるのは本末転倒もいいところ

こんな情報ネットですぐ見つけられる
でもみんな気づかない
一度広まったもやもやした神話はが頭の中に座っていて新しい情報に更新されない

モヤモヤした神話に振り回されると損をする

逆に世の中にはびこるモヤモヤした神話を探す
そこで逆の行動したものだけが大きな成功を手に入れられる
お金持ちになるポイントはそこ

サラリーマンの給料で投資してもたかが知れている
ベンチャーの初期メンバーは上場したら莫大な資産を手に入れられる
今の日本で金持ちになっている人はみんなこのパターン
これ以外の方法でお金持ちになろうと考えたってうまくはいかない

日本ではサラリーマンは金持ちになれない

大事なのはルールをうまく利用してしたたかに行きながらちょっとずつ変えていくこと

金儲けを必死にするというのは宗教と同じ
深く信じるというリスクを取ったものだけが金持ちになるというリターンを得られる

神は幻想
お金も幻想
お金という幻想を拠り所とするのがお金儲け宗教

世俗はお金持ち宗教の権利で動いてることが多い
お金儲け宗教にとっては気候変動も戦争も全てがお金持ちになるチャンス
煩悩がお金持ち宗教に入信する条件

世俗の中に飛び出していくリスクを厭わないものだけが入りターンを得ることができる
世俗の影響を受けずに行きたいならローリターンを受け入れろ

ローリターンでいいというやつは金持ちになろうと思うな
今の生活で満足する術を覚えろ

ハイリスクを嫌うなど信仰心の浅い証拠
金儲けするには深い信仰心が必要
信仰心のないものが困った時に助けてもらうなんて都合が良すぎる
金持ちになるには日頃の信心が大切

何を見ても
新しいビジネスになるんじゃないか
もっと効率的に設けられるんじゃないか
と考えてもがき苦しめ

中途半端な覚悟とアイデアでは死ぬ

リスクを取ったものだけが生き残れる

よく観察して考えてみろ
公務員やサラリーマンになることは本当にローリスクか
ベンチャーの社長や自営業者になることは本当にハイリスクか

ローリスクなつもりでハイリスクな選択をし
ハイリスクだと思ってローリスクなものを見逃していないか

医療問題って病気になって気づくことがほとんど
健康な時に相当しないとダメ

変更と命が人質に取られていると何でもしちゃいそう
どんな人間でもその部分が一番弱い

第14巻

今の日本ができたのはいつ
第二次世界対戦後ではない
戊辰戦争
薩長を中心とした明治の新政府と旧幕府の戦い

国の形が作られるのは常に内戦
アメリカでは南北戦争
日本では戊辰戦争

戊辰戦争に勝った西日本には多くの教育機関が配置された
九州の人口は1300人だが10の医学部がある
人口が1302万人の埼玉と千葉にある医学部は3つ

真のかっこよさ
それは自立していること
国にも会社にも周りにも依存せず自分の力で生きること

本当にいい医者とはいつ誤診してもおかしくないと危機感を持って何重にもチェックする

ここのラーメン屋は味よりも先なんで値段を決めている
それが商売の基本

ビジネスを成功させる鍵は値段の決め方にある
極端な言い方をすれば値段が全てでそれ以外のことは後回しでいい

でもラーメン屋を開業するほとんどの人はその基本を守らず別のものを優先する
味です

ラーメン屋でも他のビジネスでも成功するためには
値段と場所と品質の順番で決めなくてはいけない

最初に値段と答えられる人はほとんどいない
そこそこビジネスセンスがある人は場所と答える

国のシステムだからと言って論理的に決定されるわけではなく
声の大きい人の意見で全てが決定される

医療費の削減こそが国を衰退させて滅ぼす

日本の自動車産業は約20兆円で従事者は500万人
医療は31兆円で従事者は300万人

お金ってものだけでなく時間も買うことができる

本当にどの医者も同じ技術を持っていると思いますか
能力なんてばらつきがあるに決まっている
日本は医者の情報がオープンになっていないから特別なルートを持つ金持ちだけがいい医療を受けている
情報が手に入る金持ちだけが割安でいい医療を受けている

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